日本中国語検定協会が主催する中国語能力試験です。日本国内で広く認知されており、特に実用的な中国語の読解・聴解・作文能力を評価する試験として、多くの学習者が受験しています。
■主催
(財)日本中国語検定協会
目次
受験資格と難易度
試験内容
筆記試験(読解・文法・作文) と リスニング試験 の2つで構成されています。級が上がるほど問題が難しくなり、1級や準1級では翻訳・作文の比重が高くなります。
試験の構成(全級共通)
試験項目 | 内容 | 実施級 |
---|---|---|
筆記試験 | 文法・読解・語彙・作文(2級以上) | 準4級~1級 |
リスニング試験 | 日常会話・ビジネス会話・ニュース(2級以上) | 準4級~1級 |
ポイント
- 2級以上は作文(日本語→中国語翻訳)が追加される
- 1級・準1級は翻訳問題が多く、特に難関!
各級の試験内容(詳細)
準4級(入門レベル)
筆記試験(約30分)
語彙・文法:基本的な単語や文法の穴埋め問題
読解:短い会話や文章を読んで答える
リスニング試験(約20分)
短文理解:簡単な日常会話を聞いて、正しい選択肢を選ぶ
4級(初級レベル)
筆記試験(約50分)
語彙・文法:基本的な文法や単語の穴埋め
読解:短い文章を読んで内容を把握する問題
リスニング試験(約30分)
日常会話:買い物・道案内・簡単な質問など
3級(初中級レベル)
筆記試験(約60分)
語彙・文法:中級レベルの文法・慣用表現
読解:会話や短い文章の内容を正しく理解する
リスニング試験(約35分)
日常会話:より長めの会話や指示を聞き取る
準2級(中級レベル)
筆記試験(約75分)
語彙・文法:より複雑な文法や慣用表現
読解:ビジネス文書・メールの理解
作文:短い日本語文を中国語に翻訳(約80字)
リスニング試験(約40分)
ビジネス会話:職場でのやり取りや電話応対
2級(中上級レベル)
筆記試験(約90分)
語彙・文法:新聞・ニュースに使われる単語や表現
読解:新聞・雑誌記事の読解
作文:日本語の文章を中国語に翻訳(約100字)
リスニング試験(約45分)
ニュース理解:ニュース音声を聞いて内容を把握する
準1級(上級レベル)
筆記試験(約100分)
読解・文法:専門書や新聞の文章を理解
翻訳(日本語→中国語)(約150字)
リスニング試験(約50分)
ビジネス・ニュース:速いスピードの会話・ニュース理解
1級(最難関・プロレベル)
筆記試験(約120分)
読解:高度な新聞・評論記事を読む
翻訳(日本語→中国語)(約200字)
リスニング試験(約60分)
専門的な内容の会話・ニュースを聞き取る
試験対策
試験対策のポイント(共通)
- 文法・単語をしっかり固める → 過去問や公式問題集を活用
- リスニング力を強化する → 中国語のニュースや会話を毎日聞く
- 作文・翻訳対策(2級以上) → 日本語を中国語に訳す練習をする
- 過去問を解いて試験形式に慣れる → 出題傾向を把握する
レベル別試験対策
準4級・4級(入門~初級)
対策①:単語と基本フレーズを暗記
- 出題される単語数:
- 準4級 → 500語程度
- 4級 → 1,000語程度
対策②:リスニング強化
- 簡単な会話を聞く練習
対策③:文法の基本を押さえる
- よく出る文法パターンを暗記
3級・準2級(初中級~中級)
対策①:語彙力アップ(重要!)
