CIW

インターネットとウェブ標準のスキルを職種ごとに認定する国際資格です。特定の製品に依存しない中立的な認定制度であり、IT技術者のスキルを証明するものとして多くの企業で評価されています。インターネットやウェブ業界で働く方におすすめの資格です。

CIW資格の種類

CIW資格は、以下の分野に分かれています。

1. 基礎分野

  • CIW Web Foundations Associate:インターネット、ウェブブラウザ、インフラストラクチャ、セキュリティ、ネットワーク、ウェブページ作成の基本を学びます。

2. デザイン分野

  • CIW Web Design Professional:ウェブデザインの原則、ユーザーインターフェース設計、グラフィックデザイン、マルチメディア、ウェブサイトのメンテナンスに焦点を当てています。

3. 開発分野

  • CIW Web Development Professional:ウェブサイトの開発、プログラミング、データベース設計、サーバー管理、電子商取引の実装に関するスキルを認定します。

4. セキュリティ分野

  • CIW Web Security Professional:ネットワークセキュリティ、暗号化、ファイアウォール、攻撃の防止、セキュリティポリシーの策定と実施に関する知識を評価します。

主催
プロソフトトレーニングジャパン(株)

受験資格と難易度

受験資格

CIW資格には、特別な受験資格はありません。ただし、各試験に対応する推奨スキルレベルがあり、事前に必要な知識を身につけておくことが推奨されます。

1. 基礎レベルの資格(初心者向け)

  • CIW Web Foundations Associate
    • 受験資格:なし(初心者でも受験可能)
    • 推奨スキル:インターネットの基本知識、HTML・CSSの基礎
    • 対象者:ウェブ開発初心者、IT業界未経験者

2. 中級レベルの資格(実務経験者向け)

  • CIW Web Design Professional

    • 受験資格:なし(実務経験があると有利)
    • 推奨スキル:HTML5、CSS3、JavaScriptの基本知識、Webデザインの基礎
    • 対象者:ウェブデザイナー、UI/UXデザイナー
  • CIW Web Development Professional

    • 受験資格:なし(プログラミング経験があると有利)
    • 推奨スキル:JavaScript、PHP、MySQL、ウェブサーバー管理
    • 対象者:ウェブ開発者、システムエンジニア

3. 上級レベルの資格(専門職向け)

  • CIW Web Security Professional
    • 受験資格:なし(ネットワーク・セキュリティの知識が必要)
    • 推奨スキル:ネットワークセキュリティ、ファイアウォール、暗号化、ハッキング対策
    • 対象者:セキュリティエンジニア、ネットワーク管理者

難易度

CIW資格の難易度は、資格の種類によって異なります。

1. 初級レベル(合格率70〜80%)

  • CIW Web Foundations Associate
    • 試験範囲が基礎的なため、IT初心者でも比較的取得しやすい
    • インターネット、ウェブ技術、基本的なHTML/CSSの知識があれば合格可能
    • 学習期間:1〜3か月(独学でも対応可能)

2. 中級レベル(合格率50〜70%)

  • CIW Web Design Professional
  • CIW Web Development Professional
    • ウェブ開発やデザインの実務スキルが求められる
    • JavaScriptやデータベースの知識が必要なため、学習時間が多くなる
    • 学習期間:3〜6か月(オンライン講座や実践学習が推奨)

3. 上級レベル(合格率30〜50%)

  • CIW Web Security Professional
    • セキュリティの専門知識が求められるため、難易度が高い
    • 実務経験がないと試験内容を理解するのが難しくなる
    • 学習期間:6〜12か月(実機演習やトレーニングが必要)

試験内容

CIW Web Foundations Associate(基礎レベル)

試験概要

  • 試験コード:1D0-610
  • 試験時間:90分
  • 問題数:90問
  • 合格基準:正答率63%以上
  • 試験形式:選択式

出題範囲

  1. インターネットビジネスの基礎

    • IT業界の職種と役割
    • インターネットの仕組みと歴史
    • 電子商取引(Eコマース)の基本概念
  2. ネットワーク基礎

    • TCP/IP、DNS、HTTP/HTTPSの基本
    • クラウドコンピューティングの基礎
    • ネットワークセキュリティ(ファイアウォール、VPN)
  3. ウェブ技術の基礎

    • HTML5、CSS3の基本
    • JavaScriptの基礎
    • ウェブページの構造と設計

CIW Web Design Professional(中級レベル)

試験概要

  • 試験コード:1D0-520
  • 試験時間:90分
  • 問題数:70問
  • 合格基準:正答率70%以上
  • 試験形式:選択式

出題範囲

  1. ウェブデザインの基礎

    • ユーザーエクスペリエンス(UX)とインターフェースデザイン
    • アクセシビリティとWeb標準(W3C、WCAG)
    • 色彩理論とフォントの選択
  2. HTML5とCSS3の活用

    • レスポンシブデザインの概念
    • フレックスボックス、CSSグリッド
    • メディアクエリの活用
  3. ウェブマルチメディア

    • 画像(PNG、JPEG、SVG)の最適化
    • 音声・動画の埋め込み(HTML5 video/audio)
    • アニメーションとインタラクティブコンテンツ(CSSアニメーション)

