インテリアプランナー

建築・インテリア業界において、インテリアの設計・計画・管理を行う専門家を認定する資格です。

日本建築学会が実施し、国土交通大臣の登録を受けた公的資格であり、建築設計や内装デザイン、商業空間のプランニングなど幅広い分野で活用できます。

主催
日本建築学会

受験資格と難易度

受験資格

インテリアプランナー資格試験を受験するには、学歴や実務経験などの条件を満たす必要があります
以下のいずれかを満たしていれば受験可能です。

学歴による受験資格

学歴 必要な実務経験
大学・短大(建築・インテリア系)卒業 1年以上
専門学校(建築・インテリア系)卒業 2年以上
大学・短大(その他の学科)卒業 3年以上
高等学校(建築・インテリア系)卒業 3年以上
高等学校(その他の学科)卒業 4年以上

実務経験のみでの受験資格

  • 学歴に関係なく、7年以上の実務経験があれば受験可能

建築士資格を持っている場合

  • 一級建築士、二級建築士、木造建築士のいずれかを取得している場合、実務経験なしで受験可能

試験の難易度

インテリアプランナー試験は、「一次試験(学科)」と「二次試験(設計製図)」の2段階で構成されています。

一次試験(学科試験)

  • 難易度:★★★☆☆(中級)
  • 試験時間:3時間
  • 出題形式:択一式(マークシート)50問
難易度のポイント
  • 過去問をしっかり学習すれば合格可能
  • 建築法規がやや難しく、専門知識が必要
  • 合格率は40~50%程度

二次試験(設計製図試験)

  • 難易度:★★★★☆(やや難関)
  • 試験時間:5時間
  • 出題形式:手書き製図
難易度のポイント
  • 製図試験のため、実技力と時間配分のスキルが必要
  • 建築製図の経験がないと、練習が必要
  • 合格率は30~40%程度とやや低め

試験内容

一次試験(学科)と二次試験(設計製図)の2段階で構成されています。

一次試験(学科試験)

試験概要

  • 試験方式:択一式(マークシート方式)
  • 試験時間:3時間
  • 問題数:50問
  • 合格基準:満点の60%以上(年度によって多少変動)

出題範囲(5つの科目)

インテリア計画

インテリアデザインの基本概念や設計の考え方が問われます。

  • 空間構成(住宅・商業施設・オフィスなどのレイアウト)
  • 色彩計画(カラーコーディネーション、心理的効果)
  • 照明計画(自然光・人工照明の活用、光の特性)
  • 家具配置(家具の種類、動線計画)

インテリア設計・施工

建築設計や内装施工に関する知識が求められます。

  • 仕上げ材(壁紙、床材、天井材の特徴と用途)
  • 構造(木造、RC造、S造などの特徴)
  • 設備(空調、換気、電気配線の基本)
  • 防音・遮音対策

インテリア環境

インテリア空間の快適性や環境性能に関する問題が出題されます。

  • 温熱環境(断熱材、エネルギー効率の向上)
  • 空気環境(換気システム、空気清浄機の利用)
  • 照明環境(色温度、演色性)
  • 音環境(音響設計、防音対策)

建築法規

建築関連の法律や規制についての知識が必要です。

  • 建築基準法(耐震基準、避難経路、採光・換気)
  • 消防法(防火設備、非常口、スプリンクラー)
  • バリアフリー法(高齢者・障がい者向け設計基準)
対策ポイント
  • 法規は条文を暗記するだけでなく、具体的な適用事例を理解する
  • 過去問で頻出の法規問題を確認する

設計・管理

プロジェクトの進行やコスト管理に関する問題が出題されます。

  • 設計プロセス(基本設計、実施設計、施工監理)
  • コスト管理(見積もり、予算管理、工事費算定)
  • 施工管理(スケジュール、品質管理)

