ワードプロセッサ技能認定試験

Word(ワード)などのワープロソフトを使った文書作成能力を測る資格試験です。試験では、文書作成のスピードや正確性、適切なレイアウトの設定、表の作成、画像挿入などのスキルが問われます。

この試験は、サーティファイ(Certify)が主催しており、Wordの操作能力を証明する資格として、企業や学校での評価が高いのが特徴です。

受験資格と難易度

受験資格

ワードプロセッサ技能認定試験には、特に受験資格はありません。年齢・学歴・職業に関係なく、誰でも受験可能です。

試験の難易度

ワードプロセッサ技能認定試験には、3つのレベル(1級・2級・3級)があり、それぞれ難易度が異なります。

1級(上級)

難易度:★★★★☆(やや難しい)
対象者:Wordの高度なスキルを持ち、業務で活用できる人
合格率:約50~60%(十分な練習が必要)

2級(中級)

 

難易度:★★★☆☆(標準)
対象者:一般的なビジネス文書を作成できる人
合格率:約70~80%(適切な対策をすれば合格しやすい)

3級(初級)

難易度:★★☆☆☆(やさしい)
対象者:Wordの基本操作ができる初心者向け
合格率:約80~90%(初心者でも十分合格可能)

試験内容

「実技試験」「知識試験」の2つで構成されています。受験級によって求められるスキルのレベルが異なります。

試験形式と概要

試験項目 内容 配点比率
実技試験 指定された文書を制限時間内に作成・編集する 約70%
知識試験 ワープロソフトの操作方法やビジネス文書のルールを問う選択問題 約30%

試験時間:60分(1級・2級・3級 共通)
合格基準

  • 1級:80%以上の得点
  • 2級:70%以上の得点
  • 3級:60%以上の得点

1級(上級)試験内容

実技試験(70%)

高度な文書作成スキルが求められる。

  • レイアウトとデザインの調整

    • 段組み(2段・3段)の設定
    • スタイル機能を活用した統一感のある文書作成
    • 目次や索引の自動生成
  • 高度な編集機能の活用

    • フィールド機能(文書内の参照リンク、日付の自動挿入)
    • 差し込み印刷(宛名リストから文書を自動作成)
    • マクロの活用(VBAでの簡単な自動処理)
  • 表・画像・グラフの挿入と操作

    • 複雑な表の作成(セルの結合・分割、書式設定)
    • 図表やSmartArtの活用
    • Excelとの連携(グラフの挿入・編集)

知識試験(30%)

ワープロソフトの高度な知識を問う。

  • ビジネス文書のルール(敬称の使い方、適切なフォーマット)
  • Wordの応用機能(マクロ、テンプレート、フィールドコード)
  • 印刷設定とデータ管理(PDF変換、セクション区切り)

2級(中級)試験内容

実技試験(70%)

一般的なビジネス文書の作成スキルを測る。

  • 基本的な文書作成・編集

    • フォント変更、太字・斜体・下線の設定
    • 箇条書き・番号付きリストの作成
    • 段落設定(インデント、行間の調整)
  • 表や画像の挿入

    • 表の作成と書式設定(罫線の調整、背景色の変更)
    • 画像の挿入と配置(文字列の折り返し設定)
    • ヘッダー・フッターの作成(ページ番号の挿入)
  • ページ設定と印刷設定

    • 余白・用紙サイズ・ページの向きの設定
    • セクション区切りを利用した文書の整理
    • 印刷レイアウトの確認と最適化

知識試験(30%)

  • 基本的なWordの操作方法(ショートカットキー、書式設定)
  • ビジネス文書の基本ルール(日付の書き方、社外文書のマナー)
  • データの保存・管理(ファイル形式の違い、クラウド活用)

3級(初級)試験内容

実技試験(70%)

Wordの基本操作を習得しているかを確認。

  • 文字入力と編集

    • フォントサイズやスタイルの変更
    • 太字・斜体・下線の設定
    • 文章のコピー・貼り付け・削除
  • 表の基本操作

    • 簡単な表の作成(行・列の追加、セルの結合)
    • 罫線の調整とセルの色付け
  • 基本的なレイアウト設定

    • ページ設定(余白、用紙サイズ)
    • 段落の整列(左揃え、中央揃え、右揃え)
    • 箇条書き・番号付きリストの作成

知識試験(30%)

