DTP検定

デザインや出版、印刷業界におけるDTP技術の知識と実務能力を証明する資格試験です。

DTPソフトの操作スキルだけでなく、デザイン理論や印刷工程、著作権、カラーマネジメントなど、DTPに関する総合的な知識が問われるのが特徴です。

試験は、サーティファイ(一般社団法人サーティファイソフトウェア活用能力認定委員会)が実施しており、DTP業界での実務能力を証明する資格として、デザイナーや編集者、印刷業界関係者に広く認知されています。

主催
株式会社サーティファイ

受験資格と難易度

受験資格

DTP検定には、「DTPエキスパート認証試験(旧DTP検定)」と「DTP検定(サーティファイ)」の2種類があり、それぞれ受験資格が異なります。

DTPエキスパート認証試験(旧DTP検定)

  • 受験資格なし(誰でも受験可能)
  • 推奨レベル:DTP・印刷業界の実務経験者向け
  • 試験方式:筆記試験+課題制作
  • 専門的な知識が求められるため、業界経験者向けの試験

DTP検定(サーティファイ)

  • 受験資格なし(誰でも受験可能)
  • 推奨レベル:初心者~中級者向け
  • 試験の級
    • DTP検定II種(基礎レベル) → 初心者向け
    • DTP検定I種(応用レベル) → DTPソフトの操作経験者向け

どの試験も学歴・職歴の制限がなく、誰でも受験可能
DTPエキスパート認証試験は実務経験者向け、DTP検定(サーティファイ)は初心者向け

難易度

DTP検定の難易度は、試験の種類や級によって異なります。

DTPエキスパート認証試験(旧DTP検定)

項目 内容
難易度 ★★★★☆(やや難関)
合格率 約30~50%
試験形式 筆記試験+課題制作
特徴 印刷・デザインの専門知識が必要
  • 実務経験者向けの試験であり、印刷技術やカラーマネジメントの深い知識が問われる
  • 合格率は30~50%と低めで、難易度が高い
  • DTPソフトのスキルだけでなく、印刷のワークフローや色彩管理の知識も必要

DTP検定I種(サーティファイ)

項目 内容
難易度 ★★★☆☆(普通)
合格率 約50~70%
試験形式 マークシート+実技試験
特徴 Illustrator・Photoshopの応用スキルが必要
  • DTPソフトの操作に加えて、レイアウトや印刷技術の知識が求められる
  • 合格率は50~70%と中程度の難易度
  • DTPエキスパート試験よりは簡単だが、実務に役立つ知識が必要

DTP検定II種(サーティファイ)

項目 内容
難易度 ★★☆☆☆(易しい)
合格率 約60~80%
試験形式 マークシートのみ(選択問題)
特徴 DTPの基礎知識を学べば合格可能
  • DTP初心者向けで、Illustrator・Photoshopの基本操作が理解できれば合格可能
  • マークシート方式で、記述や実技はなし
  • 合格率60~80%と高めで、比較的取り組みやすい試験

試験内容

「DTPエキスパート認証試験(旧DTP検定)」と「DTP検定(サーティファイ)」の2種類があり、それぞれの試験内容が異なります。

DTPエキスパート認証試験(旧DTP検定)

試験の特徴

  • 印刷・出版業界向けの専門資格であり、実務経験者向け
  • 筆記試験と課題制作(実技)の両方が求められる
  • カラーマネジメント、デザイン理論、印刷技術など専門知識が問われる

試験範囲

1. DTPの基礎と応用
  • DTPの概念と歴史
  • ページレイアウトの基本(グリッドシステム、レイアウト構成)
  • フォントの種類と適切な使用方法
2. ソフトウェア操作
  • Illustrator・Photoshop・InDesignの基本と応用
  • PDFやEPS形式のデータ作成と管理
  • ベクター画像とビットマップ画像の違い
3. 印刷技術
  • オフセット印刷とデジタル印刷の違い
  • 製版・刷版・印刷・製本のプロセス
  • 網点(スクリーン線数)と解像度の関係
4. カラーマネジメント
  • 色の三属性(色相・明度・彩度)
  • CMYK・RGB・特色(スポットカラー)の特性
  • ICCプロファイルの活用
5. DTPデータの作成とワークフロー
  • データ入稿の流れとチェックポイント
  • プリフライトチェック(フォント埋め込み、画像解像度)
  • PDF/X-1a、PDF/X-4の違い
6. 法律・著作権
  • 画像・フォントのライセンス管理
  • 著作権・商標権・デザインの法的問題

