録音された音声を正確に文字化するスキルを証明する資格です。インタビュー・会議・講演・裁判記録などの音声データを文字に起こす「テープ起こし(音声起こし)」 の技術を測定します。
この資格は、速記や文章作成スキル、正確なタイピング技術を持つ証明 となり、在宅ワークや事務職での活用が期待されます。
■主催
がくぶん総合教育センター
目次
受験資格と難易度
験資格
受験資格に制限はなく、誰でも受験可能 です。
初心者からプロフェッショナルまで、スキルに応じた級を選んで受験できます。
難易度(級別のレベル)
級 | 難易度 | 出題内容 | 目安レベル |
---|---|---|---|
1級(上級) | 難しい | 高度な音声起こし、速記、専門用語対応 | プロ向け(経験者推奨) |
2級(中級) | 普通 | 会議・講演の文字起こし、基本的な編集技術 | 実務向け |
3級(初級) | やさしい | 簡単な音声起こし、基本的なタイピング | 初心者向け |
難易度の目安
- 3級(初級):タイピングができれば受験可能。基本的な音声起こしの知識を問われる。
- 2級(中級):会議や講演の文字起こしスキルが必要。速記や文章編集の技術も求められる。
- 1級(上級):音声起こしの実務経験がある人向け。専門用語を含む高度な聞き取りと、正確な文書作成能力が求められる。
試験内容
試験の主な出題範囲
1. テープ起こし技術
- 音声の正確な聞き取り(クリアな音声だけでなく、ノイズや重なりのある会話にも対応)
- 話し言葉を自然な文章に整える(文法ミスの修正、適切な句読点の付加)
- 省略語・訛りの適切な変換(例:「じゃあね」→「では、また」)
- 言葉の明瞭化(例:「あのー、そのー」を適切に削除)
2. タイピング能力
- ブラインドタッチ(タッチタイピング)の技術
- ミスタイプを減らし、速く正確に入力する力
- 規定時間内に一定の文字数を入力するスピードテスト
3. 文書作成と編集スキル
- 句読点の適切な配置(読みやすい文章構成)
- 専門用語・業界用語の適切な表記
- 表記ルールに基づいた整文技術
4. 記述方式のルール
試験では、以下のような異なるスタイルのテープ起こしを求められる場合があります。
- 素起こし(話し手の言葉をそのまま書き起こす)
- ケバ取り(「えー」「あー」などの不要な言葉を削除し、読みやすくする)
- 整文(話し言葉を文章として自然な形に編集)
級別の試験内容
級 | 出題内容 | 試験形式 | 難易度 |
---|---|---|---|
1級(上級) | 高度な音声起こし(専門用語対応、速記技術) | 長時間の音声データを文字化 | 難しい |
2級(中級) | 会議・講演の文字起こし、編集スキル | 制限時間内に聞き取り・入力 | 普通 |
3級(初級) | 簡単な音声起こし、基本的なタイピング | 短い音声データを正確に書き起こす | やさしい |
試験形式
- 音声データを再生し、決められた時間内に文字に起こす
- 誤字・脱字のチェック、適切な整文を行う
- 合格基準は正確性・スピード・文章の読みやすさ
試験対策
音声を正確に聞き取る練習
テープ起こしでは、音声を正確に聞き取る能力 が必要です。試験ではクリアな音声だけでなく、雑音が入った音声や、早口・かぶる会話 なども出題されることがあります。
対策方法
- ニュースや講演音声を使って聞き取る練習をする(YouTube・ラジオ番組など)
- 聞き取りづらい箇所を何度も再生し、正確な言葉を予測する訓練を行う
- 専門用語や業界用語のリストを作成し、事前に学習しておく
タイピングスピードを向上させる
試験では、限られた時間内に正確に文字を入力すること が求められます。ブラインドタッチ(タッチタイピング)を習得し、入力スピードを上げることが重要です。
対策方法
- タイピング練習サイトを活用し、毎日10分以上練習する(e-typing、寿司打 など)
- 音声を聞きながらリアルタイムで文字入力するトレーニングを行う
- 変換ミスを減らすため、日本語入力ソフト(ATOK、Google日本語入力)のカスタマイズをする
文章編集スキルを向上させる
話し言葉をそのまま書き起こすだけでなく、試験では文法や表記のルールに沿った文章に整える能力 も求められます。
対策方法
- 基本的な日本語の文法・表記ルールを復習する
- 句読点の適切な配置や、長すぎる文章の区切り方を意識する
- ケバ取り(不要な言葉を削除)と整文(読みやすく修正)の違いを理解し、練習する
試験形式に慣れる(模擬試験を解く)
本番の試験では、制限時間内に音声を聞き取り、正確に文字起こしをする 必要があります。過去問や模擬試験を活用し、試験の流れに慣れておくことが大切です。
対策方法
- 実際の試験時間を計りながら、模擬試験を解く
- 誤字脱字のチェックを徹底し、読みやすい文章にする
- 過去の試験問題や、類似の音声データを使って練習する
上級者向け(1級・2級受験者)
上級では、より専門的な内容や、速記に近いスキル が求められます。
追加対策
- 法律・医療・経済などの専門用語を学ぶ
- 話者が複数いる音声の起こし方を練習する
- 時間を短縮するために、ショートカットキーや音声起こしソフトを活用する
取得後に出来ること
取得すると、音声を正確に文字化するスキルの証明 となり、在宅ワーク・事務職・ライティング業務 など幅広い分野で活用できます。特に、議事録作成やメディア・出版業界 での評価が高い資格です。
在宅ワーク・副業として活用
- テープ起こし(文字起こし)の仕事を受注できる
- フリーランスとして企業や個人の案件を請け負える
- 動画の字幕作成や音声コンテンツの文字化にも応用できる
クラウドソーシング(ランサーズ・クラウドワークスなど)でテープ起こしの案件を受注 し、在宅で収入を得ることが可能。
事務職・秘書業務での活用
- 会議・講演・インタビューなどの議事録作成がスムーズになる
- 企業の記録管理や情報共有の精度が向上する
- 速記スキルを活かし、ビジネス文書作成の業務で評価される
企業の事務職や秘書業務において、正確な議事録作成 や文書整理のスキル が求められる場面で有利になる。
ライティング・編集業務での活用
- インタビュー記事の作成がスムーズになる
- 出版・メディア業界での音声起こし業務に活かせる
- Webライターや編集者として、正確な記事作成ができる
ジャーナリストやライターが取材音声を文字に起こし、記事・書籍・Webコンテンツを作成する際のスキル として活用できる。
司法・医療・学術分野での活用
- 裁判の記録作成や法律関係の文書整理
- 医療業界での診察記録や講演内容のテープ起こし
- 学術研究でのインタビュー記録作成
法務・医療・学術の分野では、専門用語を含む音声データを正確に文字化するスキル が求められ、テープライター資格が評価されることがある。
スキルアップ・キャリアアップの可能性
- 日本語の文章力・タイピングスピードの向上
- 聞き取り能力が上がり、ビジネスコミュニケーションに役立つ
- さらに高度な資格(速記士など)へのステップアップが可能
資格取得を通じて、日本語の文章表現力やリスニング能力が向上 し、キャリアの選択肢が広がる。
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