クロスメディアエキスパート

デジタルメディアと印刷メディアの両方を活用した情報発信を行うための知識とスキルを証明する資格です。

主催は公益社団法人 日本印刷技術協会(JAGAT)で、デジタルと紙媒体を統合したメディア戦略を理解し、実践できる人材の育成を目的としています。

クロスメディアとは?

  • 印刷(紙媒体)とデジタルメディアを組み合わせた情報発信手法
  • Web・SNS・動画・電子書籍・AR/VRなどのデジタル技術と、チラシ・カタログ・パンフレットなどの紙媒体を連携させ、効果的なコンテンツ配信を行う

主催
(社)日本印刷技術協会

受験資格と難易度

受験資格

クロスメディアエキスパート資格は、受験資格に制限がなく、誰でも受験可能です。
ただし、試験の種類によって推奨される受験者層が異なります。

資格名 受験資格 推奨受験者
クロスメディアエキスパート 制限なし(誰でも受験可能) デザイン・印刷・マーケティングの実務経験者向け
クロスメディアエキスパート・ベーシック 制限なし(誰でも受験可能) 初心者・基礎を学びたい人向け
  • 学歴・年齢・職歴の制限なし。どの試験も誰でも受験可能
  • ベーシック資格を取得していなくても、エキスパート資格の受験は可能
  • デザイン・印刷・マーケティングの実務経験があると、エキスパート資格の取得が有利

難易度

クロスメディアエキスパート資格の難易度は、試験の種類によって異なります
エキスパート資格は実務レベルのスキルが求められ、難易度が高いですが、ベーシック資格は基礎知識を学べば合格しやすい試験です。

クロスメディアエキスパート(上級)

項目 内容
難易度 ★★★★☆(やや難関)
合格率 約30~50%
試験時間 120分
出題形式 筆記試験(選択式+記述)+課題制作(実技試験)
特徴 実務スキル+マーケティング知識が必要
  • デジタルマーケティングや印刷・デザインの応用力が求められるため、難易度が高い
  • 課題制作(実技試験)があり、Web・印刷・SNSなどの統合的な活用が問われる
  • 合格率は30~50%と低めで、専門知識がないと難しい

クロスメディアエキスパート・ベーシック(基礎)

項目 内容
難易度 ★★☆☆☆(易しい)
合格率 約60~70%
試験時間 90分
出題形式 筆記試験(選択式+記述)
特徴 クロスメディアの基礎を理解すれば合格可能
  • クロスメディアの基礎知識を理解すれば、比較的合格しやすい
  • マーケティング・印刷・デザインの入門レベルの問題が多い
  • 合格率は60~70%と高く、初心者でも対策をすれば合格しやすい

試験内容

試験の種類(エキスパート・ベーシック)ごとに試験範囲が異なり、エキスパート資格は実務レベルの知識、ベーシック資格は基礎知識が問われるのが特徴です。

クロスメディアエキスパート(上級)試験内容

試験の特徴

  • デジタルマーケティング・印刷・デザイン・データ活用の総合的な知識が必要
  • 筆記試験(選択式+記述)+課題制作(実技試験)
  • 実務スキルを証明する高度な試験で、合格率は約30~50%
  • 試験時間:120分

試験範囲

① クロスメディアの概念
  • クロスメディアの定義と活用方法
  • デジタルメディアと印刷メディアの役割の違い
  • クロスメディアの最新動向(動画、SNS、AR/VR活用など)
  • 紙媒体とWebを組み合わせた販促・マーケティング事例
② デジタルマーケティング
  • Webマーケティングの基本(SEO、Web広告、コンテンツマーケティング)
  • SNSマーケティング(Facebook、Twitter、Instagram、YouTube、TikTok)
  • メールマーケティングとパーソナライズドマーケティング
  • 顧客の購買行動とターゲティング(AIDMA・AISASモデル)
③ デザインとユーザー体験(UI/UX)
  • Webデザインと印刷デザインの違い
  • ユーザービリティとコンバージョン最適化
  • デザインの視線誘導(Fパターン・Zパターン)
  • インタラクティブコンテンツの活用(動画・アニメーション)
④ データ活用と分析
  • Google Analyticsの基本(アクセス解析、コンバージョントラッキング)
  • ヒートマップ分析とUI/UX最適化
  • CRM(顧客管理)とマーケティングオートメーション
  • A/Bテストとターゲティング広告の活用
⑤ 印刷技術とデジタルメディア
  • デジタル印刷とオフセット印刷の違い
  • カラーマネジメントとWeb用カラーの違い(RGB・CMYK・特色インク)
  • QRコード・AR・電子カタログ・電子書籍の活用
  • パーソナライズ印刷(バリアブル印刷)とOne to Oneマーケティング

試験形式

出題形式 内容
筆記試験 選択式(50問)+ 記述式(5問)
課題制作(実技) Web・SNS・印刷の統合マーケティング戦略の企画書作成
試験時間 120分
合格基準 総合得点70%以上

