C言語のプログラミングスキルを評価する資格試験で、サーティファイ(Certify) が主催しています。C言語の文法やアルゴリズム、プログラムの作成・解析能力を問う内容となっており、初心者から上級者までのスキルレベルに応じた級が用意されています。
受験資格と難易度
受験資格
C言語プログラミング能力認定試験には 受験資格の制限はなく、誰でも受験可能 です。
C言語を学び始めた初心者から、実務レベルのスキルを証明したい人まで、自分のスキルに合った級を選んで受験できます。
試験の難易度と内容
3級(初級レベル) – 基本文法の理解が必要
難易度:★☆☆☆☆(やさしい)
対象:C言語を学び始めた人、基本的なプログラムを作成できる人
求められる知識・スキル:
- C言語の基本文法(変数、データ型、演算子)
- 条件分岐(if文、switch文)
- 繰り返し処理(for文、while文)
- 配列(一次元配列、文字列の取り扱い)
- 関数の基本(引数、戻り値のある関数)
- 標準入出力(printf, scanf の使い方)
プログラムを書いた経験が少しでもあれば、対策をすれば十分に合格できるレベル。
2級(中級レベル) – 実務で使えるスキルが必要
難易度:★★★☆☆(普通~やや難しい)
対象:基本的なプログラムを作成・解析でき、ポインタや構造体を理解している人
求められる知識・スキル:
- ポインタ(変数、配列、関数との連携)
- 構造体の作成・利用
- ファイル処理(ファイルの読み書き、fopen, fclose, fgets など)
- 動的メモリ管理(malloc, free)
- 再帰処理(関数の再帰呼び出し)
- C言語標準ライブラリの活用(math.h, stdlib.h など)
- 基本的なデータ構造とアルゴリズム(スタック、キュー、ソートアルゴリズムの基礎)
ポインタや動的メモリ管理を理解していないと難しく感じる。プログラムの設計・解析も求められるため、ある程度の実践経験が必要。
1級(上級レベル) – 高度なプログラム設計・実装が必要
難易度:★★★★★(難しい)
対象:C言語でのシステム開発やアルゴリズムの最適化ができる人
求められる知識・スキル:
- 高度なポインタ操作(多重ポインタ、関数ポインタ)
- 再帰的データ構造(連結リスト、二分木、ハッシュテーブルなど)
- 高度なアルゴリズム(クイックソート、マージソート、探索アルゴリズム)
- メモリ管理と最適化(スタック・ヒープの理解)
- プロセス・スレッド制御(マルチスレッドプログラミング)
- C言語によるシステムプログラミング(低レベルなファイル操作、バイナリデータの処理)
- コードの最適化・デバッグ手法
プログラミング経験が豊富で、C言語を用いた開発に関わる人向け。データ構造やアルゴリズムの深い理解が求められるため、実務経験や大学レベルの知識が必要。
試験内容
3級は基礎、2級は実務レベル、1級は高度なアルゴリズムや最適化技術が求められます。
3級(初級) – C言語の基本を理解するレベル
試験時間:60分
出題形式:選択問題(〇×問題、穴埋め問題)、簡単なプログラムの解析
試験範囲と出題内容
項目 | 詳細 |
---|---|
データ型と変数 | int, float, char などの基本データ型 |
演算子 | 四則演算(+ – * / %)、代入演算子(=)、比較演算子(==, !=, <, >) |
制御構造 | if, switch, for, while, do-while の使い方 |
配列 | 一次元配列の宣言・初期化・アクセス方法 |
文字列 | 文字列の基本(char配列、printf, scanfによる入力出力) |
関数 | 基本的な関数の作成・引数と戻り値の使い方 |
標準入出力 | printf, scanf の使い方 |
プログラムの解析 | 簡単なコードを読んで、出力結果を予想する問題 |
2級(中級) – 実務で役立つプログラミングスキル
試験時間:60分
出題形式:選択問題+プログラムの解析・記述問題
試験範囲と出題内容
項目 | 詳細 |
---|---|
ポインタの基礎 | ポインタの宣言・アドレス演算子・ポインタの間接参照 |
配列とポインタ | 配列とポインタの関係、ポインタによる配列操作 |
構造体 | struct の定義・使用、構造体の配列・ポインタ |
ファイル操作 | fopen, fclose, fread, fwrite などのファイル入出力 |
動的メモリ管理 | malloc, free の使い方 |
関数の高度な使い方 | ポインタを引数にした関数、関数ポインタ |
アルゴリズム | 基本的なソート(バブルソート、選択ソート)、再帰処理 |
