ケンブリッジESOL英語検定試験

ケンブリッジ大学英語検定機構(Cambridge Assessment English)が提供する国際的な英語試験です。
英語の4技能(読む・書く・聞く・話す)を総合的に評価し、世界中の大学・企業・政府機関で英語力の証明として認められています。

  • 英語を実際に使う力を評価(試験ごとに異なるレベルで4技能を測定)
  • 一度取得すると有効期限なし(TOEICやTOEFLと異なり、スコアの有効期限がない)
  • 試験レベルがCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)に基づいている(国際的な基準で英語力を証明できる)
  • 世界中の大学・企業・移民局で認定(留学・就職・移住など幅広く活用可能)

主な試験の種類とレベル

ケンブリッジ英語検定試験は、英語レベルに応じて異なる試験が用意されています。
各試験はCEFR(A1~C2レベル)に対応しており、自分の英語力に合った試験を選択できます。

試験名 CEFRレベル 英語力の目安 目標スコア(IELTS換算)
CPE(C2 Proficiency) C2(最上級) ネイティブ並みの英語運用能力 IELTS 8.0~9.0
CAE(C1 Advanced) C1(上級) ビジネス・学術的な場面で英語を使える IELTS 6.5~8.0
FCE(B2 First) B2(中上級) 海外留学やビジネスで英語を使える IELTS 5.5~6.5
PET(B1 Preliminary) B1(中級) 日常会話ができる IELTS 4.0~5.5
KET(A2 Key) A2(初級) 簡単な英語のやり取りができる IELTS 3.0~4.0
YLE(Young Learners) A1~A2 子供向けの英語試験 該当なし

主催
ケンブリッジ英検試験センター

受験資格と難易度

受験資格

ケンブリッジ英語検定試験には特別な受験資格はなく、誰でも受験可能です。

  • 年齢制限なし(KETやPETなどの一部の試験は子供向けバージョンあり)
  • 学歴・職業の制限なし
  • 受験回数の制限なし(何度でも受験可能)
  • 英語レベルに応じた試験を選択可能

対象者の例

  • 英語の4技能(読む・書く・聞く・話す)を総合的に証明したい人
  • TOEICや英検ではなく、国際的に認められる資格を取得したい人
  • 海外留学・大学進学を目指している人(特にC1 AdvancedやC2 Proficiency)
  • 外資系企業・グローバル企業で働きたい人
  • IELTSやTOEFL以外の英語資格を活用したい人

試験の選び方の目安

  • 英語初心者 → A2 Key(KET)またはB1 Preliminary(PET)
  • 留学・仕事で英語を使いたい → B2 First(FCE)以上
  • 海外大学進学・外資系企業で活躍したい → C1 Advanced(CAE)またはC2 Proficiency(CPE)

難易度

CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)に基づくレベル分け

ケンブリッジ英語検定は、**CEFR(Common European Framework of Reference for Languages)**に基づいており、各試験のレベルは以下のようになっています。

試験名 CEFRレベル 英語力の目安 目標スコア(IELTS換算)
CPE(C2 Proficiency) C2(最上級) ネイティブ並みの英語運用能力 IELTS 8.0~9.0
CAE(C1 Advanced) C1(上級) ビジネス・学術的な場面で英語を使える IELTS 6.5~8.0
FCE(B2 First) B2(中上級) 海外留学やビジネスで英語を使える IELTS 5.5~6.5
PET(B1 Preliminary) B1(中級) 日常会話ができる IELTS 4.0~5.5
KET(A2 Key) A2(初級) 簡単な英語のやり取りができる IELTS 3.0~4.0
YLE(Young Learners) A1~A2 子供向けの英語試験 該当なし

試験内容

各試験はCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)に基づき、英語力のレベルに応じた試験が用意されています。

主な試験レベル(CEFR基準)

