Adobe 製品に関する高度な知識とスキルを証明する公式資格です。主にデザイナー、フォトグラファー、映像クリエイター、Web 制作のプロフェッショナル向けの資格として認知されています。
主な特徴
- 対象製品ごとの認定試験
Photoshop、Illustrator、Premiere Pro など、特定の Adobe 製品に特化した試験が用意されています。 - 公式資格としての信頼性
Adobe 社が認定するため、スキルの証明として履歴書やポートフォリオに記載でき、業界での評価向上につながります。 - 試験はオンラインまたはテストセンターで受験可能
近年では、オンライン試験(OnVUE システム)による受験も可能です。
取得のメリット
- Adobe 製品の専門知識が証明できる
- 就職や転職でアピールできる
- フリーランスや講師活動にも有利
■主催
アドビシステムズ(株)
受験資格と難易度
受験資格
アドビ認定エキスパート(ACE)資格には、特別な受験資格や事前条件はありません。誰でも受験可能ですが、試験は実践的な内容が多いため、以下のようなスキルや経験が推奨されます。
推奨スキル・経験
- Adobe 製品の実務経験(1~2 年程度)
- 試験対象のソフトウェアの基本~応用操作の理解
- 業務レベルのデザイン・編集スキル
- 公式トレーニングやオンライン教材での学習経験
難易度
試験の難易度は、ソフトウェアの習熟度や実務経験によって異なりますが、一般的には 中級~上級レベル と言われています。
難易度の目安(Adobe 製品別)
製品名 | 難易度(目安) |
---|---|
Photoshop | ★★★☆☆(中級) |
Illustrator | ★★★☆☆(中級) |
Premiere Pro | ★★★★☆(やや難) |
After Effects | ★★★★☆(やや難) |
InDesign | ★★★☆☆(中級) |
Adobe XD | ★★★☆☆(中級) |
映像系ソフト(Premiere Pro・After Effects)は、特に専門的な知識が求められるため難易度がやや高めです。
試験内容
各 Adobe 製品ごとに異なるものの、基本的には 実践的なスキルやツールの知識を問う内容 になっています。
試験の基本構成
- 試験時間: 約 60~90 分
- 出題形式: 選択問題(Multiple Choice)、シナリオベース問題
- 出題数: 約 50~60 問
- 合格基準: 約 65~75%(試験ごとに異なる)
- 試験範囲: ソフトウェアの基本操作・機能・ワークフロー・実践的な応用
主要な Adobe 製品の試験内容
1. Photoshop(フォトショップ)試験内容
難易度:★★★☆☆(中級)
試験範囲の例:
- ワークスペースと環境設定
- 画像のレタッチと修正(ヒーリングブラシ・スタンプツール など)
- 選択範囲とマスクの操作(クイック選択ツール・ペンツール など)
- レイヤーとブレンドモードの活用
- 色調補正とフィルターの適用
- スマートオブジェクトと非破壊編集
- 画像の書き出しとファイル形式の理解
2. Illustrator(イラストレーター)試験内容
難易度:★★★☆☆(中級)
試験範囲の例:
- ベクターグラフィックの基本概念
- ペンツール・シェイプツールの操作
- カラーとグラデーションの適用
- レイヤーとオブジェクトの管理
- テキストのデザインとアウトライン化
- エフェクトとアピアランスの使用
- 印刷用と Web 用の書き出し設定
3. Premiere Pro(プレミアプロ)試験内容
難易度:★★★★☆(やや難)
試験範囲の例:
- タイムラインとシーケンスの操作
- カット編集・トランジション・エフェクトの適用
- キーフレームアニメーションの作成
- カラー補正と Lumetri カラーの活用
- 音声編集とオーディオミキシング
- エクスポート設定とコーデックの理解
- ワークフローの最適化
4. After Effects(アフターエフェクト)試験内容
難易度:★★★★☆(やや難)
試験範囲の例:
- コンポジションとレイヤーの設定
- キーフレームアニメーションの作成
- マスクとトラックマットの活用
- エクスプレッションの基本
- 3D レイヤーとカメラの操作
- モーショングラフィックスの基礎
- 書き出しとレンダリング設定
5. InDesign(インデザイン)試験内容
難易度:★★★☆☆(中級)
試験範囲の例:
- ページレイアウトとマスター ページの活用
