正式名称:日本家具産業振興会「家具製作技能検定」は、家具に関する知識や技術を証明する国家資格 です。家具業界でのスキルアップやキャリアアップを目指す人に役立つ資格です。
家具製作技能検定には、1級・2級・3級 の3つのレベルがあります。
■主催
家具総合研究所
目次
受験資格と難易度
受験資格
家具製作技能検定は、1級・2級・3級 の3つのレベルがあり、それぞれ受験資格が異なります。
1級(上級者向け)
- 受験資格:家具製作の実務経験 7年以上
- 対象者:熟練した家具職人・設計者・指導者レベル
2級(中級者向け)
- 受験資格:家具製作の実務経験 2年以上 または 専門学校卒業者
- 対象者:家具メーカー・工房で働く中堅レベル
3級(初心者向け)
- 受験資格:実務経験 不要(誰でも受験可能)
- 対象者:家具業界未経験者・新入社員・学生
難易度
家具製作技能検定の難易度は、級が上がるごとに高くなります。
1級(難易度:高)
- 合格率:約30~40%
- 難易度のポイント
- 図面の読解力と正確な加工技術が必要
- 木材・金属などの複雑な加工技術が求められる
- 現場での実務経験が不可欠
2級(難易度:中)
- 合格率:約50~60%
- 難易度のポイント
- 図面に基づいた組み立て作業ができるかが重要
- 木工機械・手工具の正しい使い方を理解しているかが問われる
- しっかりとした実務経験があれば合格しやすい
3級(難易度:易)
- 合格率:約70~80%
- 難易度のポイント
- 初心者向けの内容が多いため、勉強すれば合格しやすい
- 実技試験では、簡単な家具製作の技術が求められる
- DIYや家具に興味があれば、独学でも十分対応可能
試験内容
学科試験 と 実技試験 の2つで構成されており、1級・2級・3級 の各レベルごとに試験内容が異なります。
学科試験(筆記試験)
学科試験では、家具製作に関する知識や技術、安全管理についての理解度 を問われます。
出題範囲
-
家具の設計・構造
- 家具の基本設計(図面の読み方、設計基準)
- 木材・金属・プラスチックなどの材料の特性
-
木工加工技術
- 木材の切断・加工方法
- 組み立て技術(ほぞ組み、ダボ接合など)
-
塗装・仕上げ
- 塗装の種類と方法(ウレタン塗装、オイル仕上げなど)
- 研磨・仕上げの技術
-
工具・機械の使用方法
- 手工具(ノコギリ、ノミ、カンナなど)の使い方
- 木工機械(バンドソー、ルーター、ボール盤など)の操作
-
安全管理・品質管理
- 作業場の安全基準と事故防止対策
- 家具の品質検査・耐久性試験
実技試験
実技試験では、図面を見て家具を製作する能力、加工技術、組み立ての精度 などが評価されます。
1級(上級者向け)
- 試験内容:高度なデザインの家具を製作(引き出し付きキャビネットなど)
- 求められる技術:
- 図面の正確な読み取りと加工精度
- 木材・金属を組み合わせた複雑な加工技術
- 精密な仕上げ(塗装、組み立て精度)
- 試験時間:6時間程度
2級(中級者向け)
- 試験内容:シンプルな家具(小型テーブルや椅子)を製作
- 求められる技術:
- 木材の正確な切断・接合技術(ほぞ組み、ダボ接合など)
- 手工具・機械を使った加工
- 塗装や仕上げの基本技術
- 試験時間:4~5時間
3級(初心者向け)
- 試験内容:基本的な家具の組み立て(小型スツールや棚)
- 求められる技術:
- 簡単な木工加工(ネジ止め、ダボ接合など)
- 手工具の使い方
- 材料の選定と組み立ての正確さ
- 試験時間:3~4時間
採点基準
学科試験と実技試験の両方に合格することで、資格取得となります。
-
学科試験の採点(択一式または記述式)
- 合格基準:60~70%の正答率
-
実技試験の採点
- 加工精度(寸法の正確さ、仕上がりの美しさ)
- 組み立ての強度(適切な接合方法、強度テスト)
- 安全性(作業中の手順、工具の適切な使用)
試験対策
学科試験(筆記)の対策
学科試験では、家具製作の知識・材料・工具・安全管理 について出題されます。
効率的な勉強方法
過去問を活用する
- 過去3〜5年分の問題を解く(出題傾向を把握する)
- 間違えた問題を重点的に復習する(苦手分野を克服)
参考書や公式テキストを活用する
- 「家具製作技能検定」の公式テキストを基礎から学ぶ
- 市販の木工・家具製作の専門書も活用する
