お客様の立場でブロードバンド環境の構築ができる技術者を認定するベンダーフリーな技能・技術認定制度です。
情報ネットワーク施工プロフェッショナル(iNIP)資格は、ベンダーフリーで実務能力を重視した認定制度であり、情報ネットワーク施工技術者としての信頼性と技術力を証明するものです。
目次
受験資格と難易度
情報ネットワークの施工技術者としての技能を認定する資格です。受験資格や難易度は、受験者の経験や知識に応じて異なります。
受験資格
iNIP資格は、以下の3つの認定区分に分かれており、それぞれ受験資格が異なります。
-
Gold
- 受験資格:特に制限はありませんが、高度な施工技術と知識が求められます。
-
Silver
- 受験資格:特に制限はありませんが、中級レベルの施工技術と知識が必要とされます。
-
Bronze
- 受験資格:特に制限はありません。初心者や基礎的な知識を持つ方に適しています。
なお、情報配線施工技能士の資格を保有している場合、iNIP資格の一部区分で受験が免除されることがあります。
難易度
iNIP資格の難易度は、受験する認定区分によって異なります。
-
Gold
- 難易度:★★★(高い)
- 説明:高度な施工技術と知識が要求され、実務経験が豊富な方に適しています。
-
Silver
- 難易度:★★(中程度)
- 説明:中級レベルの技術と知識が必要で、ある程度の実務経験が求められます。
-
Bronze
- 難易度:★(低い)
- 説明:基礎的な知識を確認するレベルで、初心者やこれから技術を習得したい方に適しています。
これらの難易度は、受験者の経験や知識レベルによって感じ方が異なる場合があります。
試験内容
学科試験と実技試験の2つで構成されています。
学科試験
-
試験形式:マークシート方式(4択の選択式)
-
出題数:30問
-
試験時間:60分
-
試験科目:
-
情報ネットワーク概論
-
配線施工機材および工具
-
情報配線システム
-
メタルケーブルの配線施工
-
光ケーブルの配線施工
-
測定試験
-
安全衛生
-
-
合格基準:満点の70%以上の得点
実技試験
-
試験時間:60分
-
試験内容:
-
光ケーブルの接続
-
コネクタの組立て
-
試験
-
宅内およびビル内の配線施工
-
-
合格基準:各課題で配点の60%以上、かつ合計で75%以上の得点
iNIP資格は、情報ネットワークの施工技術者としてのスキルを総合的に評価する試験であり、学科試験と実技試験の両方に合格する必要があります。
試験対策
公式テキストの活用
試験範囲を網羅した公式テキストを活用することで、効率的な学習が可能です。
-
『情報配線施工技能テキスト』:iNIP認定試験の対策本をベースに、技能検定試験項目に関連する部分を加筆した内容です。特に3級の学科試験対策に有用です。
-
『情報ネットワーク施工実務マニュアル』:情報ネットワーク施工の資格iNIPの公式テキストとして、施工技術を体系的に解説しています。
対策講習の受講
試験主催団体が実施する対策講習を受講することで、試験のポイントや最新の出題傾向を把握できます。
- NPO法人高度情報通信推進協議会主催の対策講習:実技試験に合格した後、学科試験を受験する流れで、実践的な技術を習得できます。
実技試験の練習
実技試験では、光ケーブルの接続やコネクタの組立てなど、実務的な技能が評価されます。専用の練習キットや設備を活用し、繰り返し練習することが重要です。
過去問題の演習
過去の試験問題を解くことで、出題傾向や問題形式に慣れることができます。時間を計って解答することで、本番さながらの練習を行いましょう。
関連資格の取得
関連する資格を取得することで、知識の幅を広げ、iNIP試験の理解を深めることができます。例えば、情報配線施工技能士の資格取得は、iNIP試験対策にも役立ちます。
取得後に出来ること
ネットワーク施工技術者としての活躍
LAN・光ファイバー配線施工の専門技術者
-
業務内容
- オフィス、工場、データセンターのネットワーク配線工事を担当
- LAN配線、光ファイバー敷設、PoE(Power over Ethernet)の設計・施工
- 配線の最適化、ネットワークトラブルの診断・修理
-
想定年収:400万〜600万円
-
主な就職先:
- 通信工事会社
- 建築設備会社
- ITインフラ施工会社
データセンターのインフラエンジニア
-
業務内容
- データセンター内のネットワーク機器の設置・配線施工
- サーバールームのケーブル管理、パッチパネルの設定
- 通信速度や接続品質の最適化
-
想定年収:500万〜800万円
-
主な就職先:
- 大手データセンター運営企業(NTTデータ、さくらインターネットなど)
