マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)

Microsoft Office(Word、Excel、PowerPoint、Outlook、Access)**の操作スキルを証明する資格です。

Microsoftが公式に認定している資格であり、事務職やビジネスシーンでのPCスキルを証明するのに役立ちます

MOSの特徴

  • Microsoft Officeの実践的なスキルを証明できる
  • Word・Excel・PowerPoint・Outlook・Accessの試験がある
  • 初心者でも比較的取得しやすい資格(実技試験のみで選択問題なし)
  • 資格は国際的に認められており、履歴書に記載できる
  • 試験は実際のOfficeソフトを使って行われるため、実務に直結

主催
オデッセイ コミュニケーションズ

受験資格と難易度

受験資格

MOS試験には受験資格の制限はありません。

  • 年齢・学歴・職歴不問(誰でも受験可能)
  • パソコン初心者でも受験できる
  • 学生、社会人、主婦など幅広い層が受験
  • 科目ごとに単独で受験可能(Excelだけ、Wordだけなど)

特別な条件はなく、Officeを使ったことがある人なら誰でも受験可能です。
ただし、MOSエキスパート(上級)は、Officeの操作に慣れている人向けです。

難易度(試験レベル)

MOS試験は、アソシエイト(一般レベル)エキスパート(上級レベル)の2種類に分かれています。

試験レベル 難易度 試験の特徴 対象者
アソシエイト(一般レベル) ★★☆☆☆(やさしい) Officeの基本操作を問う パソコン初心者・事務職を目指す人
エキスパート(上級レベル) ★★★★☆(難しい) 高度な関数やデータ分析、マクロを問う Officeを仕事で使う人・スキルアップしたい人

アソシエイト試験(一般レベル)は、基本操作ができれば合格できるレベルですが、エキスパート試験(上級レベル)は難易度が高く、業務での実践経験が求められます。

科目ごとの難易度

試験科目 アソシエイト(一般) エキスパート(上級)
Excel ★★☆☆☆(基本関数・グラフ) ★★★★☆(ピボットテーブル・マクロ)
Word ★★☆☆☆(文書作成・表) ★★★★☆(長文作成・スタイル活用)
PowerPoint ★★☆☆☆(スライド作成・アニメーション) なし(上級試験なし)
Outlook ★★☆☆☆(メール管理・スケジュール) なし(上級試験なし)
Access ★★★☆☆(テーブル・クエリ) なし(上級試験なし)

特に難しいのはExcelエキスパートとWordエキスパート。

  • Excelエキスパートではピボットテーブル、マクロ、データ分析が出題
  • Wordエキスパートでは長文作成、文書の自動化、高度なレイアウト設定が出題

合格率

MOS試験の合格率は約80%と比較的高いですが、適切な対策が必要です。

  • アソシエイト(一般レベル):80~90%(基本操作を覚えれば合格しやすい)
  • エキスパート(上級レベル):50~60%(実務経験がないと難しい)

試験時間と合格基準

試験レベル 試験時間 合格基準(目安)
アソシエイト(一般) 50分 700~750点以上(1000点満点)
エキスパート(上級) 50分 750~800点以上(1000点満点)

試験は実技のみで選択問題はなし。時間制限があるため、素早く操作できることが重要です。

試験内容

試験の種類とレベル

MOS試験は、アソシエイト(一般)エキスパート(上級)の2つのレベルがあります。

試験科目 アソシエイト(一般レベル) エキスパート(上級レベル)
Excel 基本操作、関数、グラフ作成 ピボットテーブル、マクロ、高度なデータ分析
Word 文章作成、表の作成、スタイル適用 長文作成、文書の自動化、差し込み印刷
PowerPoint スライド作成、アニメーション、プレゼンテーション なし(上級試験なし)
Outlook メール管理、スケジュール、タスク管理 なし(上級試験なし)
Access データベース作成、クエリ、レポート なし(上級試験なし)

エキスパート試験(上級)は、高度な機能や自動化の知識が求められるため、難易度が高いです。

MOS試験の出題範囲(科目別)

① Excel(表計算ソフト)

試験レベル 主な出題範囲
アソシエイト 基本的な数式と関数(SUM、IF、VLOOKUP)、グラフ作成、表の書式設定、フィルター
エキスパート ピボットテーブル、マクロ(VBA)、条件付き書式、高度なデータ分析(統計・論理関数)

② Word(文書作成ソフト)

試験レベル 主な出題範囲
アソシエイト 文字の書式設定、表の挿入、スタイル適用、ヘッダー・フッター設定
エキスパート 目次・索引の作成、文書の自動化、差し込み印刷、長文レポートの構成

③ PowerPoint(プレゼンテーションソフト)

試験レベル 主な出題範囲
アソシエイト スライド作成、アニメーションの適用、スライドマスター、図形・グラフの挿入

④ Outlook(メール管理ソフト)

試験レベル 主な出題範囲
アソシエイト メール送受信、フォルダー管理、スケジュール設定、タスクの作成

⑤ Access(データベース管理ソフト)

試験レベル 主な出題範囲
アソシエイト テーブル作成、クエリの作成、フォームとレポートの設定

試験の形式

  • 試験時間:50分
  • 出題形式:実技試験のみ(選択問題なし)
  • 問題数:30~40問程度
  • 合格基準:700~800点以上(試験によって異なる)

MOS試験では、実際のOfficeソフトを操作して課題を完成させるため、普段からExcelやWordを使っている人は比較的取り組みやすいです。

どの科目から受験すべきか?