クロスメディアエキスパート・ベーシック(基礎)試験内容

試験の特徴

  • クロスメディアの基本を理解するための試験
  • 筆記試験(選択式+記述)
  • デジタルメディア・印刷メディア・マーケティングの基礎が問われる
  • 合格率60~70%と比較的合格しやすい
  • 試験時間:90分

試験範囲

① クロスメディアの基礎
  • クロスメディアの定義と役割
  • デジタルメディア(Web、SNS、動画)と印刷メディアの特徴
  • 代表的なクロスメディア活用事例(チラシ+Web、カタログ+QRコードなど)
② デジタルメディアの基本
  • Webサイトの基本構造(HTML・CSS・JavaScriptの役割)
  • SNSの種類と特徴(Twitter、Instagram、Facebookなど)
  • デジタル広告の基本(リスティング広告、ディスプレイ広告)
  • メールマーケティングの基礎(配信リスト・開封率・クリック率)
③ 印刷メディアの基本
  • DTPの基礎知識(Illustrator・Photoshop・InDesignの役割)
  • 用紙サイズ・解像度・カラーモード(CMYKとRGB)
  • 印刷工程の流れ(デザイン→製版→印刷→製本)
  • オンデマンド印刷とオフセット印刷の違い
④ デザインとレイアウトの基礎
  • タイポグラフィ(書体・フォントの選び方)
  • レイアウトデザインの基本(グリッドデザイン、視線誘導)
  • 色彩理論(補色・類似色・トーン)
  • Webデザインと紙媒体デザインの違い

試験形式

出題形式 内容
筆記試験 選択式(40問)+ 記述式(3問)
試験時間 90分
合格基準 70%以上

試験対策

共通の試験対策

① 公式テキストを活用する

  • JAGATの公式テキストを熟読し、試験範囲の基礎を固める
  • マーケティングやデザインの専門書も併用すると理解が深まる

② 過去問題を繰り返し解く

  • 3回以上解き、試験の出題傾向を把握する
  • 記述問題は、模範解答を参考にしながら自分の言葉で説明できるようにする

③ 実践的な学習を取り入れる

  • 実際にWeb広告やSNS運用を試してみる(無料のマーケティングツールを活用)。
  • Illustrator・Photoshop・InDesignを使ってデザイン制作を行う
  • 印刷物(チラシ・パンフレット・カタログ)を実際に制作し、印刷入稿のプロセスを学ぶ

クロスメディアエキスパート(上級)の試験対策

試験の特徴

  • デジタルマーケティング・印刷・デザイン・データ活用の総合的な知識が必要
  • 筆記試験(選択式+記述)+課題制作(実技試験)
  • 難易度が高く、実務レベルのスキルが問われる
  • 試験時間:120分

効果的な学習方法

① デジタルマーケティングの強化
  • Webマーケティングの基礎(SEO、SNS広告、Google広告)を理解する
  • Google Analyticsの基本を学び、サイトのアクセス解析を行う
  • パーソナライズマーケティングやA/Bテストの概念を把握する
② デザインとユーザー体験(UI/UX)の理解
  • Webデザインと印刷デザインの違いを学ぶ
  • 視線誘導やコンバージョン最適化のテクニックを実践する
③ 印刷技術の習得
  • カラーマネジメント(RGB・CMYK・特色)の仕組みを理解する
  • オフセット印刷とデジタル印刷の違いを整理する
④ 実技試験対策
  • クロスメディア戦略を意識したマーケティングプランを作成する
  • SNS・Web・印刷を統合したプロモーション計画のケーススタディを練習する

クロスメディアエキスパート・ベーシック(基礎)の試験対策

試験の特徴

  • クロスメディアの基礎を理解するための試験
  • 筆記試験(選択式+記述)
  • デジタルメディア・印刷メディア・マーケティングの基礎が問われる
  • 試験時間:90分

効果的な学習方法

① クロスメディアの基礎を学ぶ
  • Web・SNS・印刷を組み合わせた事例を調べる
  • 代表的なクロスメディアの成功事例を理解する(チラシ+Web、カタログ+QRコードなど)。
② デジタルメディアの基本を習得
  • Webの基本構造(HTML・CSSの役割)を把握する
  • SNSの活用方法(Facebook・Instagram・Twitterの特徴)を学ぶ
  • メールマーケティングの基本(開封率・クリック率)を理解する
③ 印刷メディアの基本を学ぶ
  • Illustrator・Photoshopの基本操作を身につける
  • 用紙サイズ・解像度・カラーモードの基本を理解する
④ デザインの基礎を学ぶ
  • レイアウトの基本(グリッドデザイン・視線誘導)を整理する
  • タイポグラフィの基礎(フォントの選び方・組み方)を学ぶ

取得後に出来ること

クロスメディアエキスパート(上級)取得後にできること

① デジタルマーケティングのプロフェッショナルとして活躍

  • Webマーケティング・SNS運用・データ分析のスキルを活かし、企業のデジタル戦略を担当できる
  • Google Analyticsを活用したアクセス解析や、ターゲティング広告の運用が可能
  • SEO対策やコンテンツマーケティングを活用し、集客・販促の強化に貢献

