タイ語検定試験(TAEC)

日本で受験できるタイ語の語学試験です。タイ語の能力を客観的に測ることができるため、学習の目標設定や就職・留学などに役立ちます。

主催
特定非営利活動法人(NPO法人)アジア教育交流研究機構

受験資格と難易度

受験資格

年齢・国籍・学歴の制限なし
誰でも受験可能なので、学生・社会人・シニアなど幅広い層が受験できます。

どの級からでも受験できる
初心者がいきなり4級や3級を受けてもOK。必ずしも5級から受験する必要はありません。

複数の級を同時に受験できる
例えば「3級と4級」を同じ日に受験することも可能。(ただし、時間が重ならないように注意)

難易度(級ごとのレベル感)

難易度 できることの目安 CEFR換算(目安)
1級 ★★★★★(最上級) ビジネスや通訳レベル、専門書が読める C1~C2
2級 ★★★★☆(上級) タイの新聞が読める、ニュースが理解できる B2
3級 ★★★☆☆(中級) 日常会話がスムーズにできる B1
4級 ★★☆☆☆(初中級) 簡単な会話や短文の読み書きができる A2
5級 ★☆☆☆☆(初級) 挨拶や基本単語を理解できる A1

CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠) の目安を併記しましたが、厳密には異なる部分もあります。

各級の試験内容と難易度

試験内容 難易度のポイント
1級 面接+筆記(読解・作文) ネイティブ並みの語彙力・文法力
面接試験あり(スピーキング重視)
政治・経済・文化に関する高度な理解が必要
2級 リスニング+筆記(読解・作文) 新聞・ニュースが理解できるレベル
長文読解・作文が必要
リスニングのスピードが速い
3級 リスニング+筆記(読解・作文) 日常会話が問題なくできるレベル
文法知識が試される
リスニングがやや速い
4級 リスニング+筆記(読解・作文) 基礎的な文法・単語が必要
短文の読解・リスニング
簡単な作文も出題
5級 リスニング+筆記(読解) 初心者向け(基本単語・簡単な会話)
リスニングはゆっくり話される
文法の基礎問題が多い

試験内容

リスニングと筆記試験が中心となります。1級のみ面接試験も含まれます。ここでは各級の試験内容を詳しく説明します。

試験科目と形式

試験科目 試験内容
1級 面接試験+筆記試験 スピーキング(面接)、読解、作文
2級 リスニング+筆記試験 リスニング、読解、作文
3級 リスニング+筆記試験 リスニング、読解、作文
4級 リスニング+筆記試験 リスニング、読解、簡単な作文
5級 リスニング+筆記試験 リスニング、読解

試験内容の詳細

リスニング試験

対象級: 5級~2級

  • 会話形式の問題(短い日常会話を聞き、正しい選択肢を選ぶ)
  • 文章リスニング(放送される文章を聞き、内容に関する質問に答える)
  • 数字・時刻・価格の理解(タイ語の数詞や金額、時刻表現を問う問題)
  • ニュース・アナウンスの理解(2級以上)(長めのニュースやアナウンスを聞いて内容を把握する)

筆記試験(読解・文法・作文)

対象級: 5級~1級

  • 語彙・文法問題(適切な単語・表現を選ぶ)
  • 読解問題(短文や長文を読んで、内容に関する質問に答える)
  • 作文問題(4級以上)(短文または長文を自分で書く)

面接試験(1級のみ)

対象級: 1級

  • スピーキング能力を評価(試験官との対話)
  • 質問に対して即座に適切な回答をする力が求められる
  • 政治・経済・社会問題など、抽象的なテーマに対する意見を述べる

合格基準

  • 各級とも 60%以上の得点 で合格
  • 1級の面接試験は、スピーキング能力の評価も含まれる

試験時間の目安

試験時間(リスニング+筆記)
1級 約120分(+面接試験)
2級 約90分
3級 約80分
4級 約70分
5級 約60分

試験対策

基本的な試験対策のポイント

  • 過去問・模擬問題を解く(試験の出題傾向を把握する)
  • 語彙・文法を強化する(級ごとのレベルに合わせた学習)
  • リスニングを強化する(日常会話・ニュースなどを聞き取る練習)
  • 作文の練習をする(4級以上はライティングが重要)
  • 1級受験者はスピーキング練習も必須

級別の対策方法

5級(初級)対策

  • 基本単語・フレーズを暗記する(日常会話でよく使う単語を重点的に)
  • 基本文法を理解する(主語+動詞+目的語の構造をマスター)
  • リスニングは簡単な会話を聞き取る練習(YouTubeのタイ語講座などを活用)
  • 過去問を解いて試験形式に慣れる

4級(初中級)対策

  • 基本文法+少し複雑な文の構造を理解する(関係詞や副詞の使い方)
  • 簡単な作文練習をする(自己紹介や日常の出来事を書く)
  • リスニングは実際のタイ人の会話を聞く練習(ポッドキャストやドラマを活用)
  • 読解問題を解いて、タイ語の文章に慣れる