試験形式

  • 一次試験(筆記):選択式+記述式問題
  • 二次試験(課題制作):実技試験(DTPデータの作成・修正)
  • 試験時間:一次試験 90分 / 二次試験 120分
  • 合格基準:総合得点の70%以上

DTP検定(サーティファイ)

DTP検定I種(応用レベル)

試験の特徴

  • DTPソフトの応用スキルが求められる
  • マークシート+実技試験(ソフト操作)
  • 印刷業界の基本知識を習得していることが前提

試験範囲

1. DTPの基本
  • DTPのワークフロー
  • 印刷物のデータ作成
  • 用紙サイズ・断裁・トンボの概念
2. カラーマネジメント
  • RGBとCMYKの変換ルール
  • ICCプロファイルの活用
  • スクリーン線数と解像度の関係
3. ソフトウェア操作
  • Illustrator・Photoshopの実践的な活用
  • 画像加工・トリミング・レイヤーマスク
  • 文字組み・カーニング・行間調整
4. フォントとレイアウト
  • 和文・欧文フォントの違い
  • 書体の選び方と可読性
  • デザインレイアウトの基本
5. 印刷技術
  • オフセット印刷・デジタル印刷の違い
  • インキ・用紙・印刷効果の知識
  • 製版・刷版の基礎

試験形式

  • 筆記試験(マークシート)+実技試験(Illustrator・Photoshopの操作)
  • 試験時間:90分
  • 合格基準:70%以上の得点

DTP検定II種(基礎レベル)

試験の特徴

  • DTPの基礎を学ぶ初心者向け
  • マークシート(選択式)のみ
  • Illustrator・Photoshopの基本操作を理解していれば合格可能

試験範囲

1. DTPの基本
  • DTPの定義と歴史
  • 用紙サイズと印刷の基本知識
  • 簡単なレイアウト作成
2. 色の基本
  • RGB・CMYKの違い
  • カラープロファイルの基本
  • グラデーションや透過の活用
3. ソフトウェア操作
  • Illustrator・Photoshopの基本ツール
  • ベクター画像とビットマップ画像の違い
  • 簡単な画像補正・合成
4. フォントと文字組み
  • 日本語フォントと欧文フォントの違い
  • 文字組みとレイアウトの基本ルール

試験形式

  • マークシート(選択式)のみ
  • 試験時間:60分
  • 合格基準:70%以上の得点

試験対策

「DTPエキスパート認証試験(旧DTP検定)」と「DTP検定(サーティファイ)」の2種類があり、それぞれ試験範囲や難易度が異なります。ここでは、各試験に最適な勉強法と試験対策を詳しく解説します。

共通の試験対策

① 公式テキストを活用する

  • DTPエキスパート認証試験
    • 「DTPエキスパート公式テキスト」(日本印刷技術協会・JAGAT)
    • 「DTPエキスパート試験 過去問題集」
  • DTP検定(サーティファイ)
    • 「DTP検定I種・II種 公式テキスト」(サーティファイ出版)

試験範囲を網羅している公式テキストを活用し、重要ポイントをノートにまとめることが重要です。

② 過去問題を繰り返し解く

  • 3回以上解き、試験の出題傾向を把握する
  • 間違えた問題は解説を確認し、なぜ間違えたのかを理解する

③ DTPソフトの実践練習

  • Illustrator・Photoshop・InDesignを実際に操作し、試験で求められるスキルを磨く
  • フォントの設定・画像の加工・レイアウト調整・カラーマネジメントの操作を繰り返す

DTPエキスパート認証試験の試験対策

試験の特徴

  • 実務経験者向けの試験で、専門知識が問われる
  • 筆記試験(選択+記述)と課題制作(実技)の両方が必要
  • 印刷技術、カラーマネジメント、ワークフロー、法律知識が試験範囲