- クラウドサービス事業者(AWS、Google Cloud)
ITインフラの保守・管理業務
ネットワーク設備保守・管理技術者
-
業務内容
- 企業や公共機関のネットワークインフラの定期点検
- ルーター・スイッチ・Wi-Fiアクセスポイントの管理
- 障害発生時の迅速な対応とトラブルシューティング
-
想定年収:450万〜700万円
-
主な就職先:
- SIer(システムインテグレーター)
- ネットワーク設備会社
- 官公庁や自治体のIT部門
工場・病院・学校などのネットワーク構築
-
業務内容
- 工場のIoTネットワーク配線の設計・施工
- 病院や学校のWi-Fi環境整備
- 監視カメラや防犯システムのネットワーク施工
-
想定年収:500万〜900万円
-
主な就職先:
- 産業用ネットワーク設備会社
- 公共インフラのIT管理企業
- スマートシティ関連企業
フリーランス・独立
フリーランス施工技術者
-
業務内容
- 個人や企業の依頼に応じてネットワーク施工を請け負う
- 自宅やオフィスのLAN配線、光回線導入のサポート
- 小規模なネットワーク構築のコンサルティング
-
想定報酬
- LAN配線施工:5万〜30万円/件
- 光ファイバー敷設:10万〜50万円/件
- トラブル対応:時給5,000円〜
ネットワーク施工会社を設立
-
業務内容
- 企業向けのネットワークインフラ設計・施工を専門に請け負う
- 官公庁や大手企業のネットワーク更新プロジェクトに参加
- 企業のITインフラ構築の請負業務
-
想定年収:800万〜1,500万円
さらなる資格取得とキャリアアップ
上位資格の取得
iNIP資格取得後は、さらに高度な資格を取得し、キャリアアップを目指せます。
資格名 | 役割・特徴 |
---|---|
情報配線施工技能士 | 国家資格。ネットワーク施工の専門技能を証明 |
電気通信設備工事担任者(DD第1種) | 通信設備の設計・施工の資格 |
CCNA(Cisco Certified Network Associate) | ネットワーク全般の知識・技術を証明 |
LPIC(Linux技術者認定資格) | Linuxサーバーの管理能力を証明 |
ITインフラエンジニアへの転職
- iNIP資格を活かして、ネットワークエンジニアやクラウドエンジニアにキャリアチェンジ可能。
- 特に、Cisco機器やAWSなどのクラウド環境を扱う仕事に進む道もある。
コンピューター系資格一覧
応用情報技術者試験
基本情報技術者
エンベデッドシステムスペシャリスト試験
ITストラテジスト試験
システムアーキテクト試験
システム監査技術者
ITサービスマネージャ試験
ITパスポート試験
ネットワークスペシャリスト試験
プロジェクトマネージャ
情報処理安全確保支援士試験(RISS)
データベーススペシャリスト試験
Accessビジネスデータベース技能認定試験
Excel表計算処理技能認定試験
Word文書処理技能認定試験
PowerPointプレゼンテーション技能認定試験
Javaプログラミング能力認定試験
COBOLプログラミング能力認定試験
パソコン検定(P検)
C言語プログラミング能力認定試験
情報処理技術者能力認定試験
VisualBasicプログラミング能力認定試験
マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
VBAエキスパート
IC3
ワードプロセッサ技能認定試験
パソコン技能検定Ⅱ種試験
EC(電子商取引)実践能力検定
OracleApplication認定コンサルタント
CAD利用技術者試験
ORACLE MASTER(オラクルマスター)
会計ソフト実務能力試験
Server+
A+
コンピュータサービス技能評価試験
J検(情報検定)
Linux+
Network+
UBA能力検定
マイクロソフト認定トレーナー(MCT)
マイクロソフト認定資格プログラム
Linux技術者認定試験
情報セキュリティ検定試験
UMLモデリング技能認定試験
Oracle Certified Java Programmer(OCJP)
CGエンジニア検定
画像処理エンジニア検定
シスコ技術者認定
インターネット検定 .com Master
Cisco技術者認定資格(CCIE)
Turbo-CE/Pro/CI
CIW
RHCE(Red Hat認定エンジニア)
Oracle Solaris 11 System Administrator
PostgreSQL CE
情報ネットワーク施工プロフェッショナル(INIP)
Zend PHP 5 Certification
商PC検定試験