VBAエキスパート

Microsoft Officeのプログラミング言語であるVBA(Visual Basic for Applications)のスキルを証明するための資格試験です。

VBAを使用した業務の自動化やカスタマイズ能力を測るための試験で、オデッセイ コミュニケーションズが運営しています。

主催
オデッセイ コミュニケーションズ

受験資格と難易度

受験資格

VBAエキスパートには、特に受験資格はありません
年齢・学歴・職業に関係なく、誰でも受験可能です。

主な受験者の傾向

  • Excelを業務で頻繁に使用する人(事務職・経理・営業など)
  • VBAのスキルを証明したい人(転職や昇進を目指す人)
  • 業務効率化のためにマクロを活用したい人
  • プログラミング初心者でVBAを学びたい人

難易度について

VBAエキスパートには「ベーシック」と「スタンダード」の2つのレベルがあり、それぞれ難易度が異なります。

ベーシック(Basic)

難易度:やや易しい(初級レベル)
必要なスキルレベル:VBA初心者向け

  • VBAの基礎をしっかり学べば合格可能
  • プログラミング未経験者でも挑戦しやすい

合格率:約70%~80%(比較的高め)
(参考:基礎知識があれば独学でも2~3か月で合格可能)

スタンダード(Standard)

難易度:やや難しい(中級レベル)
必要なスキルレベル:VBAを実務で使えるレベル

  • 実務経験があると有利(普段VBAを使っている人向け)
  • 基礎だけでなく応用スキルも必要(独学なら3~6か月の学習が目安)

合格率:約50%~60%(ベーシックより低め)
(参考:VBAの実務経験が1年以上あれば、合格しやすい)

試験内容

ベーシック(Basic)の試験内容

対象者:VBA初心者、基本的なマクロ作成ができるレベル

試験範囲

分野 主な内容
マクロの記録と実行 Excelの「マクロの記録」機能を使用し、簡単なマクロを作成・実行する
VBAの基本構文 モジュールの作成、プロシージャ(Sub、Function)の理解
変数と定数 変数の宣言(Dim)、データ型(Integer, String など)、定数(Const)の利用
制御構造 条件分岐(If ~ Then、Select Case)、繰り返し処理(For Next、Do While など)
セルやシートの操作 Range、Cellsを使用したセルの値の取得・設定、シートの追加・削除
メッセージボックスと入力ボックス MsgBoxでメッセージ表示、InputBoxでユーザーからの入力を受け取る
関数の活用 VBA組み込み関数(Len, Left, Right, Mid など)の利用
デバッグとエラー処理 ブレークポイントの設定、イミディエイトウィンドウの利用

試験形式:選択式(多肢選択問題)
試験時間:60分
合格基準:約70%以上の正答率

スタンダード(Standard)の試験内容

対象者:VBAを実務で活用している人、応用的なマクロを作成できるレベル

試験範囲

分野 主な内容
オブジェクトの操作 Workbook, Worksheet, Range, Chartなどのオブジェクトの制御
配列とコレクション 配列(静的・動的)、Collectionオブジェクトの活用
ファイル操作 外部ファイルの読み書き(Open, Close, Print, Input など)
ユーザーフォームの作成 フォームの設計、テキストボックス・ボタンの利用、イベント処理
イベントプロシージャ シートやブックのイベント(Workbook_Open、Worksheet_Change など)
データベース操作 ADOを使用したAccessやSQL Serverとの連携
エラーハンドリング On Error Resume Next、Errオブジェクトを使ったエラー処理
クラスモジュール クラスの作成と利用、オブジェクト指向プログラミングの基本

試験形式:選択式(多肢選択問題)
試験時間:60分
合格基準:約70%以上の正答率

試験対策

学習の進め方

① 公式テキストで基礎を固める

VBAエキスパート試験には公式テキストがあり、試験範囲を網羅しています。
まずはテキストを1周して、基本を押さえましょう。

  • ベーシック向け:「Excel VBA ベーシック スタンダードテキスト」
  • スタンダード向け:「Excel VBA スタンダード スタンダードテキスト」

② 実際にVBAコードを書いて試す

VBAは実際に手を動かして学ぶことが大切です。
以下のポイントを意識しながら、ExcelのVBAエディター(VBE)を使ってコードを試してみましょう。

  • ベーシック:マクロの記録、変数の宣言、条件分岐(If文)、ループ処理(For, Do While)
  • スタンダード:ユーザーフォーム、イベントプロシージャ、エラーハンドリング、外部データベースとの連携

③ 過去問・模擬問題を解く

試験の形式に慣れるために、模擬試験を繰り返し解くことが重要です。
特に「選択問題形式」に慣れるため、次の方法を試しましょう。

  • 公式サイトのサンプル問題を解く
  • 市販の問題集を活用する
  • オンラインの無料問題集を探す(ブログや学習サイトなど)