試験名 CEFRレベル 英語力の目安
CPE(C2 Proficiency) C2(最上級) ネイティブ並みの英語運用能力
CAE(C1 Advanced) C1(上級) ビジネス・学術的な場面で英語を使える
FCE(B2 First) B2(中上級) 海外留学やビジネスで英語を使える
PET(B1 Preliminary) B1(中級) 日常会話ができる
KET(A2 Key) A2(初級) 簡単な英語のやり取りができる

試験の構成(FCE以上の試験)

各試験は、4つのセクション(リーディング・ライティング・リスニング・スピーキング)で構成されます。

セクション 内容 試験時間
Reading & Use of English(リーディング&文法) 長文読解・文法・語彙問題 約75~90分
Writing(ライティング) エッセイ・レポート・手紙の作成 約80分
Listening(リスニング) 会話や講義の聞き取り 約40分
Speaking(スピーキング) 試験官と直接対話・プレゼンテーション 約15分

試験の難易度により、各セクションの出題内容や問題数が異なります。

試験内容の詳細

(1) Reading & Use of English(リーディング&文法)

  • 長文読解+文法・語彙の総合問題
  • 日常会話・ビジネス英語・アカデミック英語の理解力を測る
パート 内容 問題数
Part 1 単語・文法の穴埋め(選択式) 8問
Part 2 文法・語彙の穴埋め(記述式) 8問
Part 3 語彙変換(派生語を正しく使う) 8問
Part 4 文の書き換え(意味を変えずに構成を変更) 6問
Part 5 長文読解(選択問題) 6問
Part 6 パラグラフ補充(文章の論理構成を理解) 6問
Part 7 マッチング問題(情報を選択) 10問

(2) Writing(ライティング)

  • 論理的な文章構成力・表現力を評価
  • エッセイ・レポート・手紙などを作成
パート 内容 文字数の目安
Part 1 指定されたテーマについてのエッセイ 140~190語
Part 2 レポート・レビュー・手紙・提案書から1つを選択 140~190語

(3) Listening(リスニング)

  • 日常会話・アナウンス・インタビュー・講義などを聞き、内容を理解する
  • 単語の正確な聞き取り、会話の流れを理解する力が必要
パート 内容 問題数
Part 1 短い会話を聞き、質問に答える 8問
Part 2 長めのモノローグを聞き、情報を補完 10問
Part 3 2人の会話を聞き、内容を把握 5問
Part 4 インタビュー・講義などを聞き、詳細を理解 7問

(4) Speaking(スピーキング)

  • 試験官と1対1、または他の受験者とペアで対話を行う
  • 自分の意見を述べ、議論し、論理的に説明する力が求められる
パート 内容 時間
Part 1 自己紹介・日常の質問に答える 約2分
Part 2 写真描写(1枚の写真について話す) 約1分
Part 3 試験官の質問に対して会話を続ける 約4分
Part 4 ディスカッション(意見を述べ、議論する) 約4分

 

試験対策

1. Reading & Use of English(リーディング&文法)の対策

試験のポイント

  • 長文読解(読解スピード・要点把握)
  • 文法・語彙の正確な運用(文法問題・語彙変換問題)
  • 論理的な文章構成の理解(段落補充・文章完成問題)

(1) 語彙・文法力を強化する

  • 単語・熟語対策: ケンブリッジ英検特有の語彙リストを作成し、毎日復習する
  • 文法対策: 高度な文法(仮定法・分詞構文・関係詞・助動詞など)を復習する
  • 語彙変換練習: 「動詞→名詞」「形容詞→副詞」など、派生語の変換を練習する

(2) 長文読解のスピードと精度を向上させる

  • **スキミング(全体の要点を素早く把握)スキャニング(特定の情報を探す)**を練習
  • 過去問や公式模試を活用し、時間内に問題を解く練習をする
  • 段落ごとの論理構成(トピックセンテンス・主張・例示)を意識して読む

Writing(ライティング)の対策

試験のポイント

  • エッセイ・レポート・レビュー・手紙などの論理的な文章作成
  • 適切な語彙・文法・構成力の評価

(1) エッセイ対策(Part 1)

