主に英語をはじめとする言語の口頭コミュニケーション能力を測定するための試験です。
英語のスピーキング能力を評価するために用いられることが多いですが、他の言語にも応用される場合があります。
SSTは、試験の受験者がどれほど流暢で正確に言語を使えるかを評価するための標準的な方法として、学校や企業の採用試験、または学術的な評価に使用されることが一般的です。
■主催
(株)アルク
目次
受験資格と難易度
受験資格
SST(スタンダードスピーキングテスト)の受験資格は、試験を提供する機関や目的によって異なります。一般的な受験資格の例は以下の通りです:
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年齢制限:
- 一部の試験では、受験者に年齢制限を設けていることがあります。例えば、特定の教育機関での入学試験や企業の採用試験で使用される場合、受験資格が年齢に基づくことがあります。
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学歴や職歴:
- 学術的な目的でSSTを受験する場合、特定の学歴や学年が求められることがあります。たとえば、大学の入試の一部として行われる場合、受験者は高校を卒業している必要があります。
- 企業の採用試験として行われる場合、特定の職歴や経験を要求されることもあります。
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言語能力のレベル:
- 一部のSSTは、事前に一定の語学能力を有することを前提にしています。例えば、TOEICやIELTSのスピーキングセクションのように、ある程度の英語能力を持っていることが前提となります。そのため、特定の語学スキルを証明する必要がある場合もあります。
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試験形式に関する制限:
- オンラインで受験する場合、インターネット接続や適切な機器(カメラ、マイクなど)の準備が必要です。また、試験が対面で行われる場合、試験会場に対して参加する必要があります。
難易度
SSTの難易度は、試験の目的や対象者により大きく異なります。以下の要因によって難易度が変わります:
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受験者のバックグラウンド:
- 英語を母国語とする受験者や、高度な言語能力を有する受験者にとっては、SSTの難易度は比較的低いと感じられることがあります。一方、第二言語として英語を学んでいる受験者にとっては、難易度が高くなる場合があります。
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試験の形式:
- 試験が対面式であれば、受験者はその場で直接試験官と対話することになるため、緊張感やストレスが高くなることがあります。対して、オンライン試験では、環境や状況に慣れている受験者にとってはやや難易度が低く感じられることもあります。
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評価基準:
- SSTでは、流暢さや発音の正確さ、文法や語彙の使用が評価されます。そのため、正確な発音や適切な語彙を使うことが求められるため、言語能力が高いほど難易度が増します。逆に、語学能力が低いと感じる受験者にとっては、難易度が非常に高くなることもあります。
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試験の目的による難易度の違い:
- 学校の入試や語学試験におけるSSTは、通常、中級から上級レベルの受験者を対象としているため、難易度が高く設定されています。企業の採用試験として行われるSSTは、特に会話の流暢さや簡潔さが重視されることが多いため、実務的な会話力を問う形式となり、難易度はそれほど高くない場合もあります。
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試験内容のバリエーション:
- 自己紹介や背景質問が中心であれば比較的易しい試験となりますが、論理的な意見の表現や複雑なディスカッションを求められる場合、難易度は大きく上がります。
試験内容
自己紹介と背景質問
最初のセクションでは、受験者が自分について簡単に紹介し、基本的な質問に答えることが求められます。このセクションは、受験者がどれだけ自分を明確に表現できるか、また基本的な語彙や文法を適切に使用できるかを評価します。
トピックについてのスピーチ
次のセクションでは、指定されたトピックについて一定時間スピーチを行います。受験者は、与えられたテーマについて自分の意見や考えを整理して述べなければなりません。このセクションでは、論理的に意見を述べる能力や、スムーズに話を進める力が評価されます。
ディスカッション(会話形式)
このセクションでは、試験官と受験者が指定されたテーマについてディスカッションを行います。受験者は試験官の意見に対して反応し、自分の意見を述べたり、質問に答えたりします。この部分では、実際の会話における応答力や対話の適応力が評価されます。
即興質問と応答
即興質問セクションでは、受験者が事前に準備することなく、試験官からの即座の質問に答えなければなりません。このセクションは、受験者がどれだけ迅速に思考し、言葉にできるかを評価します。
パフォーマンスの総合評価
SSTの最終セクションでは、受験者全体のパフォーマンスが総合的に評価されます。試験官は受験者が試験を通じてどれだけ自信を持って話すか、状況に適応できるか、自分の意見を明確に表現できるかを総合的に判断します。
評価基準
SSTの評価は、以下の基準に基づいて行われます:
- 流暢さ:受験者がどれだけスムーズに話すことができるか。文をつなげて話す能力。
- 発音:言葉の発音が明瞭で理解しやすいかどうか。
- 語彙の適切さ:受験者がテーマに対して適切な語彙を使っているか。
- 文法の正確性:文法的に正しい表現を使っているかどうか。
- 論理的構成:意見や考えが論理的に構成され、分かりやすいか。
- 応答力:質問やディスカッションに対して迅速かつ適切に応答できるか。
試験対策
自己紹介と背景質問の対策
このセクションでは、簡単な質問に対して自分の情報をスムーズに話す能力が求められます。ポイントは、自分の強みや興味を自然に表現することです。
