公益社団法人 日本アロマ環境協会(AEAJ)が主催する民間資格で、アロマテラピーに関する基礎知識を問う検定です。
初心者でも挑戦しやすく、アロマの基本から、安全な使い方、心身への影響などを学ぶことができます。
検定に合格すると「アロマテラピー検定1級・2級」の資格が取得可能です。また、1級合格後にAEAJへ入会すると「アロマテラピーアドバイザー」の資格を申請できるため、より専門的な資格へのステップアップにもつながります。
■主催
(社)日本アロマ環境協会
受験資格と難易度
受験資格
受験資格の条件
- 年齢・学歴・職歴に関係なく、誰でも受験可能
- 2級・1級のどちらからでも受験できる(同時受験も可能)
- 1級に合格すると「アロマテラピーアドバイザー」へのステップアップが可能
受験におすすめの対象者
- アロマテラピーを日常生活に取り入れたい人
- 美容・リラクゼーション・健康業界で働きたい人
- アロマに関する基礎知識を身につけ、資格を取得したい人
- サロン・スパ・介護・医療・福祉分野で活かしたい人
試験の難易度
アロマテラピー検定は、基礎知識をしっかり学べば合格しやすい試験です。
試験は**マークシート方式(択一式)**で、合格基準は80%以上の正答率となります。
試験の合格率と難易度比較
資格名 | 出題範囲 | 難易度 | 合格率 |
---|---|---|---|
2級 | アロマの基礎(歴史・精油の使い方・安全性) | 易しい(初心者向け) | 90%以上 |
1級 | 2級+精油の成分・健康への影響・ブレンド技術 | 普通(基礎知識が必要) | 80~90% |
- 2級はアロマの基本を学べば合格できるレベル(趣味で学ぶ人にもおすすめ)
- 1級は精油の成分や健康管理に関する知識が必要だが、しっかり学習すれば初心者でも合格可能
- 筆記試験のみ(実技なし)のため、知識を覚えれば十分合格できる
試験内容
試験は2級と1級があり、どちらも筆記試験(マークシート方式)で行われ、合格基準は80%以上の正答率となります。
試験形式
試験級 | 試験時間 | 問題数 | 試験形式 | 合格基準 |
---|---|---|---|---|
2級 | 30分 | 30問 | マークシート(択一式) | 正答率80%以上 |
1級 | 35分 | 50問 | マークシート(択一式) | 正答率80%以上 |
- 2級と1級は同時受験が可能
- 1級の試験範囲には2級の内容が含まれる
試験内容(出題範囲)
2級の試験範囲(初心者向け・基礎レベル)
アロマテラピーの基本知識
- アロマテラピーの定義と役割
- アロマテラピーの歴史(古代~現代)
- 精油(エッセンシャルオイル)の基本的な知識
精油の種類と特徴(17種類)
- 精油の名称・香り・主な成分・作用・使い方
- 精油の安全な使用方法(注意点・禁忌事項)
アロマテラピーの実践
- 精油の利用方法(芳香浴・沐浴・トリートメントなど)
- 日常生活への取り入れ方(ルームスプレー・手作りコスメなど)
- 精油の選び方と保存方法
健康とアロマテラピー
- リラックス・ストレス解消に役立つ精油
- 風邪予防・免疫力アップのためのアロマ活用法
- 肌や髪のケアに適した精油
1級の試験範囲(応用・実践レベル)
1級の試験範囲には、2級の内容に加えて、より深い知識が問われます。
精油の種類と特徴(30種類)
- 精油の主成分と作用
- 吸収経路(皮膚・呼吸・嗅覚からの吸収メカニズム)
- 精油の相互作用とブレンド方法
アロマテラピーと健康・美容
- ストレス・疲労回復・睡眠の質向上に関するアロマ活用法
- 自律神経やホルモンバランスとアロマの関係
- アロマを活用したスキンケア・ヘアケア・ボディケア
アロマの安全性と法律
- 精油の禁忌事項(妊娠中・高血圧・皮膚疾患など)
- 精油の品質と安全管理(純度・酸化・劣化について)
