イベント業務管理者

イベントの企画・運営・管理に関する専門知識と実務能力を証明する資格です。イベント業界において、安全で効果的なイベント運営を行うプロフェッショナルを育成することを目的としています。

【資格の目的】

  • イベントの企画・制作・運営に関する総合的な知識を身につける
  • 安全対策・リスク管理・法律知識を習得し、イベント業務を円滑に進める
  • イベント業界でのキャリアアップを目指すための専門資格

【資格の特徴】

  • イベント業界唯一の公式資格(JACEが認定)
  • 民間資格だが、業界での信頼度が高い
  • イベントの企画・運営・安全管理に関わる人材に求められる知識を習得できる

主催
(社)日本イベント産業振興協会

受験資格と難易度

受験資格

試験区分 受験資格
基礎検定 受験資格なし(誰でも受験可能)
管理者検定 基礎検定合格者のみ受験可能

受験資格の詳細

  • 基礎検定は、未経験者や学生、イベント業界初心者でも受験可能。
  • 管理者検定を受験するには、基礎検定の合格が必須。
  • イベント業界での実務経験があると、管理者検定の試験対策がしやすくなる。

試験の難易度

試験区分 難易度 合格率 難易度のポイント
基礎検定 易しい~普通 約70~80% 公式テキストの学習で合格可能
管理者検定 普通~やや難しい 約50~60% 記述式問題があり、論理的な説明力が必要

基礎検定の難易度(易しい~普通)

  • 公式テキストをしっかり学習すれば、未経験者でも合格可能。
  • 基本的な知識を問う択一式(マークシート)試験なので、暗記が得意なら有利。
  • イベントの企画・運営・安全管理の基礎知識が中心。

管理者検定の難易度(普通~やや難しい)

  • 記述式・論述式の問題があり、論理的な説明力が必要。
  • 実務経験があると理解しやすく、スムーズに回答できる。
  • イベントのリスク管理、契約・法律、資金調達などの実践的な内容が出題される。
  • 過去問をしっかり解き、記述式対策をすれば十分合格可能。

試験範囲と難易度の詳細

試験範囲 基礎検定の難易度 管理者検定の難易度 試験での重要度
イベントの基本概念 易しい 普通 ★★★☆☆
イベントの企画・制作 普通 やや難しい ★★★★☆
イベントの運営管理 普通 やや難しい ★★★★☆
イベントの安全管理・法律知識 やや難しい 難しい ★★★★★
イベントのマーケティング・広報 普通 やや難しい ★★★☆☆
イベントの収益構造・資金調達 普通 難しい ★★★★☆

難易度のポイント

  • 基礎検定は、基本的な知識を問うため、公式テキストの学習で十分対応可能。
  • 管理者検定は、実務を想定した記述式・論述式問題があり、試験対策が必要。
  • イベントの安全管理や法律関連は、特に理解しておく必要がある。

試験内容

基礎検定の試験内容(イベントの基礎知識)

試験概要

項目 内容
試験形式 択一式(マークシート)
試験時間 約90分
問題数 約50問
合格基準 70%以上の正答率
難易度 易しい~普通

出題範囲

1. イベントの基本概念
  • イベントの定義と目的
  • イベントの種類(商業イベント、文化イベント、スポーツイベントなど)
  • イベント業界の市場規模と動向
2. イベントの企画・制作
  • イベントの企画プロセス(立案 → 企画 → 制作 → 運営)
  • ターゲット分析とコンセプト設計
  • 企画書・提案書の作成方法
3. イベントの運営管理
  • スケジュール管理(Ganttチャートの作成)
  • 予算管理(コスト見積もり、収支管理)
  • スタッフ管理(役割分担、業務マニュアルの作成)
4. イベントの安全管理と法律知識
  • 会場設営と安全対策(避難計画、消防法対策)
  • 労働安全衛生法、道路交通法、食品衛生法などの法規制
  • 知的財産権(著作権、商標権)とイベント業務の関係
5. イベントの広報・マーケティング
  • SNS・Webを活用したイベントプロモーション
  • スポンサーシップと協賛金の集め方
  • メディア対応とプレスリリース作成
6. イベントの評価と効果測定
  • イベントの成功要因分析(参加者数、満足度調査など)
  • KGI・KPIの設定と測定方法
  • イベントのPDCAサイクル

管理者検定の試験内容(実務レベルの知識)

