PRプランナー資格認定制度

企業や団体が社会と良好な関係を築くための戦略的なコミュニケーション活動をしている(社)日本パブリックリレーションズ協会(PRSJ)が認定する「PRプランナー資格」は、PR業務の専門知識を持ち、実務で活躍できる人材を育成するための資格制度です。

主催
(社)日本パブリックリレーションズ協会

受験資格と難易度

受験資格

試験区分 受験資格
1次試験(准PRプランナー) 受験資格なし(誰でも受験可能)
2次試験(PRプランナー補) 1次試験合格者のみ受験可能
3次試験(PRプランナー) 2次試験合格者のみ受験可能

補足

  • PRの実務経験がなくても、1次試験(准PRプランナー)は受験可能。
  • 2次試験以降は、PRの実務経験があると学習しやすいが、必須ではない。
  • 3次試験は、PRの企画や戦略立案の経験があると有利。

難易度

試験区分 難易度 合格率 難易度のポイント
1次試験(准PRプランナー) 易しい 約70~80% 基本知識中心で、独学でも合格可能
2次試験(PRプランナー補) 中程度 約50~60% 記述式が増え、実務的なPRスキルが必要
3次試験(PRプランナー) 難しい 約30~40% 戦略的なPRプランの作成能力が求められる

試験内容

1次試験(准PRプランナー)の試験内容

試験の概要

  • 目的:PR(パブリック・リレーションズ)の基本知識を問う
  • 試験形式:択一式(マークシート)50問
  • 試験時間:90分
  • 合格基準:正答率約70%以上

出題範囲

PRの基本概念
  • PRとは何か?(定義・目的・役割)
  • PRと広告・マーケティングの違い
  • CSR(企業の社会的責任)とPR
PRの計画と実施
  • PRの基本プロセス(調査 → 計画 → 実行 → 評価)
  • PR活動のターゲット設定とメッセージ開発
  • コミュニケーション手法(イベント、記者発表、SNS活用)
メディアリレーションズ
  • プレスリリースの作成方法
  • 記者会見の準備・進行方法
  • メディアとの関係構築のポイント
危機管理広報(クライシス・コミュニケーション)
  • 企業のリスクマネジメントとPR
  • 炎上対策と謝罪会見の進め方
  • 不祥事発生時の対応とメディア戦略
PRの効果測定
  • PR活動の評価指標(KPIの設定)
  • メディア露出の分析方法

試験の特徴

  • 暗記中心の問題が多く、テキストの内容をしっかり押さえれば合格可能
  • PR未経験者でも対策をすれば十分合格できる

2次試験(PRプランナー補)の試験内容

試験の概要

  • 目的:PRの実務的なスキルを問う
  • 試験形式:択一式(40問)+ 記述式(4問)
  • 試験時間:120分
  • 合格基準:正答率約60~70%以上

出題範囲

PR戦略の企画と立案
  • PRキャンペーンの計画プロセス
  • ターゲット分析とメッセージ設計
  • PR戦略のフレームワーク(AIDA、AISASモデル)
メディアリレーションズの実践
  • プレスリリースの実践的な書き方
  • メディアとのリレーション構築(記者クラブ対応、オピニオンリーダーとの関係構築)
  • メディア対応トレーニング(想定問答の作成)
危機管理広報(クライシス・コミュニケーション)の応用
  • 企業の不祥事発生時のPR対応
  • ネガティブニュースのコントロール方法
  • ソーシャルメディア炎上対策
デジタルPR・SNS活用
  • SNS(Twitter、Instagram、YouTube)を活用した広報戦略
  • インフルエンサーマーケティングの基礎
  • オウンドメディア・ペイドメディア・アーンドメディアの違い
PR施策の評価と効果測定
  • PRの成果測定(メディア露出分析、SNSエンゲージメント分析)
  • Google Analyticsを活用したPR効果測定

試験の特徴

  • 実務的な知識が問われるため、PRの実務経験があると有利
  • 記述式問題があるため、論理的に説明する力が必要
  • 暗記だけでなく、応用力が求められる

3次試験(PRプランナー)の試験内容

試験の概要

  • 目的:PR戦略の立案と実践スキルを問う
  • 試験形式:論述式(PRプラン作成)+ 面接試験
  • 試験時間:論述試験 150分、面接試験 約20分
  • 合格基準:60~65%以上の得点

出題範囲

PR戦略の策定と実行
  • PR戦略の立案プロセス(課題分析 → 目標設定 → 戦略立案 → 実行)
  • 企業のブランド戦略とPRの役割
  • ステークホルダーとの関係構築(顧客、株主、自治体)
危機管理広報の高度な対応策
  • 企業の危機対応事例分析(成功例・失敗例)
  • リスク発生時のPR計画立案
  • 危機発生後のレピュテーションマネジメント
広報・広告・マーケティングの統合戦略(IMC)
  • PRとマーケティングの連携
  • ブランドコミュニケーション戦略の設計
  • PRと広告の融合(ネイティブアド、コンテンツマーケティング)
グローバルPRとパブリックアフェアーズ
  • 海外市場におけるPR戦略
  • 政府・自治体とのリレーション(ロビー活動、政策広報)

