そろばんを用いた計算能力を測る検定試験です。日本商工会議所や全国珠算教育連盟(全珠連)などの団体が主催しており、計算の正確さやスピードを証明できる資格 です。
目次
主な試験実施団体
- 日本商工会議所(珠算能力検定試験)
- 全国珠算教育連盟(珠算検定試験)
- 各地域の商工会議所や教育機関が実施する検定
■主催
全国珠算教育連盟
受験資格と難易度
受験資格
受験資格に制限はなく、誰でも受験可能 です。
小学生から社会人まで、そろばんのスキルを証明したい人なら誰でも挑戦できます。
難易度(級別のレベル)
級 | 難易度 | 内容・出題範囲 | 目安レベル |
---|---|---|---|
1級 | 非常に難しい | 高度な暗算・珠算技術、応用計算(伝票算・複雑な計算) | 商業・経理の実務レベル |
2級 | 難しい | 高速な四則演算、実務的な計算スキル | 上級者向け |
3級 | 普通 | みとり算、かけ算・わり算の速算 | 中級者向け |
4~6級 | やさしい | 基礎的なそろばん計算(足し算・引き算・かけ算・わり算) | 初心者向け |
7~10級 | 入門レベル | そろばんの基本操作、簡単な計算 | 初心者・子ども向け |
難易度の目安
- 7~10級:そろばんを始めたばかりの人向け。基礎的な計算を練習するレベル。
- 4~6級:四則演算の基本をマスターし、計算スピードを上げる段階。
- 3級:暗算を取り入れつつ、速算力を鍛えるレベル。日常生活の計算にも役立つ。
- 2級:実務レベルの計算力を要求される。経理・会計業務で活用できるスキル。
- 1級:極めて高い計算能力が必要。暗算・応用計算のスキルが求められ、経理・会計の専門職でも評価されるレベル。
試験内容
出題範囲
1. 珠算(そろばんを使った計算)
全級で必須となる基本的な計算能力
- みとり算(足し算・引き算の計算)
- かけ算(2桁 × 1桁、3桁 × 2桁 など)
- わり算(3桁 ÷ 1桁、5桁 ÷ 2桁 など)
2. 暗算(そろばんを使わない計算)
そろばんのイメージを使って計算する能力を測る
- みとり暗算(頭の中で足し算・引き算を行う)
- かけ暗算(掛け算を暗算で解く)
- わり暗算(割り算を暗算で解く)
3. 応用計算(上級のみ)
1級・2級では、実務に近い応用問題も出題される
- 伝票算(会計業務を想定した計算)
- 応用算(端数処理、税計算など)
級別の試験内容
級 | 出題内容 | 計算桁数 | 難易度 |
---|---|---|---|
1級 | みとり算・かけ算・わり算・暗算・伝票算・応用算 | 6桁以上 | 非常に難しい |
2級 | みとり算・かけ算・わり算・暗算・応用算 | 5~6桁 | 難しい |
3級 | みとり算・かけ算・わり算・暗算 | 4~5桁 | 普通 |
4~6級 | みとり算・かけ算・わり算 | 3~4桁 | やさしい |
7~10級 | そろばんの基本操作・簡単な四則演算 | 2~3桁 | 初心者向け |
試験形式
- 筆記試験(そろばん使用可)
- 制限時間内に決められた問題数を解く
- 合格基準は70%~80%の正答率(級によって異なる)
試験対策
そろばんの基本操作をマスターする
そろばんの使い方に慣れていないと、計算スピードが上がりません。
- 指の動かし方を正しく覚える(親指で上げる、人差し指で下げる)
- 視線はそろばんではなく、問題に向ける
- リズムよく珠を動かすことで、スムーズに計算できるようにする
みとり算の練習
試験では みとり算(足し算・引き算) が必ず出題されます。
- 2桁~6桁の問題を毎日解く
- できるだけそろばんを見ずに、数値を目で追いながら計算する
- 間違えたら原因を分析し、ミスを減らす
かけ算・わり算のスピードアップ
かけ算・わり算は、上級になるほど桁数が増えるため、暗算との組み合わせが重要 になります。
- 九九を完璧に覚える(特に7×7以上の計算を素早くできるようにする)
- 3桁×2桁、4桁÷2桁の計算をスムーズに解く練習をする
- 筆算ではなく、そろばんで解く習慣をつける
暗算のトレーニング
珠算検定の上級では、そろばんを使わずに暗算で解く問題 も出題されます。
- そろばんを使わず、頭の中で珠を動かすイメージで計算する
- 簡単な計算から始め、徐々に桁数を増やす
- フラッシュ暗算(画面に表示される数字を暗算で計算する)を活用する
模擬試験を解く
本番の試験形式に慣れるために、時間を計って問題を解く ことが大切です。
- 制限時間内にどれだけ正確に解けるかを確認する
- 過去問や模擬試験を解き、試験の出題傾向を把握する
- 間違えた問題はノートに記録し、繰り返し復習する
上級者向けの応用練習
1級・2級では 伝票算や応用計算 も出題されるため、実務を想定した練習が必要です。
- 伝票の数字をすばやく読み取り、計算する練習をする
- 税計算や端数処理の問題を解き、実務的な計算力を身につける
取得後に出来ること
取得すると、計算力の向上や職業スキルの証明 につながり、さまざまな分野で活用できます。特に 経理・会計・教育分野 で評価されやすい資格です。
就職・転職活動でのアピール
- 履歴書に記載できる資格 であり、計算スキルの証明になる
- 事務・経理・会計職 など、計算業務が多い職種で評価される
- 金融業界(銀行・保険・証券)や営業職 でも計算スピードの速さが強みになる
仕事での活用
- 経理・会計業務(電卓より速く正確な計算ができる)
- データ入力や請求書処理(計算ミスを減らし、作業効率を向上)
- 店舗運営・販売業務(会計処理やレジ業務のスピードアップ)
そろばん指導者としての活躍
- そろばん教室の先生(一定以上の級を取得すると指導者になれる)
- 子ども向けの学習塾や習い事教室での指導
- 学校や地域の教育支援活動に貢献できる
暗算力の向上による日常生活の利便性
- 買い物時の計算が速くなる(合計金額・お釣りの計算)
- 家計管理や節約計算に役立つ(割引計算や税金の計算が速くなる)
- 暗算力が高まり、電卓を使わなくても素早く計算できる
学習能力の向上
- 数学(算数)の成績向上に直結(計算ミスが減る、処理スピードが上がる)
- 論理的思考力・集中力・記憶力が向上(そろばんの習熟により脳が活性化)
- 受験勉強に役立つ(特に算数・数学の計算力が向上)
事務系資格一覧
秘書技能検定
ビジネス文書検定
日本漢字能力検定
ビジネス・キャリア検定
日本語コミュニケーション能力認定試験
速記技能検定
校正技能検定
校正士
書道
レタリング技能検定
賞状技法士
硬筆書写検定
文部科学省後援毛筆書写技能検定
ファイリング・デザイナー
米国秘書検定(CPS)
テープライター
電子化ファイリング検定
日商珠算能力検定試験
珠算検定
実用マナー検定
計算実務能力検定
電卓技能検定
ビジネス能力検定
ビジネス実務マナー検定
文書処理能力検定
日本語検定
トレース技能検定