目的・職種 おすすめ試験
事務職を目指す人 Excel(必須)+Word
営業職・プレゼンをする人 PowerPoint
メール業務を効率化したい人 Outlook
データ管理・DB操作をする人 Access

事務職や総務系の仕事を目指すなら、ExcelとWordの取得が特におすすめです。

試験対策

共通の試験対策

① 公式テキストで学習する

MOS試験対策には、公式テキストや問題集を活用するのが最も効果的です。

おすすめのテキスト
  • FOM出版「よくわかるマスター MOS対策テキスト&問題集」(科目ごとに発売)
  • 日経BP「MOS攻略問題集」(試験の出題形式に対応)
  • オデッセイコミュニケーションズ公式模擬試験(公式試験提供会社の練習問題)

まずはテキストの解説を読みながら操作を実践し、基本機能を理解しましょう。

② 実際にOfficeを操作して練習する

MOS試験は選択問題なしの実技試験のため、操作スピードを上げることが重要です。

効率的な練習方法
  • Excelなら関数を実際に入力し、グラフを作成する
  • Wordならスタイルやヘッダー・フッターを設定する
  • PowerPointならアニメーションやスライドマスターを使う
  • 実際の業務を想定し、テンプレートを作成する

③ 模擬試験を繰り返し解く

本番の試験形式に慣れるために、模擬試験を繰り返し解くことが重要です。

模擬試験の活用方法
  • 時間を計りながら本番と同じ環境で練習する
  • 間違えた問題は解説を確認し、理解するまで繰り返す
  • 操作を素早く行う練習をする(ショートカットキーを活用)

公式の模擬試験ソフトを利用すると、本番に近い環境で練習できるためおすすめです。

④ ショートカットキーを活用する

試験時間は50分と限られているため、マウス操作よりもショートカットキーを使うと時間短縮になります。

ソフト ショートカットキー 機能
Excel Ctrl + Shift + L フィルターの設定・解除
Excel Ctrl + ; 今日の日付を入力
Word Ctrl + B 太字にする
Word Ctrl + Enter 改ページを挿入
PowerPoint F5 スライドショーを開始
Outlook Ctrl + N 新しいメールを作成

普段からショートカットキーを使うことで、操作スピードを向上させることができるため、意識的に活用しましょう。

科目別の試験対策

MOS試験は科目ごとに出題範囲が異なるため、それぞれの対策が必要です。

Excel(表計算)

  • 実際にExcelで関数を入力し、結果を確認する
  • グラフやデータ分析の機能を試す
  • 模擬試験を繰り返し解く

Word(文書作成)

  • 実際にWordで長文を作成し、目次や見出しを整理する
  • 差し込み印刷を使って宛名ラベルを作成する

PowerPoint(プレゼンテーション)

  • プレゼン資料を作成し、アニメーションを適用する
  • スライドマスターを使ってデザインを統一する

Outlook(メール管理)

  • 実際にOutlookを使い、フォルダー管理やスケジュール設定を行う
  • 迷惑メールフィルターの設定方法を確認する

Access(データベース管理)

  • 実際にAccessでテーブルを作成し、クエリを試す
  • フォームやレポートの作成手順を確認する

取得後に出来ること

就職・転職での活用

MOS資格は、事務職や営業職、IT関連の仕事を目指す人にとって有利な資格です。

取得級ごとの活用範囲

取得級 活かせる職種・業務 期待されるスキル
Excel(アソシエイト) 事務職、経理、営業 基本的なデータ入力、表計算、関数の活用
Excel(エキスパート) データ分析職、経理、マーケティング ピボットテーブル、マクロ、データ分析
Word(アソシエイト) 事務職、秘書、総務 文書作成、レポート作成
Word(エキスパート) 編集者、ライター、秘書 長文編集、スタイル設定、差し込み印刷
PowerPoint 営業、マーケティング、プレゼン業務 スライド作成、アニメーション、効果的なプレゼン資料の作成
Outlook 総務、管理職、営業 メール管理、スケジュール設定、タスク管理
Access データ管理、システム管理 データベース作成、クエリの活用