CIW Web Development Professional(中級レベル)

試験概要

  • 試験コード:1D0-635
  • 試験時間:90分
  • 問題数:70問
  • 合格基準:正答率72%以上
  • 試験形式:選択式

出題範囲

  1. ウェブプログラミング

    • JavaScriptの基本構文(変数、関数、オブジェクト)
    • DOM(Document Object Model)の操作
    • イベントハンドリングとフォームバリデーション
  2. サーバーサイド技術

    • PHPとMySQLの基礎
    • データベース設計(正規化、SQLクエリ)
    • セッション管理と認証(Cookies、JWT)
  3. APIとクラウド技術

    • RESTful APIの設計
    • JSON、AJAXを使った非同期通信
    • クラウド環境でのデプロイ(AWS、Azure)

CIW Web Security Professional(上級レベル)

試験概要

  • 試験コード:1D0-571
  • 試験時間:90分
  • 問題数:62問
  • 合格基準:正答率75%以上
  • 試験形式:選択式

出題範囲

  1. ネットワークセキュリティの基礎

    • ファイアウォールとVPN
    • IDS(Intrusion Detection System)、IPS(Intrusion Prevention System)
    • セキュリティポリシーの策定
  2. 暗号化技術

    • 公開鍵暗号方式(RSA、ECC)
    • SSL/TLSの仕組み
    • ハッシュ関数(SHA-256、MD5)
  3. ウェブアプリケーションセキュリティ

    • SQLインジェクション、クロスサイトスクリプティング(XSS)
    • セッションハイジャック対策
    • Webアプリケーションファイアウォール(WAF)

試験対策

効率的な学習方法

1. 公式教材の活用

CIWの公式サイトや提携トレーニング機関から提供されている教材を活用すると、試験範囲を効率的に学べます。

  • CIW Official Courseware
    • 各資格に対応した公式ガイドブック
    • 模擬試験や練習問題が含まれる
  • CIW Cert Guides(Pearson出版)
    • 基礎から上級までの詳細な解説
    • 実践的な例題が豊富

2. オンライン講座を活用

  • CIW公式Eラーニング(CIWサイトで提供)
  • UdemyのCIW試験対策コース
  • PluralsightやLinkedIn Learning(ウェブ開発やセキュリティ関連の講座が充実)

3. 実機演習

  • HTML/CSS/JavaScriptの演習:CodePenやJSFiddleを活用
  • Web開発環境の構築:VS CodeやSublime Textを使って実践
  • サーバー・データベースの設定:XAMPP, Docker, AWSの無料枠を活用
  • セキュリティ演習(Web Security受験者向け):OWASP Juice ShopやHack The Boxで実践トレーニング

4. 模擬試験を活用

  • CIW公式のPractice Exams
  • Boson ExSim(実際の試験形式に近い問題)
  • TestOutやMeasureUpの模擬試験

試験レベル別の具体的な対策

1. CIW Web Foundations Associate(基礎レベル)

  • インターネット、ネットワーク、ウェブ技術の基礎を理解する
  • HTML/CSSの基本タグを実際に書いてみる
  • ITの基本用語(TCP/IP、DNS、HTTP/HTTPS)を暗記
  • 推奨学習方法:公式ガイドブック+模擬試験

2. CIW Web Design Professional(中級レベル)

  • UX/UIデザインの原則を学ぶ(モバイルファースト、アクセシビリティ)
  • HTML5/CSS3、レスポンシブデザインの実装を実践
  • PhotoshopやIllustratorを使ったデザイン演習
  • 推奨学習方法:Udemyなどのオンライン講座+実践プロジェクト

3. CIW Web Development Professional(中級レベル)

  • JavaScript、PHP、MySQLの基礎から応用まで習得
  • GitHubにウェブ開発のポートフォリオを作成
  • REST APIを使った動的ウェブサイトの構築
  • 推奨学習方法:PluralsightやLinkedIn Learning+実践プロジェクト

4. CIW Web Security Professional(上級レベル)

  • OWASP Top 10(ウェブアプリの脆弱性)を理解
  • ファイアウォール、IDS/IPS、VPNの設定を学ぶ
  • 実際のハッキング手法と防御策(SQLインジェクション、XSS)を演習
  • 推奨学習方法:Hack The Box、TryHackMe+公式ガイドブック

取得後に出来ること

キャリアアップと昇進

1. ウェブ関連の専門職に就く

CIW資格は、ウェブ技術に関する知識を体系的に証明するため、次のような職種に役立ちます。

  • ウェブデザイナー

    • HTML5、CSS3、レスポンシブデザインのスキルを活かせる。
    • Adobe Photoshop、Illustrator、Figmaを活用したUI/UXデザインも可能。
  • ウェブ開発者(フロントエンド・バックエンド)

    • JavaScript、PHP、MySQLを活用した動的ウェブサイトの開発ができる。
    • API開発、クラウド環境でのウェブアプリケーション構築に役立つ。
  • ウェブマスター

