マイクロソフト認定トレーナー(MCT)

マイクロソフト製品やテクノロジーに関する公式トレーニングを提供できる資格を持つトレーナーのことです。

MCTは、企業研修や教育機関での指導を行うプロフェッショナル向けの認定資格であり、Microsoft Learnや公式トレーニング教材を使用して受講者を指導する役割を担います。

MCTの特徴

  1. マイクロソフト認定資格の保持
    MCTになるには、まず対象のMicrosoft認定資格(例:Azure、Microsoft 365、Power Platform など)を取得している必要があります。

  2. トレーニングスキルの証明
    トレーニングの実施能力を証明するため、指導経験やトレーナー向けの資格(例:CompTIA CTT+ など)が求められることがあります。

  3. マイクロソフト公式のリソースへのアクセス
    MCTは、Microsoft Learnや公式トレーニング教材(MOC:Microsoft Official Curriculum)を使用して指導できます。

  4. 専用のコミュニティと特典
    MCTは、MCT専用フォーラムやトレーニングリソースにアクセスでき、最新の技術情報を入手できます。また、Microsoft製品の割引や、イベントへの参加特典などもあります。

主催
マイクロソフト(株)認定プログラム事務局

受験資格と難易度

受験資格(申請要件)

① 有効なマイクロソフト認定資格の保持

MCTになるためには、以下のMicrosoft認定資格のいずれかを取得している必要があります。

  • ロールベースの認定資格(例:Azure、Microsoft 365、Power Platform など)
    • Microsoft Certified: Azure Administrator Associate
    • Microsoft Certified: Azure Solutions Architect Expert
    • Microsoft 365 Certified: Enterprise Administrator Expert
    • Power Platform Solution Architect Expert など
  • MTA(Microsoft Technology Associate)※2022年に廃止
  • MOS(Microsoft Office Specialist)(MCE資格も必要)

② 指導スキルの証明

MCTとして活動するには、ITトレーニングの指導能力が求められます。そのため、以下のいずれかを証明する必要があります。

  • 認定トレーナー資格を取得している(例)
    • CompTIA CTT+(Certified Technical Trainer)
    • Train the Trainer(T3)プログラム修了
    • 大学や専門学校での指導経験
  • 企業研修や教育機関でのトレーニング経験がある
    • これまでにIT関連の研修や講義を実施した実績を証明する資料(受講者のフィードバックなど)を提出できる

難易度

① MCT資格取得の難易度

MCTは試験型の資格ではないため、「取得の難易度」=「申請要件を満たす難易度」になります。

  • Microsoft認定資格の取得(難易度:★★★☆☆)
    • AzureやMicrosoft 365のExpertレベル資格は比較的難しいが、Associateレベルなら中程度
  • トレーニングスキルの証明(難易度:★★☆☆☆)
    • CompTIA CTT+などの資格を取得するか、実務経験を積めばクリア可能
  • 申請手続きのハードル(難易度:★☆☆☆☆)
    • 必要書類を揃えて申請すればOK

総合すると、MCTの取得難易度は「中程度(★★★☆☆)」
特にMicrosoft認定資格の取得が一番のハードルになる

② MCTの維持・更新の難易度

MCTは1年ごとに更新が必要です。更新には、次の要件を満たす必要があります。

  • Microsoft認定資格の維持(更新時に有効であること)
  • トレーニングの実績を証明(一定回数以上の研修・講義を実施)
  • 年会費の支払い(国や地域によって異なるが、約100~500ドル程度)

更新に必要なトレーニング実績を積めない場合は、MCTの資格を維持できないため、定期的に研修を実施できる環境があるかがポイントになります。

試験内容

MCTは試験を受けて取得する資格ではなく、申請型の認定プログラムです。そのため、特定の「MCT試験」は存在しません。

ただし、MCTになるためには、Microsoftの認定資格を取得する必要があります。以下では、MCT取得のために求められる主要なMicrosoft認定資格の試験内容を紹介します。

MCT取得に必要なMicrosoft認定資格の試験内容

MCTになるには、Microsoftが指定する有効な認定資格を取得する必要があります。以下に、主要な試験内容をまとめます。

① Azure関連の資格試験

Microsoft Certified: Azure Administrator Associate(試験:AZ-104)

  • Azureの基本サービス(仮想マシン、ストレージ、ネットワーク)
  • AzureのID管理(Azure AD、RBAC)
  • バックアップと復旧戦略
  • Azureのセキュリティ対策

Microsoft Certified: Azure Solutions Architect Expert(試験:AZ-305)

  • Azureの設計(コンピューティング、ネットワーク、ストレージ)
  • セキュリティとコンプライアンスの設計
  • 高可用性と災害復旧戦略
  • コスト管理と最適化

② Microsoft 365関連の資格試験

Microsoft 365 Certified: Enterprise Administrator Expert(試験:MS-102)

  • Microsoft 365のIDとアクセス管理
  • Microsoft 365のセキュリティとコンプライアンス
  • デバイス管理と展開戦略
  • Exchange、SharePoint、Teamsの管理

③ Power Platform関連の資格試験

Microsoft Certified: Power Platform Solution Architect Expert(試験:PL-600)

  • Power Apps、Power Automate、Power BIの設計
  • ビジネスプロセスの自動化と統合
  • データモデリングとアーキテクチャ設計
  • セキュリティとガバナンス戦略

④ その他の資格試験(MOSなど)

MCTを取得するためには、**MOS(Microsoft Office Specialist)**の資格も有効です。特に、Office製品(Excel、Word、PowerPointなど)を教える場合に適しています。

MOS: Excel Expert(試験:MO-201)