試験概要

項目 内容
試験形式 記述式・論述式
試験時間 約120分
問題数 約5~10問(記述・論述問題)
合格基準 60~70%以上の得点
難易度 普通~やや難しい

出題範囲

1. イベント戦略と企画運営
  • 大規模イベントのプロジェクトマネジメント
  • イベントのKPI(重要業績評価指標)の設定と分析
  • 地域振興・観光イベントの成功事例
2. イベントのリスクマネジメント
  • クライシス対応(災害・事故発生時の対応)
  • イベント保険とリスク分散戦略
  • ステークホルダー(行政、スポンサー、メディア)との調整方法
3. 実務的な法律・契約知識
  • イベント契約書の作成と管理(出演者契約、会場使用契約)
  • 知的財産権・肖像権のトラブル対策
  • 飲食提供・物販イベントにおける法的規制
4. イベントの収益構造と資金調達
  • 収益モデル(入場料・グッズ販売・スポンサー収入)
  • 助成金・補助金の活用
  • クラウドファンディングを活用したイベント資金調達
5. デジタル技術とイベント運営
  • オンライン・ハイブリッドイベントの運営手法
  • デジタルマーケティングとイベントの融合(SNS広告、SEO対策)
  • イベントDX(デジタルトランスフォーメーション)の最新トレンド
6. イベントの評価と報告書作成
  • イベント終了後のレポート作成(成功要因・改善点の分析)
  • 参加者アンケートの設計とデータ分析
  • 次回イベントへのフィードバックと改善提案

試験対策

基礎検定の試験対策(イベントの基礎知識)

試験の特徴

  • 択一式(マークシート)試験(約50問)
  • 約70%以上の正答率で合格
  • 基礎的な知識が中心で、テキスト学習と過去問演習で対策可能

学習のポイント

1. 公式テキストを熟読する
  • 「イベント業務管理者試験公式テキスト」 を1周目は通読し、2周目以降で重要ポイントを整理
  • 各章の要点をノートにまとめ、重要キーワードを覚える
2. 頻出分野を重点的に学習する
頻出分野 学習のポイント
イベントの基本概念 イベントの定義・種類・目的を整理
イベントの企画・運営 企画プロセスやスケジュール管理を理解
安全管理と法律 労働安全衛生法、消防法、知的財産権を押さえる
イベントのマーケティング 広報手法(SNS・メディア対応)の基礎を学ぶ
3. 過去問を解いて試験形式に慣れる
  • 過去問を解いて、出題傾向を把握する
  • 間違えた問題を重点的に復習
4. 模擬試験で時間配分を確認
  • 本番と同じ時間(90分)で過去問を解き、時間配分を調整
5. 試験直前の対策
  • 過去問の解き直し
  • 重要キーワードの暗記(公式テキストのまとめを活用)

管理者検定の試験対策(実務レベルの知識)

試験の特徴

  • 記述式・論述式試験(約5~10問)
  • 約60~70%以上の得点で合格
  • 実務レベルの知識と論理的な説明力が求められる

学習のポイント

1. 公式テキストと関連資料を活用する
  • 公式テキストを読み込み、**特に「イベントのリスク管理」「契約・法律」「資金調達」**を重点的に学ぶ
  • イベント業務の実務に関するレポートや業界ニュースをチェック
2. 記述式問題の対策を行う
  • 自分の言葉で説明できるように、要点をまとめる
  • 過去問や予想問題を解き、模範解答を作成
  • PREP法(Point → Reason → Example → Point)を活用し、論理的な文章を書く
3. 実務経験がない場合は事例を学ぶ
  • 過去の成功イベント・失敗イベントのケーススタディを分析
  • 「もし自分がマネージャーだったらどうするか?」を考えながら学習
4. 頻出分野を重点的に学習する
頻出分野 学習のポイント
リスク管理 クライシス対応、災害対策、イベント保険
法律・契約 会場使用契約、出演者契約、知的財産権
資金調達 収益モデル(入場料、スポンサー、助成金)
デジタル技術 オンラインイベント、デジタルマーケティング
5. 模擬試験で記述練習をする
  • 時間内に論述を書く練習を行い、論理的に説明できるようにする
  • 可能なら、他の人に文章を読んでもらい、フィードバックを受ける
6. 試験直前の対策
  • 過去問の復習(特に記述式問題)
  • 重要ポイントを短時間で見直す

試験対策スケジュール(目安:2~3か月)

学習期間 学習内容
1か月前~3週間前 公式テキストの通読、重要ポイントの整理
3週間前~2週間前 過去問演習+苦手分野の復習
2週間前~1週間前 模擬試験を実施し、時間配分を確認
1週間前~試験直前 重要ポイントの最終確認、公式テキスト・ノートの見直し

合格するための学習時間の目安

受験者のレベル 推奨学習時間(基礎検定) 推奨学習時間(管理者検定)
イベント業界の経験者 30~50時間(1~2か月) 50~80時間(2~3か月)
未経験者(ゼロから学習する場合) 50~80時間(2~3か月) 80~120時間(3~4か月)

取得後に出来ること

1. イベント業界でのキャリアアップ

資格取得後は、イベントの企画・運営・リスク管理の知識を持つ専門人材として活躍できます

具体的な業務

  • イベントの企画・運営の責任者として活躍
  • スポンサー・行政・メディアとの調整業務
  • イベントの安全管理・リスクマネジメントの専門家として貢献

活躍できる業種・職種

業種・職種 具体的な業務内容
イベント会社(企画・制作・運営) 企画立案、運営、管理、集客
広告代理店(イベントプロモーション) 企業キャンペーン・PRイベントの企画・運営
自治体・公共団体(地域振興イベント) 地域活性化イベント、観光プロモーション
スポーツ・エンタメ業界(フェス・コンサート) スポーツイベント、音楽フェスの企画・運営
企業のマーケティング部門 企業プロモーションイベントの企画・実施