対策方法:
- 自己紹介の練習:自分の名前、出身地、学歴、職業、趣味などを簡潔に話せるように練習します。可能であれば、スピーキングパートナーと練習すると良いでしょう。
- よくある質問に答える練習:自分の最近の活動、興味、将来の計画について話せるようにします。これらは試験でよく聞かれる質問です。
トピックについてのスピーチの対策
指定されたトピックに対して自分の意見を論理的に述べることが求められます。自分の意見をしっかりと構築し、論理的に伝える能力が重要です。
対策方法:
- 意見を論理的に構築する:意見を述べる際には、「序論」「本論」「結論」の三部構成を心がけると、話がまとまりやすくなります。
- 様々なトピックに対する準備:環境問題、教育、テクノロジー、趣味など、多岐にわたるトピックについて話す練習をしておくと、どんなテーマにも柔軟に対応できるようになります。
- 反対意見に備える:自分の意見だけでなく、反対意見を予測し、それに対してどう答えるかも考えながら準備します。
ディスカッション(会話形式)の対策
試験官とのディスカッションでは、意見交換をスムーズに行う能力が求められます。自分の意見を主張しつつ、相手の意見にも適切に反応する能力が必要です。
対策方法:
- 対話型の練習:友人や同僚と、テーマを決めてディスカッションを行う練習をします。自分の意見を述べた後、相手の反論や意見にしっかり反応できるようにします。
- 質問を投げかける:試験官が反論をする際や、ディスカッションが進んだ場合には、自分からも質問を投げかけることで会話を活性化できます。
即興質問と応答の対策
即興で質問に答える能力は、スピーキング能力の柔軟性を測る重要な部分です。即答できるスキルを身につけるためには、素早く考える練習が必要です。
対策方法:
- 即興練習:ランダムに質問を投げかけ、それに対して即座に答える練習をします。質問の内容に関係なく、素早く考えて答えることが大切です。
- 簡潔に答える練習:即答が求められるため、回答はなるべく簡潔にまとめるようにします。過剰な詳細を避け、核心を突いた答えを心がけます。
発音と流暢さの向上
発音や流暢さは、試験全体を通して重要な評価項目です。リスニング能力と同様に、発音や流暢さの改善には継続的な練習が不可欠です。
対策方法:
- 音読の練習:英語のニュース記事やスピーチを音読することで、発音や流暢さを改善します。
- 録音して確認:自分の声を録音して、発音や話し方に改善の余地がないか確認します。
- 英語で思考する:英語で考える練習を行い、思考の流れをそのまま言葉にできるようにします。
取得後に出来ること
学術的な用途
SSTのスピーキング能力を証明することは、学術的な分野で非常に有益です。特に、英語を使った教育環境でスピーキング能力が評価される場合、その証明として活用できます。
具体的な用途:
- 大学入学試験:特に英語のスピーキング能力が重視される大学や学部において、SSTのスコアを提出することで、スピーキング能力の証明ができます。これにより、入試でのアドバンテージを得られる可能性があります。
- 交換留学プログラム:海外の大学への交換留学プログラムに応募する際、SSTのスコアが語学能力の一部として認められる場合があります。
- 卒業要件:一部の大学では、特定の語学スキルを卒業要件として設定しているため、SSTの取得がその要件を満たすために役立つ場合があります。
就職活動
SSTのスコアは、就職活動でも重要な要素となります。特に国際的な企業や外資系企業、または英語を頻繁に使用する職場環境では、スピーキング能力を証明する手段として有効です。
具体的な用途:
- 企業の採用試験:特にグローバル企業や英語を業務で使用する企業では、スピーキングテストを含む採用選考を行っている場合があり、SSTのスコアが役立つことがあります。面接の前にSSTを受けておくことで、スピーキング能力の証明としてアピールできます。
- キャリアアップ:現在の職場で昇進を目指す際に、SSTのスコアを利用して、自分のコミュニケーション能力や語学力を証明することができます。特に海外拠点とのやり取りが求められる部署や役職に進む際に有利になります。
語学試験としての証明
SSTは、他の語学試験(TOEIC、IELTS、TOEFLなど)のスピーキングセクションと同様に、語学能力を証明するために活用できます。語学試験と併用することで、より強力な証明ができ、特に英語でのコミュニケーション能力を証明するのに有効です。
具体的な用途:
- 語学学校や教育機関:英語を学ぶために進学する語学学校や教育機関において、SSTのスコアを提出することで、語学能力の証明になります。特に、スピーキング能力を重視するプログラムでは、このスコアが重視されます。
- 語学力の証明:企業や教育機関において、英語のスピーキング力を証明する手段として利用できます。特に、英語での会話能力を求められる業界で有用です。
個人のスキル向上
SSTを受験することで得られるスピーキングスキルは、職場や日常生活での会話に役立つだけでなく、自己表現やコミュニケーション能力の向上にもつながります。取得後にその能力を活かす方法として、以下のような活動が挙げられます。
具体的な用途:
- プレゼンテーション:SSTを受けて得たスピーキングスキルは、職場でのプレゼンテーションや会議での発言に役立ちます。自信を持って話すことができるようになり、ビジネスの場でのコミュニケーションが向上します。
- 国際的な交流:SSTで習得したスピーキングスキルを使って、海外の友人やビジネスパートナーとより効果的にコミュニケーションを取ることができます。国際的なイベントや会議で自分の意見を明確に伝える際にも有用です。
国際的な資格としての利用
SSTのスコアは、国際的な資格や証明書としても利用可能です。特に、外国語を使用する業務に従事するために求められる場合があります。
具体的な用途:
- 外国企業での就職:国際的な企業や団体に就職する際、SSTのスコアが要求されることがあります。特に、外国語のスピーキング能力を証明するための基準として利用される場合があります。
- 翻訳や通訳:翻訳や通訳の職業に就く場合、SSTのスピーキングスキルを活かして、コミュニケーション能力を証明することができます。特に会話の流暢さが求められる場面で役立ちます。
語学系資格一覧
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