④ 試験直前は「苦手分野の克服」に集中

試験1~2週間前になったら、苦手な分野を重点的に復習しましょう。
特に間違えやすいポイントを整理し、理解を深めておくと良いです。

レベル別の試験対策

ベーシック(Basic)試験対策

重点対策ポイント

  • マクロの記録を何度も試す(VBAのコードがどう生成されるかを理解する)
  • 基本構文を暗記する(変数の使い方、If文、Forループなど)
  • セルやワークシートの操作を練習する(Range, Cells, Worksheetsオブジェクト)

おすすめ学習法

  • 「マクロの記録」でVBAの動きを観察する
  • 簡単なVBAコードを書いて、手を動かして学ぶ
  • テキストのサンプルコードを写経しながら理解を深める

スタンダード(Standard)試験対策

重点対策ポイント

  • ユーザーフォームの設計とコードの動作を理解する
  • エラーハンドリング(On Error Resume Next など)を実際に使ってみる
  • データベース(AccessやSQL)との連携を学ぶ

おすすめ学習法

  • オブジェクトの概念を理解し、クラスモジュールを試す
  • 実際に業務で使うようなVBAマクロを作成する
  • 模擬問題を解いて、選択肢の意図を考える

取得後に出来ること

取得後にできること(実務での活用)

① 業務の自動化と効率化

  • 繰り返し行う作業をマクロで自動化し、業務の負担を軽減できる
  • 大量のデータ処理(集計・分析・レポート作成など)をVBAで自動化
  • ボタン一つで複雑な処理を実行できるようにする

② データ処理・分析の効率化

  • Excelの関数では対応しきれない複雑なデータ処理をプログラムで実行できる
  • フィルタ、並べ替え、条件分岐をVBAで自動化

③ ユーザーフォームを活用した入力支援

  • オリジナルの入力フォームを作成し、データ入力を簡単にする
  • ユーザーが入力しやすいインターフェースを提供し、入力ミスを減らす

④ 外部データとの連携

  • AccessやSQL ServerなどのデータベースとExcelを連携させる
  • Web APIを利用し、外部データを取得・活用

⑤ 他のOfficeアプリケーションとの連携

  • Excelだけでなく、Word・PowerPoint・Outlookとも連携できる
  • 自動でWord文書やPowerPointのスライドを作成し、業務効率を向上

キャリアアップ・転職での活用

① 事務職・経理・営業職のスキルアップ

  • VBAスキルがあると、データ処理や業務改善の提案ができるようになり、社内評価が向上
  • Excel業務の自動化ができることで、業務効率化を担当するポジションに抜擢される可能性がある

② IT・データ分析分野へのキャリアチェンジ

  • VBAをきっかけに、PythonやSQLなどのデータ分析スキルを学ぶことで、ITエンジニア・データアナリストとしてのキャリアも目指せる
  • VBAとPower BIを組み合わせることで、データ可視化やBIツール活用のスキルが身につく

③ 転職・副業の幅が広がる

  • VBAのスキルを活かし、「業務改善」「データ処理自動化」の分野で転職が有利になる
  • VBAを使った業務効率化のノウハウを提供し、副業でExcelマクロの開発や講師業も可能

コンピューター系資格一覧

応用情報技術者試験
基本情報技術者
エンベデッドシステムスペシャリスト試験
ITストラテジスト試験
システムアーキテクト試験
システム監査技術者
ITサービスマネージャ試験
ITパスポート試験
ネットワークスペシャリスト試験
プロジェクトマネージャ
情報処理安全確保支援士試験(RISS)
データベーススペシャリスト試験
Accessビジネスデータベース技能認定試験
Excel表計算処理技能認定試験
Word文書処理技能認定試験
PowerPointプレゼンテーション技能認定試験
Javaプログラミング能力認定試験
COBOLプログラミング能力認定試験
パソコン検定(P検)
C言語プログラミング能力認定試験
情報処理技術者能力認定試験
VisualBasicプログラミング能力認定試験
マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
VBAエキスパート
IC3
ワードプロセッサ技能認定試験
パソコン技能検定Ⅱ種試験
EC(電子商取引)実践能力検定
OracleApplication認定コンサルタント
CAD利用技術者試験
ORACLE MASTER(オラクルマスター)
会計ソフト実務能力試験
Server+
A+
コンピュータサービス技能評価試験
J検(情報検定)
Linux+
Network+
UBA能力検定
マイクロソフト認定トレーナー(MCT)
マイクロソフト認定資格プログラム
Linux技術者認定試験
情報セキュリティ検定試験
UMLモデリング技能認定試験
Oracle Certified Java Programmer(OCJP)
CGエンジニア検定
画像処理エンジニア検定
シスコ技術者認定
インターネット検定 .com Master
Cisco技術者認定資格(CCIE)
Turbo-CE/Pro/CI
CIW
RHCE(Red Hat認定エンジニア)
Oracle Solaris 11 System Administrator
PostgreSQL CE
情報ネットワーク施工プロフェッショナル(INIP)
Zend PHP 5 Certification
商PC検定試験

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)