プログラム解析 | コードのバグを見つける、最適な実装を考える |
1級(上級) – システム開発や高度なプログラム設計ができるレベル
試験時間:90分
出題形式:記述式(アルゴリズムの設計・実装)
試験範囲と出題内容
項目 | 詳細 |
---|---|
高度なポインタ操作 | 多重ポインタ、関数ポインタ、voidポインタ |
データ構造 | 連結リスト、スタック、キュー、二分木 |
ソート・検索アルゴリズム | クイックソート、マージソート、二分探索 |
メモリ管理 | ヒープメモリの管理、メモリリーク防止 |
並列処理 | プロセス・スレッドの管理(pthread など) |
システムプログラミング | ファイルのロック、シグナル処理 |
最適化とデバッグ | コードの高速化、メモリ効率の向上 |
試験対策
共通の試験対策
1. C言語の基礎をしっかり理解する
- 文法を体系的に学ぶ(変数、データ型、制御構造、関数など)
- 標準ライブラリを活用できるようにする(stdio.h, stdlib.h, string.h など)
- コーディングの練習を重ね、実際に動作を確認する
- 間違えた箇所をノートにまとめ、同じミスを繰り返さないようにする
2. 過去問題・模擬試験を解く
- 公式問題集や過去問題を活用し、出題傾向を把握する
- 制限時間内に解く練習をし、試験の時間配分に慣れる
- プログラム解析の問題を重点的に練習し、コードの動作を素早く理解できるようにする
級別の試験対策
【3級対策】(C言語の基本をマスターする)
- C言語の入門書を活用し、基本を確実に身につける
- サンプルコードを自分で書いて動かしながら学習する
- 過去問題を解き、出題パターンに慣れる
- C言語の基本的なエラー(型の不一致、未初期化変数など)を理解する
【2級対策】(実務レベルのC言語スキルを習得する)
- ポインタの基礎を徹底的に復習し、実際にコードを書いて動作を確認する
- 構造体を使ったデータ管理のプログラムを作成する
- ファイル入出力のプログラムを自作し、読み書き処理に慣れる
- 基本的なアルゴリズム(バブルソート、選択ソート)を手書きで実装できるようにする
- プログラム解析の問題を重点的に解き、既存コードの理解力を高める
【1級対策】(高度なプログラム設計・実装を習得する)
- ポインタの応用を徹底的に学習し、多重ポインタや関数ポインタを使いこなす
- データ構造の基本を復習し、自分でコードを書いて実装できるようにする
- 高度なソート・検索アルゴリズムを理解し、計算量(O記法)を意識する
- メモリ管理の仕組みを学び、適切な動的メモリ確保・解放を行えるようにする
- 実際にマルチスレッドのプログラムを作成し、並列処理の動作を確認する
- 試験の記述式問題に備え、アルゴリズムを手書きで説明できるようにする
取得後に出来ること
C言語を活かした仕事に就くことができる
C言語は、組み込みシステム・OS・ネットワーク・ゲーム開発 などの分野で広く使われています。試験に合格することで、次のような職種への就職や転職が有利になります。
活かせる職種・分野
職種 | 活用できるスキル |
---|---|
組み込みエンジニア | マイコン制御、IoT機器開発、自動車のECU開発 |
システムエンジニア(SE) | OS・ドライバ開発、ミドルウェア開発 |
ゲームプログラマー | 3Dグラフィックス、エンジン開発、物理演算 |
ネットワークエンジニア | 通信プロトコルの開発、サーバプログラムの最適化 |
データ処理・AI開発 | 高速データ処理、機械学習向けの最適化 |
C言語は、多くのソフトウェアの基盤となる言語なので、幅広い業界で活用されています。
C言語を活かして業務を効率化できる
C言語のスキルを活かせば、社内業務の自動化やソフトウェアの高速化が可能になります。
できることの具体例
- 大量データ処理の高速化(C言語の最適化技術を活用し、計算処理をスピードアップ)
- 組み込みシステムの開発(家電・IoTデバイスなどの制御プログラムを作成)
- C言語とPythonを組み合わせ、データ解析の処理速度を向上
- 業務アプリケーションの開発(簡単なシステムツールをC言語で作成)
C言語は低レベルな制御が可能なため、システムの最適化や高性能なソフトウェア開発に貢献できます。
キャリアアップ・転職に有利になる
C言語の資格を取得すると、プログラミングスキルの証明 になるため、就職・転職の際に有利になります。
取得後のメリット
- 未経験者でもプログラミングスキルを証明できる(IT業界に入りやすくなる)
- C言語を活用する企業への転職がしやすくなる
- 実務経験が少なくても、一定のスキルがあることをアピールできる
