日商珠算能力検定試験

日本商工会議所(日商)が主催する、そろばん(珠算)を使った計算能力を測定する検定試験です。計算の正確さ・スピード・実務応用力 を評価し、経理・会計・金融業界 などで役立つ資格とされています。

試験の特徴

  • 全国統一試験(日本商工会議所が実施)
  • 商業・経理実務向けの内容(暗算だけでなく、伝票算・実務計算も含まれる)
  • 1級以上は履歴書に記載でき、就職・転職に有利

主催
(社)日本珠算連盟

受験資格と難易度

受験資格

受験資格に制限はなく、誰でも受験可能 です。
小学生から社会人まで、そろばんのスキルを証明したい人なら誰でも挑戦できます。

難易度(級別のレベル)

難易度 出題内容 目安レベル
段位認定 最難関 高度な暗算・珠算技術、伝票算・実務計算 珠算の専門家レベル
1級 非常に難しい 高度な珠算・暗算技術、伝票算 商業・経理の実務レベル
2級 難しい 高速な四則演算、実務計算スキル 上級者向け
3級 普通 みとり算・かけ算・わり算の速算 中級者向け
4~6級 やさしい 基礎的なそろばん計算(足し算・引き算・かけ算・わり算) 初心者向け

難易度の目安

  • 6級~4級:そろばんの基本を学ぶレベル。計算速度よりも正確性が重視される。
  • 3級:実生活での計算力向上に役立ち、履歴書にも記載可能。
  • 2級:実務レベルの計算スキルが必要で、経理・商業分野で評価される。
  • 1級:非常に高度な計算力が求められ、経理・会計業務の即戦力として活用可能。
  • 段位認定:トップレベルの計算技術が求められ、珠算指導者やプロフェッショナル向け。

試験内容

出題範囲

1. 珠算(そろばんを使用)

全級で必須となる計算能力の基本

  • みとり算(足し算・引き算の計算)
  • かけ算(掛け算の計算)
  • わり算(割り算の計算)

2. 暗算(そろばんを使わない計算)

珠算のイメージを頭の中で再現し、暗算で解く力を測定

  • みとり暗算(足し算・引き算の暗算)
  • かけ暗算(掛け算の暗算)
  • わり暗算(割り算の暗算)

3. 応用計算(1級・段位のみ)

実務に必要な高度な計算スキルを問う

  • 伝票算(実際の会計業務を想定した計算)
  • 珠算応用計算(税計算・利息計算・端数処理など)

級別の試験内容と難易度

出題内容 計算桁数 難易度
段位認定 みとり算・かけ算・わり算・暗算・伝票算・応用算 6桁以上 最難関
1級 みとり算・かけ算・わり算・暗算・伝票算 6桁 非常に難しい
2級 みとり算・かけ算・わり算・暗算 5桁 難しい
3級 みとり算・かけ算・わり算・暗算 4~5桁 普通
4~6級 みとり算・かけ算・わり算 3~4桁 やさしい

試験形式

  • 筆記試験(そろばん使用可)
  • 制限時間内に決められた問題数を解く
  • 合格基準は70%~80%の正答率(級によって異なる)

試験対策

そろばんの基本操作をマスターする

そろばんの使い方が正しくないと、計算ミスやスピード低下の原因になります。

  • 指の使い方を統一する(親指で珠を上げ、人差し指で下げる)
  • 目線はそろばんではなく、問題用紙に向ける
  • 一定のリズムで珠を動かすことでスムーズに計算できるようにする

みとり算(足し算・引き算)の練習

試験では みとり算 が必ず出題されるため、素早く正確に解く力をつけることが重要です。

対策方法

  • 2桁~6桁の問題を毎日解く(段位レベルでは6桁以上の計算が必要)
  • 珠を弾く動作をスムーズにし、そろばんを見ずに数値を目で追いながら計算する
  • ミスした箇所を記録し、間違えた原因を分析する