② クロスメディアを活用した広告・販促戦略の企画ができる

  • 紙媒体(チラシ・パンフレット・カタログ)とWeb(SNS・広告・メールマーケティング)を組み合わせた統合マーケティングを設計できる
  • デジタルと印刷を組み合わせた販促施策(QRコード活用、AR・VRとの連携)を企画・実施できる
  • データ分析を活用したパーソナライズマーケティングの提案が可能

③ デザイン・印刷業界での高度なスキルを証明

  • Illustrator・Photoshop・InDesignを活用したデザイン業務の管理やディレクションが可能
  • 印刷業務とデジタル業務を統合したワークフローの設計ができる
  • デザインとマーケティングの両方を理解することで、クリエイティブディレクターやアートディレクターへのキャリアアップが可能

④ フリーランス・独立の選択肢が広がる

  • 企業のデジタルマーケティング支援や、クロスメディア戦略コンサルティングを提供できる
  • フリーランスとして、Web・印刷物のデザイン制作や広告運用を請け負うことができる
  • オンライン講師やセミナー講師として、クロスメディア戦略を指導する仕事に挑戦できる

クロスメディアエキスパート・ベーシック(基礎)取得後にできること

① クロスメディアの基礎知識を活かして業務の幅を広げる

  • Webマーケティング・SNS運用・印刷物の基本知識を習得し、企業の販促活動に貢献できる
  • デジタルと紙媒体の違いを理解し、効果的な活用方法を提案できる

② 企業内でのマーケティング・広報業務に活かせる

  • Webサイトの更新・SNSの投稿・メルマガ配信の企画ができる
  • 紙媒体(チラシ・ポスター・カタログ)とデジタル(Web・SNS・動画)を統合したプロモーション企画が可能
  • 広告代理店・印刷会社とのやり取りがスムーズになり、業務の効率化が図れる

③ デザイン業務の基礎が身につく

  • Illustrator・Photoshopの基本操作を活用し、簡単なデザイン制作ができる
  • DTP(デスクトップパブリッシング)の知識を活かし、印刷物の制作や入稿作業を理解できる

クロスメディアエキスパート資格取得後に活かせる職種

① マーケティング・販促職

職種 仕事内容
マーケティング担当者 SNS・Web・印刷を統合した販促戦略の企画・運用
デジタルマーケター SEO対策・広告運用・データ分析を活用した集客戦略
販促プランナー 印刷物とデジタルメディアを活用した販促施策の設計

② デザイン・印刷業界

職種 仕事内容
DTPデザイナー 印刷物(チラシ・パンフレット・ポスター)のデザイン制作
Webデザイナー Webサイト・バナー・SNS広告のデザイン制作
アートディレクター デザイン全体のディレクション・ブランディングの統括

③ コンテンツ制作・ディレクション

職種 仕事内容
コンテンツプランナー Web・SNS・印刷メディアの統合コンテンツ戦略の設計
編集・ライター デジタルと紙媒体の両方で活用できるコンテンツ制作
動画マーケター 動画とWeb・SNSを活用したクロスメディア戦略の企画

他の資格と組み合わせるとさらに有利

資格 活用できる分野
Googleアナリティクス認定資格 Webマーケティングのデータ分析
Illustrator・Photoshopクリエイター能力認定試験 DTPデザイン・Webデザインのスキル向上
色彩検定 印刷物・Webデザインのカラーマネジメント
広告デザイン検定 マーケティングとデザインの知識を強化

クロスメディアエキスパート資格取得後のキャリアアップ

① マーケティング・販促の専門職としてキャリアアップ

  • デジタルマーケティング戦略を担当し、企業のブランディングを強化する
  • 販促部門やマーケティングチームで、Webと印刷を統合したプロモーションをリードする

② デザイン・印刷の専門職としてスキルアップ

  • デザインディレクターやアートディレクターとして、広告や販促ツールの企画を統括する
  • デジタルと印刷を組み合わせた新しいクリエイティブ戦略を提案できる

③ フリーランス・独立の選択肢を広げる

  • 独立してマーケティングコンサルタントやデザイン事務所を運営できる
  • Web制作・広告運用・印刷物デザインの案件を請け負い、幅広い仕事をこなせる

デザイン系資格一覧

POP広告クリエイター
レタリング技能検定
色彩検定
カラーコーディネーター検定試験
DTP検定
クロスメディアエキスパート
マルチメディア検定
DTPエキスパート
IIIustratorクリエイター能力認定試験
Photoshopクリエイター能力認定試験
アドビ認定エキスパート(ACE)
アドビ認定プロフェッショナル(ACP)
映像音響処理技術者資格認定
CGクリエイター
インテリアプランナー
キッチンスペシャリスト
インテリアコーディネーター
インテリア設計士
家具検定
照明コンサルタント
商業施設士
エクステリアプランナー
ハウスクリーニング士
整理・収納・清掃コーディネーター
ライフスタイルプランナー
DIYアドバイザー
ボーカルインストラクター資格
美術検定
ラッピング・ディレクター
シューフィッター
靴デザイナー認定資格
椅子張り技能者
ジュエリーコーディネーター
GG(Graduate Gemologist)
デコレーター技能検定

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