- テキストのスタイル設定(段落スタイル・文字スタイル)
- 画像とオブジェクトの配置と管理
- カラー設定とプリント用の準備
- インタラクティブ PDF の作成
- EPUB や HTML5 形式への書き出し
6. Adobe XD(エックスディー)試験内容
難易度:★★★☆☆(中級)
試験範囲の例:
- UI/UX デザインの基本概念
- アートボードとグリッドの活用
- プロトタイピングとインタラクション設定
- 共有とフィードバックの受け取り方
- デザインコンポーネントの活用
- Adobe Creative Cloud との連携
試験のポイントと対策
- 実際にソフトを使って試験範囲の機能を習得する
- 単なる暗記ではなく、実践的に使いこなせるようにする。
- 模擬試験を活用して問題形式に慣れる
- Pearson VUE などの試験提供サイトでサンプル問題を確認。
- 公式の学習リソースを活用する
- Adobe の公式チュートリアルや YouTube の解説動画を見る。
- 最新バージョンの機能をチェックする
- Adobe 製品は頻繁にアップデートされるため、試験前に変更点を確認する。
試験対策
1. 公式の学習リソースを活用する
Adobe は公式の学習教材を提供しているため、これを活用するのが 最も効率的な勉強方法です。
主な学習リソース
- Adobe公式チュートリアル
- Adobe Learn(無料の公式学習サイト)
- Adobe Creative Cloud の公式ヘルプ
- 各製品の最新機能や操作方法を詳細に解説
- Adobe 認定試験ガイド(Exam Guide)
- 試験の出題範囲が記載されている公式ドキュメント(Adobe 公式サイトでダウンロード可能)
2. 実際にソフトを使って操作を習得する
ACE 試験は 知識だけでなく、実際に Adobe 製品を使いこなせることが重要 です。
効果的な学習方法
- チュートリアル動画を見ながら操作を真似する
- 公式の課題プロジェクトを実際に作成する
- 無料のテンプレートや素材を使って練習する
- 可能なら実務レベルのプロジェクトを作成してみる
3. 模擬試験を受けて試験形式に慣れる
ACE 試験は 選択式(Multiple Choice)やシナリオベースの問題が中心 なので、模擬試験を活用して慣れておくことが大切です。
おすすめの模擬試験・学習プラットフォーム
- Adobe 公式の模擬試験(Exam Guide に記載あり)
- Udemy や LinkedIn Learning の有料模擬試験コース
- YouTube の無料模擬試験動画
- Pearson VUE(試験提供元)のサンプル問題
ポイント:
- 試験と同じ時間制限(60~90分)で模擬試験を解く
- 間違えた問題の解説を読んで理解を深める
- 得点率が 80% 以上になるまで繰り返し挑戦する
4. 試験範囲を重点的に学習する
ACE 試験は Adobe 製品の基本操作+実践的なワークフロー に関する問題が多いです。
試験範囲の確認方法
- Adobe の Exam Guide をダウンロード(出題範囲が詳しく記載されている)
- 最新バージョンのアップデート内容をチェック
- ACE 試験は 最新バージョンの機能も出題対象 になるため、定期的なアップデート内容を確認しておく。
- よく出るテーマを優先的に学習する
- Photoshop:選択範囲、マスク、レイヤースタイル
- Illustrator:ペンツール、パスファインダー、エフェクト
- Premiere Pro:カット編集、カラー補正、エクスポート設定
- After Effects:キーフレーム、マスク、エクスプレッション
5. 試験直前の対策
試験の直前は、次のような 確認ポイントを重点的に押さえましょう。
試験前日の確認リスト
- Exam Guide を読み直して、試験範囲を再確認する
- 模擬試験を 1 回解いて、苦手な部分を復習する
- 試験で使う PC の環境(ネット接続、マイク、カメラ)をチェックする(オンライン受験の場合)
- 十分な睡眠をとり、万全の体調で試験に臨む
6. 本番試験のポイント
試験当日は 焦らず、冷静に解答することが重要 です。
本番での解答テクニック
- 時間配分を意識する(1問 1~2分以内で解く)
- 確実にわかる問題から解答し、難しい問題は後回しにする
- 不明な問題は消去法を使って解答する(明らかに間違っている選択肢を除外)
- 見直しの時間を確保し、ケアレスミスを防ぐ
取得後に出来ること
1. キャリアアップ・転職に有利