重要分野を重点的に学習する
- 家具の構造・設計(図面の読み方、接合方法)
- 木材・金属などの材料の特性
- 安全管理(作業場のルール、機械の使用方法)
学習スケジュールを立てる
- 試験の3〜6ヶ月前から学習を開始
- 1日30分〜1時間でもコツコツ勉強する(直前の詰め込みを避ける)
実技試験の対策
実技試験では、図面を読み、正確に家具を製作する技術が求められます。 事前に十分な練習を行い、試験に備えましょう。
実技試験対策のポイント
基本的な工具・機械の使い方をマスターする
- ノコギリ、ノミ、カンナなどの手工具を正しく使えるようにする
- ボール盤、バンドソーなどの木工機械の操作に慣れる
製図の読み方を練習する
- 試験で出題される図面を実際に描き、理解を深める
- 縮尺(1/10、1/20)を意識し、正確な寸法で作図できるようにする
実際に家具を作る練習をする
- 過去の試験課題を参考に、実際に家具を作る
- 木材の切断・接合・研磨・仕上げまで一通りの工程を練習する
時間を計って本番と同じ条件で練習する
- 試験時間内に作業を終えられるよう、時間配分を意識する
- 特に接合や仕上げに時間をかけすぎないよう注意する
取得後に出来ること
家具メーカー・木工工房での活躍
家具検定を取得すると、家具製作の専門知識と技術を持つ職人として評価され、企業内での昇進やキャリアアップにつながります。
家具メーカーでの業務
- 家具の設計・デザイン(図面作成、CADを活用した設計)
- 木工加工・組み立て(製造ラインでの作業、ハンドメイド製作)
- 品質管理・製品開発(新しい素材や加工技術の導入)
木工工房での業務
- オーダーメイド家具の製作(注文に応じたオリジナル家具の製作)
- 職人としての技術指導(若手職人の育成・指導)
- 家具の修理・リメイク(古い家具の再生・リメイク事業)
店舗や商業施設のインテリア製作
家具製作技能検定の資格を活かして、店舗やオフィスのオーダーメイド家具や什器の製作に携わることができます。
- カフェ・レストランのテーブルや椅子の製作
- ホテルやオフィスの特注家具の製作・設置
- 百貨店・アパレルショップの什器デザイン・施工
商業施設向けのインテリア製作は、高度なデザイン性や耐久性が求められるため、1級取得者に特に向いています。
独立・フリーランスとして活動
家具製作技能検定を取得し、一定の技術と経験を積むことで、独立して家具工房を開業したり、フリーランスの家具職人として活動することも可能 です。
独立後にできること
- オリジナル家具のデザイン・販売(ECサイトや展示会で販売)
- DIY教室やワークショップの開催(一般向けの木工教室運営)
- リノベーション・リメイク家具の制作・販売
資格を持っていることで、顧客からの信頼性が高まり、受注につながりやすくなります。
教育・指導者としてのキャリア
1級取得者は、家具製作の専門学校や職業訓練校の講師として活躍 する道もあります。
教育・指導の仕事
- 専門学校や職業訓練校の講師(木工・家具デザインの指導)
- 企業内研修のインストラクター(新入社員向け技術研修)
- 地域の木工ワークショップの講師(DIY講座、子供向け体験教室)
家具業界の技術者育成に貢献できるため、職人としてのキャリアを活かした指導者としての道も選べます。
デザイン系資格一覧
POP広告クリエイター
レタリング技能検定
色彩検定
カラーコーディネーター検定試験
DTP検定
クロスメディアエキスパート
マルチメディア検定
DTPエキスパート
IIIustratorクリエイター能力認定試験
Photoshopクリエイター能力認定試験
アドビ認定エキスパート(ACE)
アドビ認定プロフェッショナル(ACP)
映像音響処理技術者資格認定
CGクリエイター
インテリアプランナー
キッチンスペシャリスト
インテリアコーディネーター
インテリア設計士
家具検定
照明コンサルタント
商業施設士
エクステリアプランナー
ハウスクリーニング士
整理・収納・清掃コーディネーター
ライフスタイルプランナー
DIYアドバイザー
ボーカルインストラクター資格
美術検定
ラッピング・ディレクター
シューフィッター
靴デザイナー認定資格
椅子張り技能者
ジュエリーコーディネーター
GG(Graduate Gemologist)
デコレーター技能検定