実務翻訳では的確な原文読解力や訳文表現力に加えて、各分野の専門知識や情報検索能力といった総合的な実力が求められます。実際に仕事をしている環境で、一定時間内にいかに早く、的確に翻訳できるかが合否の分かれ目となります。「ほんやく検定」を受験することで、自分の翻訳力を客観的に測ることができます。
受験資格と難易度
難易度:ーーー
受験資格:特になし
受験データ
受験料:基礎レベル5級:5,000円、基礎レベル4級:6,000円、5・4級併願:10,000円、実用レベル1科目:10,000円、実用レベル2科目:15,000円
試験日:2月、7月の第4土曜日
試験場所:インターネット受験
■主催
(社)日本翻訳連盟
試験について
試験中に、各種参考資料、ネット検索、電子辞書や用語集などの翻訳支援ツールなどをご自由に使用できます。
■受験レベル
【5級】 | 英日翻訳3題 【判定基準】 ・英文読解能力(文章構造の完全な把握) ・日本語表現能力(正しい日本語の記述) |
【4級】 | 英日翻訳2題および日英翻訳1題 【判定基準】 ・原文読解能力(文脈および背景情報の理解) ・英語および日本語の表現能力(母国語水準に近い自然な英語表現および、こなれた日本語表現) |
【3級】 | 内容理解力、表現力などの面で欠点もあるが、限られた時間内での作業、試験という特殊な環境などを考慮すると、実務で一応通用する翻訳力があると認められる。今後の自己研鑽が鍵である。 |
【2級】 | 完成度の点では1級には一歩譲るが、実務では十分に通用する翻訳であると認定する。 実務上では若干の修正が必要であるが、重大な誤訳はない。 |
【1級】 | 専門家の翻訳であると認定する。原文の情報が正確で分かりやすく、かつ適切な文体で表現されている。 |
こんな人にお勧め
翻訳のスペシャリストを目指す人