    • ウェブサイトの構築、運用、SEO対策を担当。
    • 企業やクライアントのサイト管理業務を担う。

2. ITエンジニアとしてのキャリアアップ

  • ネットワークエンジニア

    • CIW Web Foundations Associate資格を活かし、ネットワークやTCP/IP、DNSの知識を実務に適用可能。
  • サーバー管理者

    • ウェブホスティング、クラウドサーバー(AWS、Azure)の運用スキルを強化できる。
  • ITサポートエンジニア

    • ウェブ技術の基礎知識を活かして、ヘルプデスクやカスタマーサポートの業務に活用できる。

高収入の仕事に就く

1. 給与アップの期待

CIW資格を持つことで、IT業界やウェブ業界での専門性を証明し、給与アップが期待できます。

  • ウェブデザイナーの平均年収:400万~700万円
  • ウェブ開発者(エンジニア)の平均年収:500万~900万円
  • ネットワーク・セキュリティエンジニアの平均年収:600万~1,200万円(上級資格取得者)

2. 外資系企業やグローバル企業への転職

  • CIW資格は国際的に認められている資格のため、外資系企業への転職に有利。
  • 特に、Google、Microsoft、AWS、Cisco、AdobeなどのIT・ウェブ関連企業でのキャリアチャンスが広がる。

フリーランス・独立

1. フリーランスウェブデザイナー・開発者

  • CIW資格を活かして、フリーランスとしてウェブデザインや開発案件を受注可能。
  • ウェブ制作の案件単価
    • シンプルな企業サイト:10万~50万円
    • ECサイト:50万~200万円
    • カスタム開発:100万~500万円

2. ITコンサルタントとして独立

  • ウェブサイトの最適化、SEO対策、UXデザインのコンサルティングができる。
  • クライアント向けにウェブマーケティングやサイト運用のアドバイザーとして活動可能。

高度な専門職へのキャリアパス

1. セキュリティエンジニア

  • CIW Web Security Professionalの取得者は、ネットワークセキュリティやWebアプリの脆弱性診断を担当できる。
  • ハッキング対策、脆弱性テスト、SSL/TLS設定などの高度なスキルを活かせる。

2. クラウドエンジニア

  • AWSやAzureなどのクラウドサービスを活用したウェブサイトやアプリの開発・運用ができる。
  • CIW Web Development Professionalのスキルを活かし、サーバーレスアーキテクチャやクラウドネイティブアプリの開発が可能。

3. デジタルマーケティング専門家

  • CIW資格は、SEO(検索エンジン最適化)、コンテンツマーケティング、Google Analyticsの活用にも役立つ。
  • 企業のデジタル戦略に関わるマーケターとしてのキャリアパスも開ける。

研究・教育分野での活躍

1. 技術トレーナーとしての活動

  • CIW資格取得後、ウェブ技術やネットワーク技術を教えるインストラクターとして活動できる。
  • 企業研修やオンラインスクールでの講師として働くことも可能。

2. 技術ブログ・YouTubeで情報発信

  • ウェブ開発やセキュリティのノウハウを発信し、ブログやYouTubeで収益化も可能。
  • オンラインコースを販売し、自分のスキルを生かして収入を得る道もある。

コンピューター系資格一覧

応用情報技術者試験
基本情報技術者
エンベデッドシステムスペシャリスト試験
ITストラテジスト試験
システムアーキテクト試験
システム監査技術者
ITサービスマネージャ試験
ITパスポート試験
ネットワークスペシャリスト試験
プロジェクトマネージャ
情報処理安全確保支援士試験(RISS)
データベーススペシャリスト試験
Accessビジネスデータベース技能認定試験
Excel表計算処理技能認定試験
Word文書処理技能認定試験
PowerPointプレゼンテーション技能認定試験
Javaプログラミング能力認定試験
COBOLプログラミング能力認定試験
パソコン検定(P検)
C言語プログラミング能力認定試験
情報処理技術者能力認定試験
VisualBasicプログラミング能力認定試験
マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
VBAエキスパート
IC3
ワードプロセッサ技能認定試験
パソコン技能検定Ⅱ種試験
EC(電子商取引)実践能力検定
OracleApplication認定コンサルタント
CAD利用技術者試験
ORACLE MASTER(オラクルマスター)
会計ソフト実務能力試験
Server+
A+
コンピュータサービス技能評価試験
J検(情報検定)
Linux+
Network+
UBA能力検定
マイクロソフト認定トレーナー(MCT)
マイクロソフト認定資格プログラム
Linux技術者認定試験
情報セキュリティ検定試験
UMLモデリング技能認定試験
Oracle Certified Java Programmer(OCJP)
CGエンジニア検定
画像処理エンジニア検定
シスコ技術者認定
インターネット検定 .com Master
Cisco技術者認定資格(CCIE)
Turbo-CE/Pro/CI
CIW
RHCE(Red Hat認定エンジニア)
Oracle Solaris 11 System Administrator
PostgreSQL CE
情報ネットワーク施工プロフェッショナル(INIP)
Zend PHP 5 Certification
商PC検定試験

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)