一次試験の難易度と合格率

試験項目 難易度 出題傾向
インテリア計画 ★★★☆☆ 空間デザイン・照明計画が中心
インテリア設計・施工 ★★★★☆ 建築構造・材料の理解が必須
インテリア環境 ★★★☆☆ 温熱環境・換気・音響対策が出題される
建築法規 ★★★★☆ 法令の細かい知識が問われる
設計・管理 ★★★☆☆ コスト管理・スケジュール管理が重要

合格率:約40~50%(比較的対策しやすい)

二次試験(設計製図試験)

試験概要

  • 試験方式:手書き製図試験
  • 試験時間:5時間
  • 合格基準:設計意図の明確さ・製図の正確性・時間内の完成度

出題内容(毎年異なる課題が出題される)

  • 与えられたテーマに基づき、インテリア空間の設計図を作成
  • 設計意図やコンセプトを記述する
  • 必要な図面(平面図・断面図・展開図・設備図など)を手書きで作成

二次試験の難易度と対策

試験項目 難易度 対策ポイント
設計コンセプト ★★★☆☆ 設計意図を明確に伝える文章力が必要
平面図作成 ★★★★☆ スピーディーに正確な製図を描く技術が求められる
断面図・展開図 ★★★★☆ 立体的な構造の理解が必須
設備計画 ★★★☆☆ 配線・換気・照明配置の基礎知識が必要

合格率:約30~40%(実技試験のため難易度が高い)

試験対策

一次試験(学科試験)の対策

出題分野別の対策

1. インテリア計画

  • 公式テキストの該当部分を重点的に学習
  • 色彩計画や照明計画の基本理論を整理し、図解で理解する
  • 過去問を解き、問題のパターンに慣れる

2. インテリア設計・施工

  • 建築材料や施工技術の種類を覚える(表にまとめると効率的)
  • 設備計画(換気・空調・電気)の仕組みを理解する
  • 関連法規と合わせて学ぶことで、実務レベルの理解を深める