- 日本におけるアロマテラピー関連の法律(化粧品・医薬品・食品との違い)
精油の香りテスト(嗅ぎ分け問題)
1級・2級ともに、精油の香りを当てる問題が出題されます。
この試験では、試験前に郵送される「香りサンプル(ムエット)」を使って、香りを記憶する必要があります。
試験級 | 出題される精油の数 |
---|---|
2級 | 17種類の中から数問出題 |
1級 | 30種類の中から数問出題 |
香りの覚え方のポイント
- 精油を1つずつ嗅ぎ、特徴をノートにまとめる
- 似た香りの精油を比較しながら覚える(例:柑橘系・フローラル系)
- 香りを嗅ぎながら、精油の名前を声に出して覚える
試験対策
公式テキストを活用して基礎知識を身につける
AEAJ公式の**「アロマテラピー検定 公式テキスト」**が、試験対策の基本です。
- テキストの重要ポイントを整理し、ノートにまとめる
- 専門用語や精油の特徴を暗記する
- 過去問や模擬試験を解いて、出題傾向に慣れる
精油の香りを覚える(香りテスト対策)
試験では、精油の香りを当てる問題が出題されるため、香りの識別練習が必須です。
AEAJから事前に送付される**「香りサンプル(ムエット)」を活用**し、何度も嗅ぎながら覚えましょう。
香りテスト対策のポイント
- 精油を1つずつ嗅ぎ、特徴をノートに記録する
- 似た香りの精油をグループ分けして覚える(柑橘系・フローラル系・ウッディ系など)
- 香りを嗅ぎながら、精油の名前を声に出して覚える
- 家族や友人に協力してもらい、ブラインドテストを行う
精油の分類(覚えやすいグループ分け)
カテゴリー | 代表的な精油 |
---|---|
柑橘系 | オレンジ・レモン・グレープフルーツ・ベルガモット |
フローラル系 | ラベンダー・ローズ・ネロリ・ジャスミン |
ハーブ系 | ローズマリー・ペパーミント・クラリセージ |
ウッディ系 | サンダルウッド・シダーウッド |
スパイス系 | ブラックペッパー・シナモン |
過去問や模擬試験を解いて試験形式に慣れる
AEAJ公式テキストには模擬問題が掲載されているため、実際に解いて試験の流れをつかみましょう。
- マークシート方式の問題に慣れる
- 試験時間を測りながら問題を解く(時間配分の練習)
- 間違えた問題を復習し、苦手分野を克服する
実生活でアロマを使いながら学ぶ
- ディフューザーやアロマスプレーを作って、精油を日常生活に取り入れる
- 入浴やマッサージに精油を活用し、効果を体感する
- 家族や友人にアロマの使い方を説明することで、知識を定着させる
精油の禁忌事項をしっかり覚える
試験では、精油の安全な使い方や禁忌事項(使用を避けるべきケース)についても出題されます。
- 妊娠中に使用を避ける精油(ジャスミン・クラリセージ・ローズマリー など)
- 高血圧の人が避けるべき精油(ローズマリー・タイム など)
- 皮膚刺激が強い精油(シナモン・クローブ・レモングラス など)
取得後に出来ること
日常生活でアロマを活用できる
自分や家族の健康管理に活かす
- ストレス緩和やリラックスのためのアロマ活用
- 体調管理(風邪予防・免疫力アップ・快眠対策)に役立つブレンド
- スキンケア・ヘアケア・ボディケアに適したアロマの使用
生活空間を快適にする
- ルームフレグランスとしてアロマディフューザーを使用
- 虫除けスプレー・消臭スプレーの手作り
- アロマキャンドル・バスソルト・石鹸の作成
アロマの知識を家族や友人に伝える
- 身近な人に適したアロマの選び方をアドバイス
- 自宅でアロマワークショップを開く
アロマ関連の仕事で活かす
美容・健康・リラクゼーション業界での活用
- エステサロン・スパ・リラクゼーション施設での施術に活用
- 美容・健康関連の職場で、アロマの知識を提供