  • エッセイの基本構成を理解する(導入→本論→結論)
  • 「意見を述べる表現」「理由を説明する表現」を覚える
  • 過去問を使って時間内に書く練習をする(140~190語)

(2) レポート・レビュー・手紙の対策(Part 2)

  • 形式に合った表現を使う(フォーマルな文章かカジュアルな文章かを判断)

Listening(リスニング)の対策

試験のポイント

  • 日常英会話・ビジネス英語・学術的な英語を聞き取る力が求められる
  • 選択問題・穴埋め問題・詳細理解問題などが出題される

(1) リスニング力向上のための学習方法

  • 英語ニュースやポッドキャスト(BBC, NPR, TED Talks)を活用
  • シャドーイング(英語音声を聞いてすぐに復唱)を行う
  • ディクテーション(聞き取った音声を書き起こす)をする

(2) 問題形式ごとの対策

  • Part 1(短い会話): 会話の流れを理解する練習をする
  • Part 2(長めのモノローグ): 重要なキーワードをメモする習慣をつける
  • Part 3(2人の会話): 話者の意図を正確に読み取る訓練をする

Speaking(スピーキング)の対策

試験のポイント

  • 試験官と直接会話を行うため、即興での対応力が求められる
  • 論理的に意見を述べ、会話を続けるスキルが重要

(1) Part 1(自己紹介・簡単な質問)

  • 日常的な質問に対して、スムーズに答えられるようにする

(2) Part 2(写真描写)

  • 写真の内容を1分間で説明する練習をする
  • There is/There are や現在進行形を活用する

(3) Part 3(試験官とのディスカッション)

  • 意見を述べるときのフレーズを覚える
  • ディスカッション形式なので、相手の意見を受けて話を展開する練習をする

(4) Part 4(意見を述べる)

  • 与えられたテーマについて、自分の意見を論理的に述べる
  • PREP法(Point→Reason→Example→Point)を使うと整理しやすい

総合的な試験対策

(1) 模擬試験を活用する

  • 公式問題集を使用し、本番と同じ形式で解く
  • 時間を計りながら試験環境を再現

(2) 毎日英語を使う習慣をつける

  • 英語ニュースを読む・ポッドキャストを聞く・英語で日記を書く
  • オンライン英会話を活用し、実際に話す練習をする

(3) 弱点を分析し、重点的に学習する

  • 過去問を解いて、自分の苦手な分野を特定する
  • スピーキングやライティングは、録音・添削を活用して改善する

取得後に出来ること

海外留学・大学進学に活用

英語圏の大学・大学院の入学要件を満たせる

  • C1 Advanced(CAE)やC2 Proficiency(CPE)のスコアは、英語圏の多くの大学・大学院で認定されている。
  • 特にC2 Proficiencyは、ケンブリッジ大学やオックスフォード大学などのトップ大学でも認められる
  • TOEFLやIELTSの代替試験として使用可能な場合もある

大学の英語免除・単位認定として活用

  • 一部の大学では、ケンブリッジ英語検定のスコアが一定以上であれば、英語の授業免除や単位認定を受けることができる。
試験名 CEFRレベル 認定される大学の例
C2 Proficiency(CPE) C2 ケンブリッジ大学、オックスフォード大学、ハーバード大学など
C1 Advanced(CAE) C1 ロンドン大学、シドニー大学、カナダの多くの大学
B2 First(FCE) B2 一部の大学の英語コース免除

留学ビザ申請にも利用可能

  • イギリス・オーストラリア・カナダなどでは、留学ビザの英語要件としてケンブリッジ英語検定を使用できる場合がある

就職・転職で有利になる

外資系企業・グローバル企業で評価される

  • ケンブリッジ英語検定はスピーキング・ライティングを重視しており、実践的な英語力を証明できるため、ビジネスの場面で評価される
  • C1 Advanced(CAE)以上があれば、外資系企業や英語を使う職種で高評価を得られる。
  • TOEICよりも総合的な英語力を証明できるため、国際的な企業での採用試験で有利