試験の特徴

  • 実際のPRプランを作成するため、実務経験が求められる
  • 面接試験では、PRに関する考え方や経験を論理的に説明する力が必要
  • 企業ブランディングやパブリックアフェアーズの知識も問われる

試験対策

1次試験(准PRプランナー)対策

試験の特徴

  • PRの基礎知識を問う択一式(マークシート)試験
  • 基本問題が中心なので、独学でも合格可能
  • 暗記が得意なら短期間の学習で合格を狙える

学習のポイント

公式テキストを熟読する

  • 「PRプランナー資格試験公式ガイド」をしっかり読み込む
  • 特にPRの基本概念、メディア対応、リスク管理、PR効果測定などの分野を重点的に学習

過去問を解いて試験形式に慣れる

  • PRSJ公式サイトや資格スクールの過去問を活用
  • 間違えた問題を分析し、弱点を補強する

PR用語を暗記する

  • PR業界の専門用語やフレームワークを覚える(AIDAモデル、IMCなど)
  • 暗記カードを作成して繰り返し復習

模擬試験を実施する

  • 試験直前に時間を測って50問解く練習をすると、本番での時間配分がスムーズになる

おすすめ学習期間:1~2か月(30~50時間)

2次試験(PRプランナー補)対策

試験の特徴

  • 択一式(基礎)+ 記述式(実務レベル)の試験
  • PRの実務的な知識や応用力が問われる
  • 記述問題では、論理的に説明する力が必要

学習のポイント

1次試験の知識をさらに深める

  • PR戦略の立案、メディアリレーションズ、クライシスコミュニケーションなどを重点的に学ぶ
  • ケーススタディを活用し、PRの実践例を理解する

プレスリリースや記者会見対応を練習する

  • 実際にプレスリリースを作成してみる(業界の事例を参考にする)
  • 記者会見のシナリオを考える練習をする(質問への想定回答を準備)

記述式問題の対策をする

  • 簡潔に、論理的に説明する力を身につける
  • 過去問や想定問題を解き、自分で模範解答を作成する
  • 「PREP法」(Point → Reason → Example → Point)を活用して、わかりやすい文章を書く

実際の企業の広報戦略を研究する

  • 大手企業のPR成功事例・失敗事例を分析
  • 危機対応の事例(炎上対応、不祥事対応)を学ぶ

おすすめ学習期間:2~3か月(50~80時間)

3次試験(PRプランナー)対策

試験の特徴

  • PR戦略の立案・実行を問う論述式試験+面接試験
  • 実務経験がないと難しいが、ケーススタディ学習で補強可能
  • 戦略的思考と実践力が求められる

学習のポイント

PR戦略立案のプロセスを学ぶ

  • PRの課題設定 → 目標設定 → 戦略立案 → 実行計画の流れをマスターする
  • 企業の広報戦略やブランド戦略を分析し、どのようにPRを活用しているかを理解する

論述式試験の対策をする

  • 過去問や想定問題を解き、自分でPRプランを作成する
  • 「課題 → 目的 → 戦略 → 実施計画 → 効果測定」の流れで論述を書く練習をする

面接試験の準備をする

  • PRに関する自分の考えをまとめ、論理的に説明できるようにする
  • 実際のPR事例をもとに、「この場合どう対応するか?」という想定問答を作る

リスク管理・危機対応の事例を学ぶ

  • 企業の炎上対応、リコール対応、不祥事対応のケースを分析
  • それぞれの対応の成功要因・失敗要因を考察

おすすめ学習期間:3~6か月(100~150時間)

試験対策スケジュール(例)

学習期間 学習内容
1~2か月前 公式テキストを熟読し、基礎知識を固める(1次試験)
1か月前 過去問演習・間違えた問題の復習(1次・2次試験)
2週間前 記述式問題の練習、PR事例の分析(2次試験)
1週間前 模擬試験・論述問題の練習(2次・3次試験)
試験直前 重要ポイントの総復習、面接試験対策(3次試験)

取得後に出来ること

1次試験(准PRプランナー)取得後にできること

PRの基礎知識を活かして業務をサポート

  • 企業や団体の広報・PR部門で、PR活動のアシスタント業務ができる
  • メディアリレーションズの基礎を学び、プレスリリースの作成や配信を補助できる
  • PR戦略の基本的な流れを理解し、広報担当者のサポート業務を行える

広報・PR職へのキャリアスタート

  • 未経験から広報・PR職を目指す際の基礎資格として有利
  • 企業の広報部門、広告代理店、PR会社などでの採用時のアピールポイントになる
  • PRプランナー補(2次試験)へのステップアップの準備ができる