  • 高度な関数(XLOOKUP、IF関数、条件付き書式)
  • データ分析ツール(ピボットテーブル、Power Query)
  • マクロとVBAの基本

試験対策

試験の公式ドキュメントを確認する

まず、Microsoft公式サイトで**試験ガイド(Skills Outline)**を確認し、試験範囲を把握しましょう。
各試験の公式ページには、出題範囲、試験形式、推奨学習リソースが掲載されています。

Microsoft Learn で無料学習

Microsoftの公式学習プラットフォーム「Microsoft Learn」を活用すると、無料で学習できます。
各試験に対応した学習パスがあり、理論+実践をバランスよく学べます。

模擬試験や問題集で実践練習

試験対策には模擬試験の受験が効果的です。以下の方法で、本番に近い形式の問題を解くと良いでしょう。

公式模擬試験(MeasureUp)

  • Microsoft認定の公式模擬試験を利用可能(有料)
  • 各試験の公式ページから購入可

実機演習で理解を深める

特にAzureやMicrosoft 365関連の試験では、実際にサービスを操作するスキルが求められます
無料で使えるMicrosoftのクラウド環境を活用して、実際に操作しながら学ぶのがおすすめです。

無料で利用できる学習環境

  • Azure 無料アカウント
  • Microsoft 365 開発者プログラム

実際に仮想マシンを作成したり、Azure ADを設定したりすることで、問題を解くスピードと理解力が向上します。

取得後に出来ること

Microsoft公式のトレーニングを提供できる

MCTは、Microsoft公式のトレーニングコースを企業や教育機関向けに提供できます。

具体的にできること

  • Microsoft Official Courseware(MOC)の使用
    • Microsoft公式のトレーニング教材を使って講義が可能
  • 企業研修の講師として活動
    • IT企業や教育機関で、Microsoft認定資格対策の研修を実施
  • スクールや大学の講師として登壇
    • 専門学校・大学などでの講義に活用

MCTを取得すると、Microsoft認定のトレーニングを提供できる公式インストラクターとして活動できるようになります。

MCT専用リソースや特典を利用できる

MCTは、Microsoftから特別なサポートやリソースを受けられます。

主な特典

  • MCT専用ポータルへのアクセス(最新の学習資料や情報を入手可能)
  • Microsoft製品の割引(Microsoft 365やAzureのライセンス割引)
  • 公式トレーニング教材(MOC)を利用可能
  • MCT専用のフォーラムやコミュニティへの参加

MCT専用のリソースを活用することで、最新のMicrosoft技術を学びながら指導の質を向上できます。

Microsoftの公式イベントや認定試験の監督が可能

MCTは、Microsoftが主催するイベントや試験に関与する機会もあります。

可能な活動

  • Microsoft Ignite、Build などの公式イベントで講師として登壇
  • Microsoft認定試験の試験監督(試験センターのプロクター)
  • 企業向けのワークショップを開催

特に、Microsoftの最新技術を広めるイベントでは、MCTが講師として招かれることもあります。

フリーランスのITトレーナーやコンサルタントとして独立

MCTは、企業や教育機関だけでなく、個人のITトレーナーとして独立することも可能です。

独立してできること

  • オンライン講座を開講(Udemy、YouTube など)
  • フリーランスのIT研修講師として活動
  • 企業向けのMicrosoft技術コンサルティングを提供

特に、クラウド(Azure)やMicrosoft 365のスキルを持つMCTは需要が高く、個人でも活躍できる場が広がっています。

MCTの上位資格「MCT Regional Lead」への挑戦

MCTの中でも優れた実績を持つ人は、**MCT Regional Lead(地域リーダー)**に推薦される可能性があります。

MCT Regional Leadとは?

  • Microsoftが選出するMCTコミュニティのリーダー的存在
  • 新しいMCTの育成や、Microsoftの教育プログラムへの貢献を担当
  • Microsoftとの直接的なつながりが増えるため、より影響力のある活動が可能

コンピューター系資格一覧

応用情報技術者試験
基本情報技術者
エンベデッドシステムスペシャリスト試験
ITストラテジスト試験
システムアーキテクト試験
システム監査技術者
ITサービスマネージャ試験
ITパスポート試験
ネットワークスペシャリスト試験
プロジェクトマネージャ
情報処理安全確保支援士試験(RISS)
データベーススペシャリスト試験
Accessビジネスデータベース技能認定試験
Excel表計算処理技能認定試験
Word文書処理技能認定試験
PowerPointプレゼンテーション技能認定試験
Javaプログラミング能力認定試験
COBOLプログラミング能力認定試験
パソコン検定(P検)
C言語プログラミング能力認定試験
情報処理技術者能力認定試験
VisualBasicプログラミング能力認定試験
マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
VBAエキスパート
IC3
ワードプロセッサ技能認定試験
パソコン技能検定Ⅱ種試験
EC(電子商取引)実践能力検定
OracleApplication認定コンサルタント
CAD利用技術者試験
ORACLE MASTER(オラクルマスター)
会計ソフト実務能力試験
Server+
A+
コンピュータサービス技能評価試験
J検(情報検定)
Linux+
Network+
UBA能力検定
マイクロソフト認定トレーナー(MCT)
マイクロソフト認定資格プログラム
Linux技術者認定試験
情報セキュリティ検定試験
UMLモデリング技能認定試験
Oracle Certified Java Programmer(OCJP)
CGエンジニア検定
画像処理エンジニア検定
シスコ技術者認定
インターネット検定 .com Master
Cisco技術者認定資格(CCIE)
Turbo-CE/Pro/CI
CIW
RHCE(Red Hat認定エンジニア)
Oracle Solaris 11 System Administrator
PostgreSQL CE
情報ネットワーク施工プロフェッショナル(INIP)
Zend PHP 5 Certification
商PC検定試験

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