就職・転職でのメリット

  • 履歴書に記載できる(MOS資格は国際的に認められている)
  • 事務職・総務・営業職での評価が高い(特にExcel・Word)
  • PCスキルを証明できるため、未経験職種への転職にも有利
  • 資格手当が支給される企業もある

特に、Excel(エキスパート)を持っているとデータ分析や経理業務に強いと評価されるため、転職市場で有利になります。

仕事の効率化

MOS資格を取得すると、Microsoft Officeの操作がよりスムーズになり、業務効率が向上します。

業務への活用例

ソフト スキル 実務での活用例
Excel 関数、グラフ、データ分析 売上分析、在庫管理、経費管理
Word 文書作成、スタイル設定 企画書、議事録、レポート作成
PowerPoint スライド作成、アニメーション プレゼン資料作成、報告書作成
Outlook メール管理、スケジュール管理 予定調整、タスク管理、メールフィルター活用
Access データベース作成、クエリ 顧客管理、販売データ管理

特にExcelのスキルは、データ処理や計算の自動化、レポート作成のスピードアップにつながります。

キャリアアップ・昇進のチャンス

MOS資格を取得すると、職場での評価が向上し、昇進・キャリアアップにつながる可能性があります。

企業での評価ポイント

  • 基本的なPCスキルがあることを証明できる
  • Officeソフトを活用し、業務効率化ができる人材として評価される
  • MOSエキスパート(上級)を取得すると、IT関連の業務にも活かせる

企業によっては、MOS資格の取得を推奨し、取得者に資格手当を支給する制度を設けている場合もあるため、昇給や昇進の要因となることもあります。

他の資格へのステップアップ

MOS資格を取得すると、IT系・ビジネス系の上位資格に挑戦しやすくなります。

次に目指せる資格

資格名 MOSとの関連性
日商PC検定 事務職向けのPCスキル検定(Word・Excelの応用力を問う)
ITパスポート(国家資格) ITの基礎知識を問う試験(MOSの知識を活かせる)
基本情報技術者試験(国家資格) ITエンジニア向け(Excel VBAやデータベース知識が活きる)
Excel VBAエキスパート Excelのマクロ・VBAを活用した自動化スキルを問う

特に「Excel VBAエキスパート」は、Excelエキスパートの次のステップとしておすすめです。

取得後にやるべきこと

MOS資格を取得した後は、実務で活用することでスキルを定着させることが重要です。

おすすめのスキルアップ方法

  1. 実務でOfficeを積極的に活用する

    • Excelの関数やピボットテーブルを日常業務で活用
    • Wordのスタイル機能を活かした文書作成を実践
    • PowerPointで視覚的に伝わる資料を作成
  2. Officeの自動化(Excel VBA・マクロ)を学ぶ

    • 業務の効率化を目指し、Excel VBAの基礎を学習
    • Excelのマクロ記録機能を試し、繰り返し作業を自動化
  3. 上位資格を取得する

    • Excel VBAエキスパートやITパスポートなどに挑戦
    • Accessを使う業務なら、データベース関連の資格も検討

おすすめの講習、教材

教材

 講座

コンピューター系資格一覧

応用情報技術者試験
基本情報技術者
エンベデッドシステムスペシャリスト試験
ITストラテジスト試験
システムアーキテクト試験
システム監査技術者
ITサービスマネージャ試験
ITパスポート試験
ネットワークスペシャリスト試験
プロジェクトマネージャ
情報処理安全確保支援士試験(RISS)
データベーススペシャリスト試験
Accessビジネスデータベース技能認定試験
Excel表計算処理技能認定試験
Word文書処理技能認定試験
PowerPointプレゼンテーション技能認定試験
Javaプログラミング能力認定試験
COBOLプログラミング能力認定試験
パソコン検定(P検)
C言語プログラミング能力認定試験
情報処理技術者能力認定試験
VisualBasicプログラミング能力認定試験
マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
VBAエキスパート
IC3
ワードプロセッサ技能認定試験
パソコン技能検定Ⅱ種試験
EC(電子商取引)実践能力検定
OracleApplication認定コンサルタント
CAD利用技術者試験
ORACLE MASTER(オラクルマスター)
会計ソフト実務能力試験
Server+
A+
コンピュータサービス技能評価試験
J検(情報検定)
Linux+
Network+
UBA能力検定
マイクロソフト認定トレーナー(MCT)
マイクロソフト認定資格プログラム
Linux技術者認定試験
情報セキュリティ検定試験
UMLモデリング技能認定試験
Oracle Certified Java Programmer(OCJP)
CGエンジニア検定
画像処理エンジニア検定
シスコ技術者認定
インターネット検定 .com Master
Cisco技術者認定資格(CCIE)
Turbo-CE/Pro/CI
CIW
RHCE(Red Hat認定エンジニア)
Oracle Solaris 11 System Administrator
PostgreSQL CE
情報ネットワーク施工プロフェッショナル(INIP)
Zend PHP 5 Certification
商PC検定試験

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