効果的な勉強方法

1. 印刷技術の基礎をマスター
  • オフセット印刷・デジタル印刷の違いを理解する
  • 製版・刷版・印刷・製本のプロセスを覚える
  • 網点・解像度・スクリーン線数の関係を把握する
2. カラーマネジメントの仕組みを理解
  • RGBとCMYKの変換ルールを覚える
  • ICCプロファイルの役割と設定方法を学ぶ
  • 色校正の方法(プルーフ・デジタルプルーフ)を理解する
3. DTPソフトの高度な操作を習得
  • Illustrator・Photoshop・InDesignの機能を活用し、実際にデザインを制作する
  • レイヤー管理、マスク、ベクター編集、色補正の操作を練習する
4. 実技試験対策
  • 実際の印刷物を想定し、トンボ・塗り足し・カラープロファイルを適切に設定する
  • PDF/X-1a、PDF/X-4の違いを理解し、入稿データの作成方法を学ぶ
5. 過去問と模擬試験を活用
  • 過去問題を解き、頻出テーマを確認する
  • 模擬試験を活用し、本番の試験に慣れておく

DTP検定I種(サーティファイ)の試験対策

試験の特徴

  • DTPソフト(Illustrator・Photoshop)の応用スキルが必要
  • 印刷技術・フォント・レイアウトの知識が問われる
  • マークシート+実技試験

効果的な勉強方法

1. DTPソフトの操作を徹底的に練習
  • Illustratorの基本機能(ペンツール・グラデーション・パス操作)をマスター
  • Photoshopでの画像補正・合成・レイヤーマスクの活用を練習
2. カラーマネジメントの基礎を理解
  • RGBとCMYKの違いを把握し、適切なカラーモードで作業する
  • 特色インクの使用方法を学ぶ
3. フォントとレイアウトの基礎を学習
  • 和文・欧文フォントの特徴を理解し、適切なフォント選びを行う
  • 文字組み・カーニング・行間調整を適切に設定できるようにする
4. 過去問と模擬試験を活用
  • 実技試験の出題パターンを把握し、短時間で正確にデザインを作れるように練習する

DTP検定II種(サーティファイ)の試験対策

試験の特徴

  • 初心者向けの試験で、DTPの基礎知識を問う
  • Illustrator・Photoshopの基本操作が理解できれば合格可能
  • マークシート方式(選択問題のみ)

効果的な勉強方法

1. DTPの基本概念を理解
  • DTPのワークフロー(企画→デザイン→入稿→印刷)を把握する
  • 用紙サイズやトンボ・塗り足しの役割を覚える
2. ソフトウェアの基礎を学習
  • Illustratorの基本ツール(選択ツール・ペンツール・整列機能)の使い方を覚える
  • Photoshopでの画像補正やカラーバランス調整を練習する
3. 過去問を解いて出題傾向をつかむ
  • 選択問題のパターンを把握し、間違えやすいポイントを重点的に復習する

取得後に出来ること

DTPエキスパート認証試験(旧DTP検定)取得後にできること

高度なDTP技術者として活躍

  • 印刷・出版・広告業界でのDTPデザイナー、DTPオペレーターとして即戦力になる
  • カラーマネジメント、印刷技術、デザイン理論を活用し、専門的なDTP作業を担当できる

DTP業界での専門職

  • DTPディレクター・アートディレクターとしてプロジェクトの管理を担当
  • デザイン会社・印刷会社・出版社などでのDTP業務の中心人物として活躍
  • 高度な知識を活かして、印刷物の色彩管理やデータ入稿の最適化を行う

フリーランスや独立が可能

  • フリーのDTPデザイナーとして、チラシ・ポスター・パンフレットの制作を請け負う
  • クライアントのニーズに合わせたDTPデザインの提案・制作ができる
  • デザインコンサルタントや講師として、DTPの教育・指導を行う