- 出題される単語数:
- 3級 → 2,000語程度
- 準2級 → 4,000語程度
- 対策:毎日20~30個ずつ単語を覚える
対策②:リスニング強化
- 短い会話だけでなく、長めの文章を聞く練習
対策③:文法をしっかり固める
- 複雑な構文を学ぶ(比較文、受身文など)
対策④:作文対策(準2級)
- 短い日本語文を中国語に訳す練習
- 過去問の作文問題を繰り返し解く
2級(中上級レベル)
対策①:高度な語彙と文法の強化
- 出題される単語数:6,000語程度
- 対策:「中検2級単語集」「新聞記事を読む」
対策②:リスニング対策(ニュース・ビジネス会話)
- 速いスピードの中国語を聞く練習
対策③:作文・翻訳対策
- 日本語→中国語の作文を毎日練習
対策④:読解問題の対策
- 新聞・ニュース記事を読んで内容を要約する練習
準1級・1級(上級・最難関)
対策①:高度な語彙・表現をマスターする
- 出題される単語数:
- 準1級 → 8,000語以上
- 1級 → 10,000語以上
対策②:リスニング強化(ニュース・専門的な会話)
- ニュース・ビジネス会話を完全に聞き取る練習
対策③:翻訳・作文対策(最重要!)
- 毎日、日本語の文章を中国語に翻訳する練習をする
対策④:長文読解の強化
- 新聞・評論文・経済記事を読む練習をする
取得後に出来ること
就職・転職で有利になる
中国語を使う仕事に応募しやすくなり、履歴書やエントリーシートでアピールできます。特に貿易、旅行、メーカー、IT業界では評価されることが多いです。
活かせる業界・職種
業界 | 仕事内容 |
---|---|
貿易・物流 | 海外企業とのやり取り、輸出入業務 |
旅行・観光 | 中国人観光客向けのサービス提供 |
メーカー・商社 | 中国の取引先との交渉、契約 |
IT・通信 | 中国市場向けのマーケティング、開発 |
通訳・翻訳 | ビジネス文書の翻訳、会議通訳 |
教育・塾講師 | 中国語講師、留学アドバイザー |
級別の求められる業務レベル
中検の級 | 求められる業務レベル |
---|---|
1級 | プロの通訳・翻訳レベル(企業の会議通訳など) |
準1級 | ビジネス中国語を使った業務(商談・契約交渉など) |
2級 | メール対応、日常会話レベルの通訳 |
準2級 | 簡単な接客、旅行ガイド |
3級以下 | 旅行・飲食業での簡単な中国語対応 |
2級以上があれば、ビジネスで活用できるレベルになります。
昇進・昇給につながる
企業によっては中国語能力に対して手当を支給している場合があります。
- 語学手当(例:2級取得で月5,000円の手当)
- 海外出張・中国支社勤務のチャンスが増える
- 社内の中国人スタッフとのやり取りがスムーズになる
特に中国と関わりの深い企業では、社内評価の向上やキャリアアップにつながることがあります。
中国留学・大学受験で有利になる
- 大学の推薦入試や単位認定に使える(特に準2級・2級以上)
- 中国の大学へ語学留学する際にレベルを証明できる
- 日本の大学の第二外国語単位として認定されることもある
HSK(中国の公式試験)と併用すると、さらに留学の選択肢が広がります。
観光・日常生活で役立つ
- 旅行先で現地の人と会話ができる(ホテル・レストラン・タクシーなど)
- 中国のニュースやSNSを理解できる
- 中国のドラマ・映画・音楽を楽しめる
3級以上を取得すると、現地での簡単な会話がスムーズになります。
フリーランスや副業で活かせる
- 中国語翻訳・通訳の仕事ができる(1級・準1級)
- SNS運用やYouTube字幕翻訳などの副業が可能
- 中国語を教えるオンライン講師になれる(2級以上)
クラウドソーシングサイトやフリーランス向けの求人を活用すれば、在宅で中国語を使った仕事をすることも可能です。
将来的なキャリアの幅が広がる
- 中国市場に強いビジネスパーソンになれる
- 海外転職や中国での就職のチャンスが増える
- 日中関係の仕事(外交・貿易・マーケティングなど)に関われる
英語に加えて中国語スキルがあると、グローバルな仕事の選択肢が大きく広がります。
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