転職・キャリアアップの足がかり

  • 営業やマーケティング職など、PRに関係する職種でのキャリアアップに役立つ
  • 社内で広報担当者としての役割を担うきっかけになる

2次試験(PRプランナー補)取得後にできること

実務レベルでのPR業務が可能

  • PR会社や広告代理店で広報・PR業務を担当できる
  • メディアリレーションズの実践スキルを活かし、記者会見や取材対応を企画・運営できる
  • クライシスコミュニケーション(危機管理広報)の知識を活かし、企業の不祥事対応に携われる

広報戦略の企画・実行

  • PRキャンペーンの企画・運営ができる
  • 企業やブランドのメディア露出を増やすための施策を立案できる
  • SNSを活用したデジタルPRやインフルエンサーマーケティングの企画が可能

キャリアアップのチャンスが広がる

  • 企業広報・PR職への転職時に、実務経験を補う資格として活用できる
  • PR業界での昇進・昇格時に、実務スキルを証明する資格として評価される
  • PRプランナー(3次試験)を目指すことで、さらに上位の業務を担当できる

3次試験(PRプランナー)取得後にできること

PRの専門家として戦略的な業務を担当

  • 企業や団体の広報責任者、PRディレクターとしてPR戦略全体を指揮できる
  • ブランドコミュニケーションの統括や、企業のレピュテーションマネジメントを担当できる
  • 危機管理広報の専門家として、企業の炎上対応、不祥事対応をリードできる

PRコンサルタントや独立も可能

  • フリーランスのPRコンサルタントとして企業の広報戦略を支援できる
  • 広報・PRの研修講師として活動できる
  • PR専門のコンサルティングファームを設立し、クライアント企業にPR戦略を提案できる

経営層・意思決定者への影響力を持つ

  • 経営戦略の一環として、広報・PRを経営層に提案・実施できる
  • 企業のブランド価値向上のために、広報戦略を策定・実行できる
  • パブリックアフェアーズ(政府・自治体との関係構築)にも関与できる

PRプランナー資格取得後のキャリアパス

資格レベル 主な業務 活かせる職種・業界
准PRプランナー(1次試験合格) PR業務の補助、プレスリリース作成、SNS運用 広報アシスタント、PR会社、広告代理店
PRプランナー補(2次試験合格) PR企画・実行、メディアリレーションズ、危機管理広報 広報担当、PRディレクター、マーケティング職
PRプランナー(3次試験合格) PR戦略立案、ブランドマネジメント、経営層への広報戦略提案 広報責任者、PRコンサルタント、企業経営者

取得後のメリット

企業内での評価向上・昇進のチャンス

  • PRの専門資格として、企業内での昇進・昇格時に評価される
  • 広報部門のリーダーやマネージャー職へのキャリアアップが可能
  • PRの知識を活かし、他部門(マーケティング、IR、人事)との連携強化に貢献できる

転職・フリーランスとしての市場価値向上

  • PRプランナー補以上の資格を取得すると、広報・PR職の転職市場で有利になる
  • PRの専門家として、フリーランスや独立の選択肢が広がる
  • 企業の広報コンサルタントとして、クライアント企業のPR戦略を支援できる

他の資格との組み合わせでさらなるキャリアアップ

  • PRプランナー資格とマーケティング関連資格(マーケティング検定、SNSエキスパート検定)を組み合わせることで、より広範な戦略を担当できる
  • MBA(経営学修士)と組み合わせることで、企業経営層としてのキャリアを目指せる
  • 国際的なPR資格(CIPR、APR)を取得することで、海外でのPR業務にも対応可能

財務・経営系資格一覧

公認会計士
税理士
中小企業診断士
簿記検定
ファイナンシャル・プランニング技能士
証券アナリスト
簿記能力検定
建設業経理検定
経営士
ファイナンシャル・プランナー
実用数学技能検定
DCプランナー
DCアドバイザー
マーケティング・ビジネス実務検定
MBA
不動産証券化協会認定マスター
モーゲージプランナー
銀行業務検定試験
BATIC(国際会計検定)
CPA(米国公認会計士)
米国公認管理会計士
米国税理士(EA)
PMP試験
CISA(公認情報システム監査人)
CIRP(サーティファイド・IRプランナー)
シニアリスクコンサルタント
ITコーディネータ資格認定制度
ファイナンシャル・リスクマネージャ
アクチュアリー資格試験
二種外務員資格試験
CIA(公認内部監査人)
CFA(CFA協会認定証券アナリスト)
ホスピタリティ検定試験
イベント業務管理者
ファシリティマネージャー
PRプランナー資格認定制度
プロジェクトマネジメント資格
VEリーダー認定試験
販売士検定
セールススキル検定試験
セールスレップ資格認定制度
販路コーディネータ資格認定制度
交渉アナリスト
CISM(公認情報セキュリティマネージャー)

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