- 整体・ヨガ・ピラティスなどのリラクゼーション業務で活用
販売・接客業での活用
- アロマ専門店・雑貨店での販売アドバイス
- ハーブショップや自然食品店での接客に活かす
- ホテルやカフェのサービス向上のためにアロマを導入
上位資格へのステップアップ
アロマテラピーアドバイザー(1級合格+AEAJ入会)
- アロマに関する正しい知識を伝えるアドバイザーとして活動
- アロマ関連の仕事で資格を活かせるようになる
アロマインストラクター・セラピスト(上位資格)
- アロマ講師としてスクールやワークショップを開催
- プロのセラピストとしてサロン開業・施術を行う
- 医療・介護分野でのアロマテラピー活用
アロマ関連の講師・ワークショップ開催
講師活動・セミナー開催
- カルチャースクールや公民館でのアロマ講座開催
- 企業向けアロマ講習(ストレスケア・集中力向上など)
- 子ども向けのアロマクラフト教室(石鹸・キャンドル作り)
オンライン講座やブログ運営
- YouTubeやSNSでアロマ情報を発信
- オンラインでアロマ講座を開講
- アロマのレシピ・使い方を紹介するブログ運営
独立開業・アロマ関連商品の企画・販売
アロマショップやサロンの開業
- アロマ専門店の運営・オリジナルブレンド精油の販売
- リラクゼーションサロン・アロママッサージの提供
- オンラインショップでのアロマ関連商品の販売
アロマを使ったクラフト製品の制作・販売
- アロマスプレー・バスソルト・オイルのハンドメイド販売
- オリジナルのアロマブレンドを企画・販売
介護・医療・福祉分野での活用
介護施設・医療機関でのアロマ活用
- 高齢者施設でのリラクゼーション目的のアロマ導入
- 病院やクリニックでのアロマ活用(ストレス軽減・快眠サポート)
- 介護職員向けのアロマ講習・ハンドマッサージの提供
アロマテラピー検定資格のメリット
- 初心者でも取得しやすく、日常生活にすぐ活かせる
- アロマの正しい知識が身につき、安全に活用できる
- 美容・健康・リラクゼーション業界でのスキルアップに役立つ
- 上位資格を取得することで、アロマの専門家として活動可能
- 講師・販売・施術・独立開業など、多彩なキャリアの選択肢がある
美容・ファッション系資格一覧
和裁技能士
美容師
理容師
きものコンサルタント一般認定試験
きものプロスペシャリスト
和裁検定試験
洋裁技術検定
パターンメーキング技術検定試験
毛糸編物技能検定
ファッションビジネス能力検定
ネイリスト技能検定試験
メイクアップ検定試験
IBF国際メイクアップアーティスト認定試験
調香技術士
ネイルスぺシャリスト技能検定試験
パーソナルカラー検定
色彩技能パーソナルカラー検定
グランビューティセラビスト
エステティシャン(AEA)
トータルビューティーセラピスト資格
エステティシャン(日本エステティック協会)
IBC検定
ABC協会認定ブライダルプランナー検定
美肌セラピスト
認定ウエディングスペシャリスト(CWS)
カットフラワーアドバイザー
ヨーロピアンフラワーデザイン
色彩心理額療法士
マインド・ボディ・セラピスト
箱庭心理セラピスト
整体療法士
カイロプラクター
療術師
整体セラピスト検定
日本予防医学療術協会認定 整体療術師
日本MTC療術師協会認定資格 整体師
整体セラピスト
JREC認定リフレクソロジスト認定試験
IFR認定リフレクソロジスト資格
JHRS認定リフレクソロジスト資格
JHRS認定フットセラピスト
IAI認定インテグレーターライセンス資格
台湾式リフレクソロジスト
フーレセラピスト
アロマビューティーセラピスト
漢方養生指導士
環境セラピージュニアセラピスト認定資格
ベビーセラピスト
ベビーマッサージインストラクター
ハーブ検定
ハーブコーディネーター
ロミロミセラピスト
アロマテラピー検定
アロマコーディネーター認定試験