3級(中級)対策

  • 実際のタイ語のニュースや記事を読んで、読解力を強化
  • 作文は意見を書く練習をする(例:「タイの観光についてどう思うか」など)
  • リスニングは映画やドラマを活用し、ナチュラルな会話を聞く
  • 語彙を増やす(新聞・ニュースで使われる単語を重点的に)

2級(上級)対策

  • タイ語のニュースを毎日読む(経済・社会問題など幅広いテーマを理解する)
  • 作文は論理的な意見を書く練習をする(序論→本論→結論の流れを意識)
  • リスニングは実際のニュース音声を聞く(字幕なしで理解できるようにする)
  • タイ語のディスカッション動画を見て、会話表現を学ぶ

1級(最上級)対策

  • タイの新聞・雑誌を読み、専門的な語彙を増やす
  • スピーキング練習をする(タイ人とディスカッションする機会を作る)
  • 作文は社会問題・政治問題について自分の意見を述べる練習をする
  • 実際のニュースを要約して、自分の言葉で説明する練習をする

取得後に出来ること

取得後の活用方法(級別)

できること・活用例
1級 通訳・翻訳の仕事ができる(フリーランスや企業勤務)
タイ語を使ったビジネス交渉が可能
タイの大学院進学時の語学力証明に活用
タイ語講師としての指導が可能
2級 ビジネスレベルのタイ語を使用できる
日系企業のタイ駐在員や現地採用の応募に有利
タイの大学への留学に活用
タイ人向けの観光・接客業で活躍
3級 タイ現地での生活・仕事がスムーズにできる
日常業務でのタイ語の読み書きが可能
タイ語を使う職場(貿易・旅行業など)で活躍
4級 簡単な日常会話ができる
観光や短期滞在で困らないレベル
タイ語を使うアルバイト(飲食・接客)に役立つ
5級 基礎的な会話や文字の理解ができる
タイ旅行で簡単なやりとりができる
タイ語学習の第一歩としての証明になる

活用できる場面

① 就職・転職で有利になる

  • 日系企業のタイ現地法人(営業・事務・技術職など)
  • タイ語を使う仕事(通訳・翻訳・貿易・観光業・接客業)
  • 外資系企業・商社(タイとの取引がある企業)
  • 航空・ホテル・旅行業界(タイ人観光客対応)

特に有利な業界
商社・貿易関係 → タイとの取引がある企業では2級以上が評価される
観光・ホテル・飲食 → 3級以上があるとタイ人観光客への対応がスムーズ
IT・製造業 → タイ工場勤務の技術者・エンジニアとしての駐在に役立つ

② タイ留学や進学に活用できる

  • タイの大学・大学院進学時の語学力証明として使える(1級・2級が目安)
  • 留学中に授業をスムーズに理解できるレベルを証明できる(2級以上推奨)
  • タイ語講座の履修免除(大学によっては、一定レベルのタイ語スキルがあれば語学クラスの免除が可能)

③ タイ語を活かした副業・フリーランス

  • 通訳・翻訳の仕事を受注(1級・2級レベルが必要)
  • YouTube・ブログ・SNSでタイ語学習コンテンツを発信(タイ語学習者向けの教材作成など)
  • タイ語のオンライン講師(3級以上あれば初級者向けの講師ができる)

④ 旅行やタイ現地での生活が快適に

  • タイ語を話せると 観光地以外のローカルな場所も楽しめる
  • 屋台や市場で値段交渉ができる(4級以上推奨)
  • タイの人々と深いコミュニケーションが取れる(3級以上で現地の人とスムーズに会話可能)
  • 病院・役所などでも困らない(2級以上ならタイ現地での生活がスムーズ)

⑤ 日本でのタイ関連イベント・ボランティアに参加

  • 日タイ交流イベントの通訳・運営サポート
  • タイ語を使った観光案内や接客ボランティア
  • 国際交流イベントでのタイ語スピーカーとして活躍

語学系資格一覧

通訳案内士
翻訳実務士資格
JTFほんやく検定
知的財産翻訳検定
TOEIC Bridge
TOEIC
TOEIC Speaking & Writing
ケンブリッジESOL英語検定試験
TOPEC
工業英語能力検定試験
SST(スタンダードスピーキングテスト)
TSST
TEP TEST
TOEFL
ACT
SAT
GRE
GMAT
IELTS
全養協日本語教師検定
J-SHINE(小学校英語指導者資格)
日本語教育能力検定試験
中国語検定
ビジネス中国語検定
スコア式ビジネス中国語検定試験
新HSK(漢語水平考試)
世界韓国語認証試験(KLPT)
インドネシア語技能検定試験
タイ語検定試験(TAEC)
ハングル能力検定
実用タイ語検定試験
実用イタリア語検定
スペイン語技能検定
DELE(スペイン文部省認定証)
ドイツ語技能検定試験
フランス語能力認定試験(TEF)
実用フランス語技能検定
ロシア語能力検定
観光英語検定試験

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