印刷・広告業界でのスキルアップ

  • 印刷技術や製版工程を理解し、より高度なデータ作成が可能になる
  • マーケティングやブランディングの視点から、デザインを戦略的に考えることができる

DTP検定I種(サーティファイ)取得後にできること

DTPデザインの実務スキルを活かして仕事ができる

  • Illustrator・Photoshopを使用したデザイン業務を担当できる
  • パッケージデザインや販促ツールの制作が可能

活かせる職種・業界

業界 仕事内容
広告・印刷業界 チラシ・ポスター・DMのDTPデザイン
Web・グラフィックデザイン Webバナー・SNS広告・販促ツールのデザイン
出版・編集業界 雑誌・書籍のレイアウト作成
商品企画・マーケティング パッケージデザイン・ブランドビジュアルの制作

DTPオペレーターやデザイナーとして働ける

  • 企業のデザイン部門でDTP作業を担当する
  • 印刷会社・広告代理店・デザイン事務所でDTPオペレーターとして就職可能
  • Webデザインとの連携が求められる場面で、DTPデザインの知識を活用できる

DTP検定II種(サーティファイ)取得後にできること

DTPの基礎スキルを活かして業務の幅を広げる

  • Illustrator・Photoshopの基本操作を活用し、簡単なデザイン制作ができる
  • デザインや印刷物の基礎知識を身につけ、DTP関連の補助業務が可能

活かせる仕事

  • 営業職や事務職で、販促ツール(チラシ・POP・名刺)を作成する
  • 社内資料やプレゼン資料のデザイン性を向上させる
  • DTPの基礎知識を持つことで、印刷会社とのやり取りがスムーズになる

DTP検定取得後に活かせる職種

デザイン・印刷業界で活かせる

職種 内容
DTPデザイナー チラシ・ポスター・カタログのデザインを制作
DTPオペレーター 印刷物のデータ作成・入稿作業を担当
アートディレクター デザイン全体のディレクションや品質管理
印刷技術者 製版・印刷工程の管理、カラーマネジメント
パッケージデザイナー 商品パッケージのデザインを担当

マーケティング・企画職で活かせる

  • 販促物のデザインを自分で作成できるため、マーケティング活動の幅が広がる
  • 広告や販促物のデザインチェックを的確に行い、デザインのクオリティを向上できる

Web業界・デジタルデザインで活かせる

  • バナー広告やSNS投稿のビジュアル制作にDTPの知識を応用できる
  • 紙媒体とWebデザインの連携が求められる場面で、DTPの経験を活かせる

他の資格と組み合わせるとさらに有利

資格 活用できる分野
Illustrator・Photoshopクリエイター能力認定試験 DTPデザインのソフトスキル強化
色彩検定 印刷・デザインの色彩設計
Webデザイン技能検定 Webと紙媒体のデザインを統合して活用
広告デザイン検定 マーケティングとデザインの知識を強化

DTP検定取得後のキャリアアップ

DTPの専門職としてキャリアを積む

  • DTPデザイナーとして経験を積み、アートディレクターやデザインマネージャーを目指す
  • 印刷業界の知識を活かし、DTPコンサルタントとして企業やクライアントにアドバイスを行う

フリーランス・副業として活躍

  • 独立してDTPデザイナーとしてチラシやポスターの制作を受注する
  • クラウドソーシングを活用し、DTPデザインの仕事を請け負う

デザイン系資格一覧

POP広告クリエイター
レタリング技能検定
色彩検定
カラーコーディネーター検定試験
DTP検定
クロスメディアエキスパート
マルチメディア検定
DTPエキスパート
IIIustratorクリエイター能力認定試験
Photoshopクリエイター能力認定試験
アドビ認定エキスパート(ACE)
アドビ認定プロフェッショナル(ACP)
映像音響処理技術者資格認定
CGクリエイター
インテリアプランナー
キッチンスペシャリスト
インテリアコーディネーター
インテリア設計士
家具検定
照明コンサルタント
商業施設士
エクステリアプランナー
ハウスクリーニング士
整理・収納・清掃コーディネーター
ライフスタイルプランナー
DIYアドバイザー
ボーカルインストラクター資格
美術検定
ラッピング・ディレクター
シューフィッター
靴デザイナー認定資格
椅子張り技能者
ジュエリーコーディネーター
GG(Graduate Gemologist)
デコレーター技能検定

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