ACE 資格は、デザイン・映像・Web 制作業界でのスキルの証明 になるため、履歴書やポートフォリオに記載することで、企業からの評価が高まります。
活かせる職種の例
- グラフィックデザイナー(Photoshop / Illustrator)
- Web デザイナー(Photoshop / Adobe XD)
- 動画編集者・映像クリエイター(Premiere Pro / After Effects)
- DTP デザイナー(InDesign)
- UI/UX デザイナー(Adobe XD)
- マーケティング・広告担当(Photoshop / Illustrator / Premiere Pro)
ACE を取得することで、実務レベルのスキルがあることを証明できるため、転職や昇進に役立つ 可能性があります。
2. フリーランスや副業での活躍
Adobe 製品のスキルは、フリーランスや副業で仕事を受ける際のアピールポイント になります。
フリーランスでの活用例
- クラウドソーシングサイトで案件を獲得
- ランサーズ、クラウドワークス、Upwork などでデザイン・動画編集の案件を受注
- YouTube や SNS 向けのデザイン・映像編集
- 企業や個人向けのサムネイル・動画編集業務
- オンライン講師としての活動
- Udemy や YouTube で Adobe 製品のチュートリアルを配信
- デザイン制作の受注
- ロゴデザイン、名刺デザイン、チラシ・パンフレット制作など
特に、「Adobe 認定エキスパート」としての肩書きを活用することで、クライアントからの信頼を得やすくなる のがメリットです。
3. Adobe 認定のトレーナー(講師)になれる
ACE 資格を持っていると、Adobe Certified Instructor(ACI) という公式認定講師 の資格取得が可能になります。
Adobe 認定講師(ACI)とは?
- Adobe 製品の公式インストラクターとして活動できる
- 企業研修や専門学校での講師の仕事が可能
- 自分のスクールやオンライン講座を開講できる
ACE 取得後に 指導経験を積み、ACI 資格を追加で取得すると、講師としてのキャリアを築くことができる ため、教育分野での活躍も可能になります。
4. 企業やクライアントとの信頼性向上
ACE 資格は Adobe 社が認定する公式資格 なので、企業やクライアントに対して 「プロフェッショナルである」という信頼性を示す ことができます。
信頼性が向上するシーンの例
- 企業のデザイン・制作部門で昇進の際の評価材料になる
- クライアント向けのプレゼンテーションで「Adobe 認定エキスパート」の肩書きを提示
- 自社の Web サイトやポートフォリオで資格をアピールし、受注率アップ
特に、競争の激しいデザイン・映像業界では、資格を持っていることで他のクリエイターと差別化できる のが大きな利点です。
5. スキルアップや最新技術の習得
ACE 資格を取得することで、Adobe 製品の最新機能やワークフローを深く理解することができる ため、日々の業務や制作に役立ちます。
スキルアップのメリット
- ソフトの高度な機能を効率よく活用できる
- 最新バージョンの変更点や新機能を常に把握できる
- 実務での作業スピードが向上し、効率化が図れる
ACE 資格を維持するためには、最新の Adobe 製品に対応し続ける必要があるため、常にスキルを磨くモチベーションになる のも大きな利点です。
デザイン系資格一覧
POP広告クリエイター
レタリング技能検定
色彩検定
カラーコーディネーター検定試験
DTP検定
クロスメディアエキスパート
マルチメディア検定
DTPエキスパート
IIIustratorクリエイター能力認定試験
Photoshopクリエイター能力認定試験
アドビ認定エキスパート(ACE)
アドビ認定プロフェッショナル(ACP)
映像音響処理技術者資格認定
CGクリエイター
インテリアプランナー
キッチンスペシャリスト
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家具検定
照明コンサルタント
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美術検定
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椅子張り技能者
ジュエリーコーディネーター
GG(Graduate Gemologist)
デコレーター技能検定