かけ算・わり算のスピードアップ

上級になるほど 桁数が増え、複雑な計算が求められる ため、掛け算・割り算のスピードを上げる必要があります。

対策方法

  • 九九を完璧に暗記する(特に7×7以上を素早く解けるようにする)
  • 3桁×2桁、4桁÷2桁の計算を素早く正確に解く練習をする
  • 途中で計算ミスをしないように、落ち着いて処理する習慣をつける

暗算のトレーニング(3級以上必須)

3級以上では 暗算の試験が必須 となるため、そろばんを使わずに計算できる力を鍛える必要があります。

対策方法

  • そろばんを使わず、頭の中で珠を動かすイメージで計算する
  • 最初は簡単な計算から始め、徐々に桁数を増やす
  • フラッシュ暗算(画面に表示される数字を暗算で計算する)を活用する

模擬試験を解く

本番の試験形式に慣れるため、時間を計って問題を解く ことが大切です。

対策方法

  • 過去問や模擬試験を使い、本番と同じ時間制限で練習する
  • 試験の出題パターンを把握し、どの分野が苦手か分析する
  • ミスした問題を重点的に復習し、間違えやすい計算パターンを克服する

上級者向けの応用練習(1級・段位受験者向け)

1級・段位では 伝票算や応用計算 も出題されるため、実務を想定した計算の練習が必要です。

対策方法

  • 伝票に記載された数字をすばやく読み取り、計算する練習をする
  • 税計算・端数処理などの実務的な計算問題を解く
  • より短時間で正確に計算できるよう、集中力を高めるトレーニングを行う

取得後に出来ること

取得すると、計算スキルの証明となり、就職・転職、教育、日常生活などさまざまな場面で活用できます。特に経理・会計・金融業界では評価されやすい資格です。

就職・転職活動でのアピール

  • 履歴書に記載できる資格であり、計算能力の証明となる
  • 経理・会計・事務職など、計算業務が多い職種で評価される
  • 金融業界(銀行・保険・証券)や営業職でも計算スピードの速さが強みになる

特に、1級以上を取得すると商業高校や経理職を目指す学生の就職に有利になり、2級以上で一般企業の事務職や販売職でも評価される。3級以上は、計算力をアピールできる基本資格として活用可能。

仕事での活用

  • 経理・会計業務で、電卓より速く正確な計算ができる
  • データ入力や請求書処理で、計算ミスを減らし作業効率を向上できる
  • 店舗運営・販売業務で、会計処理やレジ業務のスピードアップが可能

1級取得者は経理部門での計算業務に即戦力として活躍できる。伝票処理・請求書計算などの業務でミスを防ぎ、作業効率向上につながる。営業職・販売職でも計算能力が求められる場面で役立つ。

そろばん指導者としての活躍

  • そろばん教室の先生として指導ができる
  • 子ども向けの学習塾や習い事教室での指導に活用できる
  • 学校や地域の教育支援活動に貢献できる

1級以上または段位取得者は、そろばん教室で指導者として活動可能。珠算の技術を活かし、教育分野での活躍の場が広がる。

暗算力の向上による日常生活の利便性

  • 買い物時の計算が速くなり、合計金額やお釣りを瞬時に計算できる
  • 家計管理や節約計算に役立ち、割引計算や税金の計算が速くなる
  • 暗算力が高まり、電卓を使わなくても素早く計算できる

スーパーやコンビニでの買い物時に合計金額を瞬時に計算できるようになる。ローンや税金の計算が速くなり、家計管理がしやすくなる。日常の割引計算や会計時にスムーズに対応できる。

学習能力の向上

  • 数学(算数)の成績向上に直結し、計算ミスが減る
  • 論理的思考力・集中力・記憶力が向上し、そろばんの習熟によって脳が活性化する
  • 受験勉強に役立ち、特に算数・数学の計算力が向上する

珠算を学ぶことで、数学の計算スピードが向上し、試験で有利になる。集中力や記憶力が鍛えられ、勉強の効率が上がる。計算ミスが減り、数学が得意になるきっかけにもなる。

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