公認会計士

企業や団体の財務・経理に関する専門的な知識を活かして、財務諸表の監査・保証業務、税務、経営コンサルティングなどを行う国家資格保有者です。

企業や組織の財務活動に関わり、監査やコンサルティング、税務支援などを通じて信頼性の高い経営をサポートする仕事で高い倫理観や専門知識が求められる職業で、企業の信頼性や透明性の確保に貢献しています。

受験資格と難易度

難易度:★★★★★

受験資格:特になし

受験データ

(1) 受験資格
日本では年齢や学歴による制限がなく、誰でも受験可能です。

(2) 試験内容
試験は3段階で構成されます:

  1. 短答式試験(マークシート形式)
  2. 論文式試験(記述式)
  3. 実務補習と実務経験(2年以上の実務経験)

科目には、会計学、監査論、財務管理、経済学、商法(会社法)などが含まれます。

試験場所:主要都市

主催
公認会計士・監査審査会

試験について

公認会計士試験は、短答式試験論文式試験の2つがメインであり、その後に実務経験を積む必要があります。試験は難関ですが、しっかりと計画を立てて勉強することが合格へのカギです。

① 短答式試験

  • 試験形式:マークシート形式
  • 試験時期:年2回(5月・12月)
  • 合格基準:総得点の70%以上
  • 合格率:20~30%(論文式試験の受験資格を得るための第一関門)
出題科目
  1. 財務会計論(簿記・財務諸表の仕組み、基準など)
  2. 管理会計論(原価計算、意思決定支援など)
  3. 監査論(監査の目的、手続き、基準)
  4. 企業法(商法、会社法)

② 論文式試験

  • 試験形式:記述式
  • 試験時期:年1回(8月)
  • 合格基準:科目ごとの基準点を満たし、総合点で合格ラインに達すること
  • 合格率:10~15%(最終的な合格率)
必須科目
  1. 財務会計論(財務諸表作成、会計基準)
  2. 管理会計論(コスト管理、経営支援)
  3. 監査論(監査の計画、リスク評価)
  4. 企業法(会社法、商法)
  5. 租税法(法人税、消費税、所得税など)
選択科目(1科目選択)

以下のいずれか1科目を選択します。

  • 経済学
  • 経営学
  • 民法
  • 統計学

③ 実務経験

論文式試験に合格した後、2年以上の実務経験を積む必要があります。この実務経験は、監査法人、一般企業、税理士事務所などで行います。

実務補習も同時進行で受講し、最終的には「修了考査」に合格することで、公認会計士としての登録資格を得られます。

④ 勉強方法・試験対策

  1. 専門学校の活用
    大手資格スクール(例:TAC、資格の大原、LECなど)では、公認会計士試験向けの講座が充実しています。独学が難しい場合、講座を受講することで効率的に学習できます。

  2. 学習時間の目安
    合格までに必要とされる学習時間は、2,000~4,000時間といわれています。毎日3時間勉強した場合、約2~3年が目安です。

  3. 科目別対策

    • 財務会計論・管理会計論:簿記や原価計算を徹底的に学ぶ
    • 監査論:監査基準や事例を覚える
    • 企業法:会社法の条文を理解し、事例問題に慣れる
    • 租税法:税法の仕組みや計算問題を習得

⑤ 試験合格後のステップ

  • 実務経験と補習修了

    • 実務経験(2年以上)を積む
    • 実務補習を受ける(日本公認会計士協会が主催)
    • 最後に「修了考査」に合格
  • 公認会計士登録
    実務経験を終え、修了考査に合格した後、日本公認会計士協会に登録することで、正式に「公認会計士」として活動できます。

⑥ 試験の難易度

公認会計士試験は、日本国内でも最難関の資格試験の1つに位置付けられています。
特に、短答式試験論文式試験の両方に合格するためには、計画的な勉強と継続的な努力が必要です。

公認会計士の給与や待遇

公認会計士の平均年収は600万~1,000万円以上で、経験年数や勤務先によって大きく異なります。特に監査法人のパートナー(経営者的立場)になると、数千万円規模の収入を得ることもあります。

試験対策

① 試験全体の学習計画

  • 学習期間:2~3年が一般的
  • 目標時間:2,000~4,000時間(1日3~4時間ペースを継続)
  • フェーズごとの学習目標
    • 1年目:基礎固め(簿記・財務会計、会社法などの理解)
    • 2年目:短答式試験対策と応用問題練習
    • 3年目:論文式試験対策と過去問演習

② 科目別対策

1. 財務会計論(簿記・財務諸表分析)

ポイント

  • 公認会計士試験の中心科目。ここを制することが合格のカギ。
  • 簿記会計基準の理解が必須。

対策

  • 日商簿記2級・1級レベルの知識を身につける
  • 会計基準(収益認識基準、リース会計、減損会計など)を覚える
  • 過去問や予想問題を繰り返し解き、計算スピードを向上させる
2. 管理会計論(原価計算・意思決定会計)

ポイント

  • 原価計算の仕組みや意思決定に必要なデータ分析が重要。

対策

  • 原価計算の基本パターン(標準原価計算、直接原価計算)を理解
  • CVP(損益分岐点分析)や差額原価分析などの応用問題を解く
  • 実務事例を意識し、計算問題に慣れる
3. 監査論

ポイント

  • 理論的な内容が多いため、暗記だけでなく理解が求められる。
  • 監査の目的、手続き、監査基準の理解が不可欠。

対策

  • 「監査基準」や「リスク・アプローチ」の内容をしっかり理解
  • 監査手続き(計画立案、実施、意見表明)の流れを覚える
  • 過去問を使い、論述の練習を行う
4. 企業法(会社法・商法)

ポイント

  • 法律系の科目。条文の暗記に加え、事例問題を解く力が必要。

対策

  • 会社法(株主総会、取締役会、企業組織再編)を中心に学ぶ
  • 条文を参照しながら、過去問を解く
  • 事例問題に対する論述力を磨く
5. 租税法

ポイント

  • 税金の計算問題が中心。特に法人税・消費税の理解が重要。

対策

  • 法人税、所得税、消費税の基本的な計算ルールを理解
  • 税務申告書の作成手順を把握
  • 過去問で税法特有のひっかけ問題に慣れる

③ 短答式試験対策

  • 出題範囲が広いため、網羅的な学習が必要
    特に、財務会計論・管理会計論・監査論に重点を置いて学習。
  • マークシート形式のため、計算問題をスピーディーに解けるよう訓練する。
  • 模試を定期的に受験して、弱点を把握する。

④ 論文式試験対策

  • 記述式問題の練習を重視
    記述力(要点を整理して書く力)を鍛えるため、過去問や模試を活用する。

具体的な対策

  1. 答案構成の練習
    問題文を読み、問われている内容に対して簡潔に答えられるようにする。

  2. 模範解答を研究
    解答例を分析し、合格者の答案と自分の答案を比較。論述のコツを学ぶ。

  3. 時間管理
    試験当日は時間との戦いになるため、時間内に答案を仕上げる練習を積む。

⑤ 実務補習の準備

論文式試験合格後、実務補習で学ぶ内容(監査手続き、企業法関連事例など)を意識しながら勉強しておくと、実務にスムーズに移行できます。

⑥ 勉強方法の工夫

  • アウトプット重視:テキストを読むだけではなく、計算・記述問題を解いて理解を深める。
  • 専門学校の講座活用:資格学校(TAC、大原、LECなど)の講座は試験対策に特化しているため、独学が不安な場合におすすめです。
  • 過去問分析:10年分程度の過去問を分析し、出題傾向を把握する。

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