3. インテリア環境

  • エネルギー効率や空調設備の基礎を学習
  • 照明の種類と特性(ルーメン・照度・色温度)を理解する
  • 実際の事例を調べ、問題に応用できるようにする

4. 建築法規

  • 法規の要点をまとめたノートを作成
  • 過去問で実際の適用例を学びながら知識を定着させる
  • 試験直前に法規関連の数値を暗記

5. 設計・管理

  • 設計のプロセスを体系的に理解する
  • 実務経験がない場合は、実際のプロジェクト事例を学ぶ
  • コスト管理の基礎計算問題を練習する

模擬試験の活用

  • 本番と同じ3時間で模擬試験を受け、時間配分を確認
  • 間違えた問題は原因を分析し、苦手分野を重点的に復習
  • 過去問3年分を解いて出題傾向を把握する

二次試験(設計製図試験)の対策

出題形式と対策

1. 設計コンセプトの作成

  • 過去問を分析し、出題されやすいテーマを確認
  • 1つの課題に対して複数の設計案を考える練習をする

2. 平面図の作成

  • 製図の基本ルールを身につける
  • 5時間以内に図面を完成させる練習を繰り返す
  • 手書きのスピードと正確性を向上させる

3. 断面図・展開図の作成

  • 3Dイメージを持ちながら作図できるようにする
  • 建築構造の知識を深めることで、精度の高い図面を描けるようにする

取得後に出来ること

① インテリア設計・デザインの専門家として活躍できる

インテリアプランナー資格を取得すると、住宅・オフィス・商業施設・ホテル・公共施設などのインテリア設計やデザインを担当できるようになります。

活かせる仕事・業務内容

業務分野 具体的な仕事内容 活かせるスキル
住宅・マンションのインテリア設計 内装デザイン、レイアウト設計、家具・照明の配置 インテリアデザイン、空間レイアウト
オフィス・商業施設のプランニング オフィスのレイアウト、動線計画、快適性の向上 空間設計、機能的デザイン
ホテル・レストランの内装デザイン ゲストの快適性を考慮したデザイン 照明計画、ブランドコンセプト設計
リノベーション・リフォーム設計 既存建築物の内装変更、耐震・バリアフリー対応 建築知識、設計製図
家具・照明・カーテンのコーディネート 住宅や商業施設のインテリアスタイリング カラーコーディネート、素材選定
メリット
  • 住宅・オフィス・商業施設などの幅広い分野で活躍できる
  • デザイン提案や設計業務を担当できるため、クリエイティブな仕事ができる
  • リフォームやリノベーション案件で、空間デザインのアドバイザーとして活動可能

② 建築設計・施工管理の分野で活躍

建築・内装施工管理の仕事ができる

  • 建築設計事務所で、建築士と協力してインテリア設計を担当
  • 施工管理会社で、内装工事のプロジェクトマネジメントを担当
  • リフォーム・リノベーションのプロジェクトリーダーとして活躍
メリット
  • 建築士や施工管理技士と連携しながら、プロジェクト全体を監修できる
  • バリアフリーや省エネルギー設計の専門知識を活かして提案できる
  • 工事現場の監理業務に携わることができ、現場経験を積める

③ 就職・転職に有利になる

インテリアプランナー資格は、建築・インテリア業界でのスキル証明になります。
履歴書に記載することで、専門知識を持っていることをアピールでき、建築設計事務所やインテリアデザイン会社、住宅メーカー、不動産業界などでの採用が有利になります。

活かせる職種

職種 主な仕事内容
インテリアデザイナー 住宅・店舗・オフィスの内装デザイン
建築設計士(設計補助) 建築物の内装設計・監理業務
リフォームプランナー 住宅やオフィスのリフォーム提案
家具・照明メーカーのプランナー 製品のデザイン・レイアウト提案
商業施設の空間デザイナー ホテル・店舗・ショールームの設計
メリット
  • インテリアデザインや設計事務所などで、実務経験を積むチャンスが広がる
  • 資格取得者を優遇する企業も多く、キャリアアップが期待できる
  • 建築士資格と併用すれば、設計職としての採用も有利になる

④ フリーランス・独立して活躍

資格を活かして、インテリアプランナーとして独立・フリーランスで活動することも可能です。
特に、住宅リフォーム・店舗デザイン・家具配置のコンサルティングなど、個人や企業からの依頼を受けて仕事をするスタイルが増えています。

フリーランスでできる仕事

  • 住宅や店舗のインテリアコーディネートの提案
  • リノベーション・リフォームのプランニング
  • オーダー家具のデザイン・設計
  • オフィスのレイアウトデザイン
  • YouTube・SNSでインテリアデザインの発信(インフルエンサー活動)
メリット
  • 案件ごとに自由に仕事を選べる
  • 収入の上限がなく、スキル次第で高収入を目指せる
  • クラウドソーシング(ランサーズ・クラウドワークス)で案件を受注できる

⑤ 海外での仕事・案件獲得に有利

インテリアデザインや建築の仕事は世界共通のスキルのため、海外企業やクライアントとの案件に挑戦することも可能です。

海外で活かせる場面

  • 海外のインテリアデザイン会社で働く(英語の履歴書に資格を記載)
  • 海外クラウドソーシング(Upwork、Fiverr)で案件を受注
  • ホテル・レストランなどの国際的なプロジェクトに関わる
メリット
  • 報酬が日本よりも高額な場合が多い
  • グローバルなデザイン感覚を学ぶことができる
  • 英語力を活かして、国際的なキャリアを築ける

デザイン系資格一覧

POP広告クリエイター
レタリング技能検定
色彩検定
カラーコーディネーター検定試験
DTP検定
クロスメディアエキスパート
マルチメディア検定
DTPエキスパート
IIIustratorクリエイター能力認定試験
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映像音響処理技術者資格認定
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照明コンサルタント
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エクステリアプランナー
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ライフスタイルプランナー
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