  • Wordの基本的な機能(保存方法、編集ツール)
  • ビジネス文書の基礎(文章の適切な書き方)
  • 印刷設定の基本(プレビュー、用紙サイズ)

試験対策

学習の進め方

① 公式テキスト・問題集で基本を固める

サーティファイが発行する公式テキスト問題集を活用すると、試験範囲を網羅的に学習できます。
特に、実技試験の対策として、模擬問題を解くことが重要です。

② 実際にWordを操作しながら学習する

ワードプロセッサ技能認定試験は、実技試験の比重が大きいため、手を動かして練習することが必要です。

  • 基本的な操作を繰り返し実践する(書式設定、段落調整、表作成など)
  • 試験と同じ環境(Microsoft Word)で練習する
  • 制限時間を設定して模擬試験を解く

③ 過去問・模擬試験を解いて試験形式に慣れる

本番に向けて、時間を測りながら模擬試験を解くことが効果的です。
特に、文書作成のスピードを上げることが合格のカギになります。

  • 公式サイトのサンプル問題を活用する
  • 試験と同じ制限時間内で模擬問題を解く

④ ショートカットキーを活用して作業スピードを上げる

試験では、短時間で正確に文書を作成することが求められます
効率よく作業するために、Wordのショートカットキーを覚えておきましょう。

機能 ショートカットキー
コピー Ctrl + C
貼り付け Ctrl + V
切り取り Ctrl + X
元に戻す Ctrl + Z
太字 Ctrl + B
段落の中央揃え Ctrl + E
段落の右揃え Ctrl + R

レベル別の試験対策

1級(上級)試験対策

難易度:やや難しい(ビジネスでWordを使いこなせるレベル)

重点対策ポイント

  • 段組み・スタイル機能を活用した高度なレイアウト調整
  • 差し込み印刷(宛名ラベル作成など)を実際に操作してみる
  • 目次や索引を自動生成する練習をする
  • Excelと連携したグラフや表の挿入を試す
  • マクロ(VBA)の基本を学び、簡単な自動化を実践する

おすすめ学習方法

  • 高度な文書作成を実際に試してみる(長文編集、スタイル適用)
  • 模擬問題を時間内に解き、作業スピードを上げる
  • 実務で使えるWord機能(フィールド、テンプレート)を理解する

学習期間の目安:2~3か月(50~80時間)

2級(中級)試験対策

難易度:標準(一般的なビジネス文書を作成できるレベル)

重点対策ポイント

  • 基本的な書式設定を素早く行う(フォント変更、段落設定、箇条書き)
  • 表や画像を挿入し、適切に配置する練習をする
  • ヘッダー・フッターの作成、ページ番号の設定を確実に行う
  • セクション区切りを活用して文書を整理する方法を学ぶ

おすすめ学習方法

  • Wordの基本機能を網羅的に復習する
  • 試験と同じ制限時間で文書作成を練習する
  • 模擬問題を繰り返し解き、出題パターンに慣れる

学習期間の目安:1~2か月(30~50時間)

3級(初級)試験対策

難易度:やさしい(Wordの基本操作を習得するレベル)

重点対策ポイント

  • 文字入力をスムーズに行い、正確に編集する
  • フォントや段落の書式を適切に設定できるようにする
  • 表の作成や簡単なレイアウト調整を練習する
  • 印刷設定や保存方法を理解し、適切に管理できるようにする

おすすめ学習方法

  • Wordの基本操作をしっかり練習する(保存・印刷・編集)
  • 基本的な文書作成を繰り返し行い、スムーズにできるようにする
  • 過去問を解き、出題傾向を把握する

学習期間の目安:1~2週間(10~30時間)

取得後に出来ること

取得後にできること(実務での活用)

① ビジネス文書の作成・編集がスムーズになる

  • 社内文書(報告書・議事録・マニュアルなど)を効率的に作成できる
  • 取引先向けの契約書や見積書をフォーマット化し、短時間で作成
  • 書式やレイアウトを統一し、見やすい文書を作成するスキルが向上

② Wordの高度な機能を活用できる(1級・2級取得者向け)