2. イベントプランナー・ディレクターとしての活躍

資格を取得することで、イベントの企画から運営までを総合的に管理できる人材として評価されます

イベントプランナーとしてできること

  • 企業向けイベント(展示会・新商品発表会・プロモーション)の企画・運営
  • 地域イベント・自治体主催イベントのプロデュース
  • スポーツ・エンタメ系の大型イベントの管理業務

イベントディレクターとしてできること

  • イベントスタッフの管理・スケジュール調整
  • 予算管理・コスト最適化
  • 現場でのリスク管理・安全対策の指揮

3. 独立・フリーランスでの活動

資格を活かして、独立・フリーランスとして活動することも可能です。

フリーランスでできること

  • 企業や自治体のイベント企画・運営を請け負う
  • イベントのコンサルタントとしてアドバイスを提供
  • オンラインイベント・ハイブリッドイベントの運営支援

独立後の主な収益モデル

収益モデル 具体的な内容
イベント企画・運営の受託 クライアントのイベントを企画・運営
コンサルティング業務 企業・自治体のイベント戦略立案支援
講師・研修業務 イベント運営のノウハウを企業向けに提供
デジタルマーケティング支援 SNS・オンラインイベントの運営支援

4. 他の関連資格と組み合わせたキャリアアップ

イベント業務管理者資格を活かし、他の関連資格を取得することで、さらにキャリアの幅を広げることができます。

相性の良い資格

資格名 取得後のキャリア
PRプランナー(日本パブリックリレーションズ協会) 広報・PR戦略と組み合わせ、PRイベントの専門家へ
販売士(リテールマーケティング検定) 商業イベント・販促イベントの企画・運営に活用
観光プランナー(地域活性化関連) 観光・地域振興イベントの専門家として活躍
プロジェクトマネージャー(PMP) 大規模イベントのマネジメントスキルを向上
ファシリティマネージャー(施設管理) 会場管理・施設運営の専門知識を習得

5. 転職・キャリアチェンジにも有利

イベント業務管理者資格を取得すると、転職市場での評価が向上します。

転職で有利なポイント

  • イベント業界・広告業界・観光業界への転職に役立つ
  • 企業のマーケティング・PR部門でも活用可能
  • 資格を取得することで、未経験者でもイベント業界へのキャリアチェンジがしやすくなる

求人市場でのニーズ

  • 企業の新規事業(オンラインイベント・プロモーション)の拡大に伴い、イベント運営の知識を持つ人材の需要が増加
  • 観光・地域活性化の取り組みが活発化し、自治体・観光協会でもイベント専門職のニーズが高まっている

取得後のキャリアパスの例

取得後の職種 具体的な業務内容 活かせる業界
イベントプランナー 企業・自治体向けイベントの企画・運営 イベント会社、広告代理店、自治体
イベントディレクター スタッフ管理、運営統括 スポーツ・エンタメ業界、展示会運営
イベントコンサルタント 企業・自治体のイベント戦略立案 フリーランス、コンサルティング会社
オンラインイベント運営 デジタルマーケティング、ハイブリッドイベント企画 IT・Web業界、マーケティング企業
マーケティング・PR担当 企業のプロモーションイベント企画・実施 企業の広報・宣伝部門

6. 収入アップ・昇進のチャンスが広がる

資格取得によって、専門知識を持つ人材として評価され、昇進や給与アップにつながる可能性があります

資格取得によるキャリアアップの効果

キャリア 資格取得のメリット
若手・未経験者 資格を活かしてイベント業界への転職がしやすくなる
中堅(実務経験者) 企画・運営のスキルを活かして管理職への昇進が可能
管理職・ベテラン 独立・フリーランスとして活動の幅を広げられる

財務・経営系資格一覧

公認会計士
税理士
中小企業診断士
簿記検定
ファイナンシャル・プランニング技能士
証券アナリスト
簿記能力検定
建設業経理検定
経営士
ファイナンシャル・プランナー
実用数学技能検定
DCプランナー
DCアドバイザー
マーケティング・ビジネス実務検定
MBA
不動産証券化協会認定マスター
モーゲージプランナー
銀行業務検定試験
BATIC(国際会計検定)
CPA(米国公認会計士)
米国公認管理会計士
米国税理士(EA)
PMP試験
CISA(公認情報システム監査人)
CIRP(サーティファイド・IRプランナー)
シニアリスクコンサルタント
ITコーディネータ資格認定制度
ファイナンシャル・リスクマネージャ
アクチュアリー資格試験
二種外務員資格試験
CIA(公認内部監査人)
CFA(CFA協会認定証券アナリスト)
ホスピタリティ検定試験
イベント業務管理者
ファシリティマネージャー
PRプランナー資格認定制度
プロジェクトマネジメント資格
VEリーダー認定試験
販売士検定
セールススキル検定試験
セールスレップ資格認定制度
販路コーディネータ資格認定制度
交渉アナリスト
CISM(公認情報セキュリティマネージャー)

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)