簿記検定

日本商工会議所(日商)が主催する簿記検定(日商簿記)は、最も広く認知されている簿記の資格試験の一つで企業の経理や会計業務に役立つ知識

を証明する資格で、特に経理職を目指す人や、財務・会計の基礎を身につけたい人に人気があります。

主催
日本商工会議所

受験資格と難易度

受験資格

日商簿記(日本商工会議所主催の簿記検定)は 1級・2級・3級・初級 の4つのレベルがありますが、どの級も受験資格はありません
誰でも受験可能で、年齢や学歴、職業などの制限は一切ありません。

難易度

級ごとの難易度と合格率は以下のとおりです。

難易度 合格率 主な出題範囲
1級 ★★★★★(最難関) 約10% 財務会計・管理会計(連結会計、原価計算など)
2級 ★★★★☆(やや難しい) 約20〜30% 商業簿記・工業簿記(財務諸表の作成、製造原価計算など)
3級 ★★☆☆☆(基礎レベル) 約40〜50% 商業簿記(仕訳、試算表、財務諸表の基礎)
初級 ★☆☆☆☆(入門レベル) 約60〜80% 簿記の基本知識(仕訳の基礎)

試験について

1. 試験の級と出題範囲

日商簿記検定は、初級・3級・2級・1級 の4つの級があり、それぞれ出題範囲が異なります。

出題範囲 対象者・目的
1級 財務会計(連結会計・企業会計原則など)、管理会計(原価計算・CVP分析など) 税理士試験の受験資格を得られる。経理・会計職のスペシャリスト向け
2級 商業簿記(決算整理、財務諸表作成など)、工業簿記(製造原価計算、標準原価計算など) 経理職・会計関連の就職・転職に有利。企業の財務諸表を読み解けるレベル
3級 商業簿記(仕訳、試算表、決算整理など) 基本的な会計知識を身につけるための入門レベル
初級 簿記の基礎(仕訳、貸借対照表、損益計算書の基礎) 簿記の入門レベル。短期間で基礎を学びたい方向け

2. 試験の形式と試験時間

試験時間 試験方式 満点 合格基準
1級 90分×2(計180分) 筆記試験(年2回) 100点×2(商業簿記・会計学 / 工業簿記・原価計算) 70%以上(ただし、各科目40%以上必須)
2級 60分 CBT(随時実施) / 筆記(年2回) 100点 70点以上
3級 60分 CBT(随時実施) / 筆記(年2回) 100点 70点以上
初級 40分 CBT(随時実施) 100点 70点以上
  • CBT試験(Computer Based Testing):パソコンを使った試験で、全国の試験会場で随時受験可能(2級・3級・初級)。
  • 筆記試験(1級・2級・3級):2月・6月・11月の年3回実施(1級は2月と11月のみ)。
  • 1級のみ記述式(手書き)で、商業簿記・会計学、工業簿記・原価計算の2科目がある。

3. 受験料

受験料(税込)
1級 7,850円
2級 4,720円
3級 2,850円
初級 2,200円
  • CBT試験は全国の試験会場で申し込み可能。
  • 筆記試験は商工会議所を通じて申し込む。

4. 受験申込方法

  • CBT試験(2級・3級・初級)

    • 日本商工会議所のCBTサイトから随時申し込み可能。
    • 自分の都合に合わせて試験日を選べる。
  • 筆記試験(1級・2級・3級)

    • 全国の商工会議所のサイトまたは窓口から申し込む。
    • 申込期間は試験日の約1〜2ヶ月前。

5. 合格率

合格率(目安)
1級 約10%
2級 約20〜30%
3級 約40〜50%
初級 約60〜80%

6. 試験対策と学習時間の目安

必要な学習時間(目安) 主な対策
1級 600時間以上 会計学の専門書、予備校・通信講座、過去問演習
2級 300時間程度 商業簿記・工業簿記のテキスト、過去問演習
3級 100時間程度 仕訳の練習、基本問題の反復
初級 20〜30時間 簿記の基礎テキスト、簡単な問題演習

7. どの級を受験すべきか?

目的 おすすめの級
とりあえず簿記の基礎を学びたい 初級または3級
事務職・経理職に活かしたい 2級
会計職・経理の専門家を目指したい 1級

取得後に出来ること

1級取得後にできること

1. 税理士試験の受験資格を得られる

日商簿記1級合格者は、税理士試験の受験資格が得られるため、税理士を目指せます。

税理士になるまでの流れ
日商簿記1級合格 → 税理士試験5科目合格 → 実務経験2年 → 税理士登録

2. 会計・経理の専門職として活躍

  • 連結決算や管理会計など高度な会計処理ができる
  • 財務・経理部門の責任者、管理職への昇進につながる
  • 監査法人やコンサルティングファームでの活躍も可能

3. 企業の財務分析・経営判断ができる

  • 企業の財務諸表を深く理解し、投資判断や企業経営に活かせる
  • 経営コンサルタント、FP(ファイナンシャルプランナー)などの業務にも応用可能

2級取得後にできること

1. 経理・財務・会計職の就職・転職が有利

日商簿記2級は 企業の経理部門で即戦力 として評価される資格で、多くの企業が「経理職の採用条件」として掲げています。

活かせる職種

  • 経理・財務職
  • 会計事務所・税理士補助
  • 銀行・信用金庫・保険会社の営業
  • 企業の管理部門(経営企画、内部監査)

2. 会社の決算書を読める

  • 企業の 貸借対照表(BS)や損益計算書(PL)を分析 できる
  • 投資や経営判断にも役立つ

3. FP(ファイナンシャルプランナー)や中小企業診断士と相性が良い

  • FP資格と組み合わせると、家計や投資に強いアドバイスが可能
  • 中小企業診断士の試験にも役立つ(財務会計分野)

3級取得後にできること

1. 簿記の基礎知識があることを証明できる

日商簿記3級は 「お金の流れを理解している」ことを示せる 基礎資格です。

活かせる場面

  • 事務職・経理職への転職・就職
  • 個人事業主・フリーランスの経理管理
  • 副業での確定申告(経費計上や会計処理の知識)

2. 確定申告・家計管理に役立つ

  • フリーランスや個人事業主の 青色申告 に必要な知識を身につけられる
  • 収支管理を理解し、家計の改善に活かせる

初級取得後にできること

1. 簿記の基礎を学ぶ第一歩

  • 「簿記とは何か?」を理解し、スムーズに3級・2級へステップアップできる
  • 事務職や総務の業務で役立つ

2. 家計簿や副業の収支管理がしやすくなる

  • お金の流れを可視化できるため、節約や投資計画を立てやすくなる

おすすめの講習、教材

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