  • 差し込み印刷機能を活用し、大量の文書を一括作成(宛名ラベル、請求書など)
  • スタイル機能を活用し、統一感のある書類を作成
  • 長文編集(目次・索引の自動作成、セクション区切り)が可能

③ 表やグラフを活用した資料作成ができる

  • Excelで作成したデータをWordに取り込み、レポートを作成
  • SmartArtや画像を適切に配置し、わかりやすい資料を作成

④ 印刷・PDF変換を活用した電子文書の作成ができる

  • 文書をPDF形式で保存し、データ共有をスムーズにする
  • 印刷レイアウトを最適化し、印刷ミスを減らす

取得後のキャリアアップ・就職・転職での活用

① 事務職・経理職でのスキル証明になる

  • 企業の事務職・経理職では、Wordを使用した文書作成スキルが必須
  • 資格を持っていることで、即戦力として評価されやすい

② 営業職・企画職でも活用できる

  • 提案書・企画書・プレゼン資料の作成スキルが向上
  • 社外向けのビジネス文書を適切に作成できる

③ 就職・転職活動で有利になる

  • 「Wordスキルあり」を証明できるため、即戦力として採用されやすい
  • パソコンスキルを求める求人に応募する際に、他の応募者と差別化できる

④ 副業・フリーランスの仕事に活かせる

  • Wordのスキルを活かして、在宅ワークやフリーランスとして活動できる
  • データ入力・文書作成代行の仕事を請け負うことが可能

どの級を取得すればいいか?

取得級 できること おすすめの対象者
1級 高度なビジネス文書作成、マクロ活用、差し込み印刷、長文編集 事務職の上級者、Wordを極めたい人
2級 一般的なビジネス文書作成、表・画像・グラフの挿入、ヘッダー・フッター設定 事務職・営業職の人、Wordを業務で活用したい人
3級 文字入力、簡単な書式設定、基本的な表作成 パソコン初心者、基礎から学びたい人

取得後に活かせる職種

業種・職種 活用できる場面
事務職・経理職 文書作成(報告書、議事録、マニュアル)
営業職 提案書・見積書の作成、顧客向け資料の作成
企画職・マーケティング 企画書・プレゼン資料の作成
教育・講師業 学習資料・配布資料の作成
フリーランス・在宅ワーク データ入力・文書作成代行、Word講座の指導

コンピューター系資格一覧

応用情報技術者試験
基本情報技術者
エンベデッドシステムスペシャリスト試験
ITストラテジスト試験
システムアーキテクト試験
システム監査技術者
ITサービスマネージャ試験
ITパスポート試験
ネットワークスペシャリスト試験
プロジェクトマネージャ
情報処理安全確保支援士試験(RISS)
データベーススペシャリスト試験
Accessビジネスデータベース技能認定試験
Excel表計算処理技能認定試験
Word文書処理技能認定試験
PowerPointプレゼンテーション技能認定試験
Javaプログラミング能力認定試験
COBOLプログラミング能力認定試験
パソコン検定(P検)
C言語プログラミング能力認定試験
情報処理技術者能力認定試験
VisualBasicプログラミング能力認定試験
マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
VBAエキスパート
IC3
ワードプロセッサ技能認定試験
パソコン技能検定Ⅱ種試験
EC(電子商取引)実践能力検定
OracleApplication認定コンサルタント
CAD利用技術者試験
ORACLE MASTER(オラクルマスター)
会計ソフト実務能力試験
Server+
A+
コンピュータサービス技能評価試験
J検(情報検定)
Linux+
Network+
UBA能力検定
マイクロソフト認定トレーナー(MCT)
マイクロソフト認定資格プログラム
Linux技術者認定試験
情報セキュリティ検定試験
UMLモデリング技能認定試験
Oracle Certified Java Programmer(OCJP)
CGエンジニア検定
画像処理エンジニア検定
シスコ技術者認定
インターネット検定 .com Master
Cisco技術者認定資格(CCIE)
Turbo-CE/Pro/CI
CIW
RHCE(Red Hat認定エンジニア)
Oracle Solaris 11 System Administrator
PostgreSQL CE
情報ネットワーク施工プロフェッショナル(INIP)
Zend PHP 5 Certification
商PC検定試験

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