業界別の目標スコア目安

業界・職種 目標スコア
外資系企業 C1 Advanced(CAE)以上
国際営業・貿易・マーケティング B2 First(FCE)以上
航空業界(CA・グランドスタッフ) B2 First(FCE)以上
ホテル・観光業 B2 First(FCE)以上
IT・エンジニア(海外案件) C1 Advanced(CAE)以上
英語教師・通訳・翻訳 C2 Proficiency(CPE)推奨

企業の昇進・海外勤務の条件になることも

  • 一部の企業では、管理職への昇進や海外赴任の条件として、C1 Advanced(CAE)やC2 Proficiency(CPE)が求められる

英語を使う職場で即戦力として活躍できる

  • 仕事で英語を使う場面(会議・プレゼン・交渉・メール対応など)で、スムーズに英語を活用できるレベルを証明できる
  • ライティングやスピーキング力が重視される職場では、TOEICよりもケンブリッジ英語検定のほうが評価されるケースがある

永住権・ビザ申請に活用

イギリス・オーストラリア・カナダの移民ビザで英語力証明として使用可能

  • イギリスの「UK Visa and Immigration(UKVI)」では、ケンブリッジ英語検定(B2 First以上)が英語要件として認められている。
  • オーストラリアやカナダでも、一部の移民ビザで英語力証明として使用可能。

ケンブリッジ英語検定は有効期限がないため、一度取得すれば長期的に活用できる

  • IELTSやTOEFLは通常2年間の有効期限があるが、ケンブリッジ英語検定は一度取得すれば有効期限がないため、将来的に再受験の必要がない

英語教育・指導の仕事に活用

英語教師・講師としてのスキル証明になる

  • C1 Advanced(CAE)やC2 Proficiency(CPE)を取得していると、英語講師・塾講師・学校教員としての資格として評価される
  • 特にC2 Proficiency(CPE)は、英語を母国語としない人の英語力として最高レベルの資格であり、英語教師や通訳・翻訳者としてのキャリアに有利

英語教育の資格(CELTA・DELTA)取得の足がかりになる

  • CELTA(英語教授法の国際資格)やDELTA(上級英語教師資格)の受験資格として活用できる場合がある

日常生活・海外旅行で役立つ

英語でのコミュニケーション能力が向上する

  • ケンブリッジ英語検定の学習を通じて、スピーキングやリスニングの力が向上し、海外旅行・日常英会話でもスムーズに英語を使えるようになる

英語での読書・ニュース理解が向上する

  • 英語の新聞・雑誌・ニュースをスムーズに理解できるようになる。
  • ネイティブ向けの書籍を読めるようになり、語彙力や表現力が向上する。

語学系資格一覧

通訳案内士
翻訳実務士資格
JTFほんやく検定
知的財産翻訳検定
TOEIC Bridge
TOEIC
TOEIC Speaking & Writing
ケンブリッジESOL英語検定試験
TOPEC
工業英語能力検定試験
SST(スタンダードスピーキングテスト)
TSST
TEP TEST
TOEFL
ACT
SAT
GRE
GMAT
IELTS
全養協日本語教師検定
J-SHINE(小学校英語指導者資格)
日本語教育能力検定試験
中国語検定
ビジネス中国語検定
スコア式ビジネス中国語検定試験
新HSK(漢語水平考試)
世界韓国語認証試験(KLPT)
インドネシア語技能検定試験
タイ語検定試験(TAEC)
ハングル能力検定
実用タイ語検定試験
実用イタリア語検定
スペイン語技能検定
DELE(スペイン文部省認定証)
ドイツ語技能検定試験
フランス語能力認定試験(TEF)
実用フランス語技能検定
ロシア語能力検定
観光英語検定試験

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