- 開発プロジェクトでの信頼度が上がる
特に、組み込み開発やソフトウェア開発を行う企業では、C言語のスキルが評価されます。
より高度なプログラミングスキルを習得するための基盤ができる
C言語を学ぶことで、他のプログラミング言語への応用がしやすくなります。
C言語の知識を活かせる言語・技術
言語・技術 | C言語の知識が役立つ内容 |
---|---|
C++ | オブジェクト指向、ゲーム・システム開発 |
Python | C拡張モジュール、高速処理の最適化 |
Rust | システムプログラミング、安全なメモリ管理 |
Go | ネットワークプログラミング、高速処理 |
組み込み開発(Arduino, Raspberry Pi) | マイコン制御、ハードウェア制御 |
C言語をしっかり学ぶことで、他のプログラミング言語を学ぶ際にもスムーズに習得できる ようになります。
さらに上位の資格取得やスキルアップが可能になる
C言語プログラミング能力認定試験を取得した後は、さらに高度な資格や専門スキルを習得することで、キャリアアップが可能になります。
おすすめの資格・スキル
資格・スキル | 説明 |
---|---|
基本情報技術者試験 | IT業界全般の知識を問う国家資格 |
応用情報技術者試験 | システム開発・設計の知識を問う国家資格 |
C言語技術者認定試験(C Certification) | C言語の国際的な資格 |
組み込み技術者試験(ETEC) | 組み込み開発の専門知識を問う資格 |
Linux技術者認定試験(LPIC) | C言語と組み合わせてサーバ開発に活用可能 |
アルゴリズムとデータ構造 | 競技プログラミングやソフトウェア開発で必須のスキル |
特に、組み込み開発やシステムプログラミングを目指すなら、C言語の資格取得後に「組み込み技術者試験」や「Linux技術者認定試験」などを取得するのがおすすめ です。
フリーランスや副業の選択肢が広がる
C言語のスキルがあると、フリーランスエンジニアとして案件を受注することも可能 です。
C言語を活かしたフリーランス案件例
- IoT機器のプログラム開発(組み込みソフトウェアの作成)
- ネットワークプログラミングの開発(サーバ通信処理の実装)
- ゲームエンジンやシミュレーションプログラムの開発
- 既存システムの最適化や高速化
フリーランス向けの案件では、C言語の経験が評価され、高単価の仕事を受けられる可能性がある ため、副業や独立を考えている人にもおすすめです。
コンピューター系資格一覧
応用情報技術者試験
基本情報技術者
エンベデッドシステムスペシャリスト試験
ITストラテジスト試験
システムアーキテクト試験
システム監査技術者
ITサービスマネージャ試験
ITパスポート試験
ネットワークスペシャリスト試験
プロジェクトマネージャ
情報処理安全確保支援士試験(RISS)
データベーススペシャリスト試験
Accessビジネスデータベース技能認定試験
Excel表計算処理技能認定試験
Word文書処理技能認定試験
PowerPointプレゼンテーション技能認定試験
Javaプログラミング能力認定試験
COBOLプログラミング能力認定試験
パソコン検定(P検)
C言語プログラミング能力認定試験
情報処理技術者能力認定試験
VisualBasicプログラミング能力認定試験
マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
VBAエキスパート
IC3
ワードプロセッサ技能認定試験
パソコン技能検定Ⅱ種試験
EC(電子商取引)実践能力検定
OracleApplication認定コンサルタント
CAD利用技術者試験
ORACLE MASTER(オラクルマスター)
会計ソフト実務能力試験
Server+
A+
コンピュータサービス技能評価試験
J検(情報検定)
Linux+
Network+
UBA能力検定
マイクロソフト認定トレーナー(MCT)
マイクロソフト認定資格プログラム
Linux技術者認定試験
情報セキュリティ検定試験
UMLモデリング技能認定試験
Oracle Certified Java Programmer(OCJP)
CGエンジニア検定
画像処理エンジニア検定
シスコ技術者認定
インターネット検定 .com Master
Cisco技術者認定資格(CCIE)
Turbo-CE/Pro/CI
CIW
RHCE(Red Hat認定エンジニア)
Oracle Solaris 11 System Administrator
PostgreSQL CE
情報ネットワーク施工プロフェッショナル(INIP)
Zend PHP 5 Certification
商PC検定試験