DCプランナー

確定拠出年金プラン(=Defined Contribution Plan)のことですが、DCプランナーは、確定拠出年金だけに詳しい専門家ではありません。年金制度全般にわたる専門的な知識に加え、投資やライフプランに関する知識まで併せもつ、公共性と専門性を兼ね備えた“企業年金総合プランナー”ともいえます。また、年金制度全般にわたる正しい知識を普及・啓発する役割を担うとともに、新しい年金制度を適切に運営・管理する実務家として、法令を遵守し、加入者保護の観点から説明責任や受託者責任を果たすといった役割が期待されています。

受験資格と難易度

難易度:★★★

受験資格:特になし

受験データ

受験料:10,500円(1級)6,300円(2級)

試験日:10月の第2日曜日

試験場所:都市部

主催
日本商工会議所

受験実績

回(施行年月日) 受験者数 実受験者数 合格者数 合格率
第5回(H16.3.14) 1,451人 1,047人 386人 36.9%
第6回(H16.9.19) 1,319人 937人 175人 18.7%
第7回(H17.3.13) 1,500人 1,031人 306人 29.7%
第8回(H17.9.18) 1,199人 863人 136人 15.8%
第9回(H18.3.12) 1,483人 1,003人 118人 11.8%
第10回(H18.9.17) 1,321人 979人 262人 26.8%
第11回(H19.3.11) 1,420人 905人 111人 12.3%
第12回(H19.9.16) 1,242人 883人 277人 31.4%
第13回(H20.9.21) 1,120人 833人 308人 37.0%
第14回(H21.10.11) 919人 701人 211人 30.1%

試験について

四答択一式問題50問程度(マークシート形式)
1級のみ記述式問題5問程度

受験レベル
1級
確定拠出年金やその他の年金制度全般および金融商品や投資等に関する専門的な知識を有し、企業に対しては現行退職給付制度の特徴と問題点を把握のうえ、確定拠出年金を基軸とした適切な施策を構築でき、また、加入者等の個人に対しては確定拠出年金の加入者教育の実施と老後を見据えた生活設計を提案できるレベル。
2級
確定拠出年金やその他の年金制度全般に関する基本的事項を理解し、金融商品や投資等に関する一般的な知識を有し、確定拠出年金の加入者・受給者、確定拠出年金制度を実施する企業の福利厚生担当者なとに対して説明できるレベル。

合格基準
1級:200点満点で合計140点以上
2級:100点満点で合計70点以上

こんな人にお勧め

銀行、証券会社、保険会社等の金融機関職員、企業経営者、福利厚生担当者、社会保険労務士、税理士、中小企業診断士、FP等を目指す方

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