Linuxのシステム管理や操作に関する知識とスキルを証明する資格です。
Linuxは、サーバーやクラウド環境で広く利用されており、特にインフラエンジニアやクラウドエンジニアにとって重要なスキルです。
代表的なLinux技術者認定資格には、以下の3つがあります。
認定資格 | 主催団体 | 特徴 |
---|---|---|
LinuC(リナック) | LPI-Japan | 日本市場向けに最適化された資格 |
LPIC(エルピック) | LPI(Linux Professional Institute) | 世界中で認知されている国際資格 |
RHCE(Red Hat Certified Engineer) | Red Hat | Red Hat製品に特化した資格 |
受験資格と難易度
LinuC / LPIC の受験資格と難易度
レベル | 受験資格 | 難易度 | 推奨学習時間 |
---|---|---|---|
LinuC レベル1 / LPIC-1 | なし(初心者向け) | やや簡単(★★☆☆☆) | 100~150時間 |
LinuC レベル2 / LPIC-2 | LinuC レベル1 / LPIC-1の取得推奨 | 中程度(★★★☆☆) | 150~200時間 |
LinuC レベル3 / LPIC-3 | LinuC レベル2 / LPIC-2の取得推奨 | 難しい(★★★★☆) | 200~300時間 |
LinuC レベル1 / LPIC-1(初心者向け)
- 受験資格は不要で、Linuxの基本を学んだ初心者でも受験可能
- 基本的なLinuxコマンド、ファイル操作、ユーザー管理、シェルスクリプトの基礎が問われる
- Linuxの基礎知識を持っていれば、独学でも十分に合格可能
LinuC レベル2 / LPIC-2(中級者向け)
- 受験資格はないが、LinuC レベル1 / LPIC-1の取得が推奨される
- Linuxサーバーの管理、ネットワーク設定、セキュリティ、ストレージ管理が試験範囲
- 実務経験があると有利だが、模擬試験や実機演習で対策可能
LinuC レベル3 / LPIC-3(上級者向け)
- 受験資格はないが、LinuC レベル2 / LPIC-2の取得が推奨される
- 仮想化技術、クラウド運用、高度なセキュリティ管理が問われる
- 高度なLinux管理スキルが必要なため、実務経験がないと難易度が高い
RHCE(Red Hat) の受験資格と難易度
レベル | 受験資格 | 難易度 | 推奨学習時間 |
---|---|---|---|
RHCSA(Red Hat Certified System Administrator) | なし(初心者~中級者向け) | 中程度(★★★☆☆) | 150~200時間 |
RHCE(Red Hat Certified Engineer) | RHCSAの取得が必須 | 難しい(★★★★★) | 250~400時間 |
RHCSA(Red Hat Certified System Administrator)
- 受験資格は不要だが、Red Hat Enterprise Linux(RHEL)に関する基本知識が必要
- **サーバーの基本管理(ユーザー管理、ファイル操作、プロセス管理、ネットワーク設定)**が試験範囲
- 試験は実技形式のため、実際にコマンド操作ができないと合格が難しい
RHCE(Red Hat Certified Engineer)
- RHCSAの取得が必須(RHCSAなしでは受験できない)
- Red Hat Enterprise Linuxの高度なネットワーク設定、セキュリティ、DevOpsの自動化技術が問われる
- 実務経験がないと厳しいレベルの試験で、学習時間も長くなる
試験内容
LinuC / LPIC の試験内容
LinuC レベル1 / LPIC-1(基本的なLinux操作)
試験分野 | 主な内容 |
---|---|
Linuxの基本操作 | シェルコマンド、ファイル管理(ls, cp, mv, rm, chmod, chown) |
プロセス管理 | ps, top, killコマンドの使用 |
ユーザーとグループ管理 | useradd, passwd, groupadd の管理 |
ファイルシステムとストレージ管理 | マウント、パーティション管理、ファイルパーミッション |
シェルスクリプトとタスクの自動化 | Bashスクリプトの基本、cronジョブの設定 |
ネットワークの基礎 | IPアドレス設定、ネットワーク接続確認(ping, netstat) |
特徴
- Linuxの基本コマンド操作が中心で、初心者でも学習しやすい
- 試験は2つの科目(101試験・102試験)に分かれている
LinuC レベル2 / LPIC-2(Linuxサーバー管理)
試験分野 | 主な内容 |
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システム管理 | パッケージ管理(dpkg, rpm, yum, apt) |
カーネルと起動プロセス | GRUB設定、systemdの管理 |
ネットワーク構築 | DHCP, DNS, Apache, NFS, Sambaの設定 |
セキュリティ管理 | SSHの設定、ファイアウォール(iptables, firewalld) |
ストレージ管理 | LVMの設定、RAID構成 |
ログ管理と監視 | syslog, journalctl, top, psコマンドの活用 |
特徴
- Linuxサーバー管理者向けの内容で、実務に直結するスキルが求められる
- 試験は2つの科目(201試験・202試験)に分かれている
- 企業のIT管理者やシステムエンジニアに人気の資格
LinuC レベル3 / LPIC-3(高度なLinux技術)
試験分野 | 主な内容 |
---|---|
クラウドと仮想化 | KVM, Docker, Kubernetes の基本 |
高度なセキュリティ | SELinux, AppArmor, VPN設定 |
ストレージ管理の最適化 | iSCSI, NFS, RAIDの高度な設定 |
ネットワークとサービス管理 | 高可用性クラスタ(HAProxy, Keepalived) |
スクリプトと自動化 | Ansible, Bashスクリプトの高度な活用 |
特徴
- 専門分野ごとに試験が分かれている(混合受験も可能)
- 企業のITインフラ担当者やクラウドエンジニア向けの内容
- DevOps、クラウド技術との連携が重要になる
RHCE(Red Hat) の試験内容
RHCSA(Red Hat Certified System Administrator)
試験分野 | 主な内容 |
---|---|
基本的なシステム管理 | ファイルとディレクトリ管理、パーミッション設定 |
ユーザー管理 | ユーザー、グループ、アクセス権の設定 |
ストレージ管理 | LVM, RAID, パーティション管理 |
ネットワーク設定 | IPアドレスの設定、ネットワーク接続管理 |
システム監視 | systemd, journalctl, cronジョブ |
特徴
- 実技試験形式(コマンドを実際に入力して解答)
- Red Hat Enterprise Linux(RHEL)環境の基本管理を問われる
RHCE(Red Hat Certified Engineer)
試験分野 | 主な内容 |
---|---|
ネットワークとセキュリティ管理 | FirewallD, SELinux, SSHの高度な設定 |
システムの自動化 | Ansibleを用いた設定管理 |
ストレージ管理 | iSCSI, NFS, RAID, LVMの応用 |
仮想化とコンテナ技術 | KVM, Docker, Podmanの利用 |
トラブルシューティング | システムログ解析、プロセス管理 |
特徴
- RHCSAの取得が必須(前提資格)
- 実技試験であり、シナリオに沿った問題が出題される
- Red Hat系のLinux管理をするエンジニア向けの高度な資格
試験対策
公式教材と参考書で学習する
試験の公式ガイドや参考書を活用して、基礎知識をしっかり固める。
無料の公式教材
- Linux標準教科書(LPI-Japan提供)
- Red Hat公式トレーニング
ポイント
- 公式教材で出題範囲を網羅し、基礎知識を確実に習得する
- 書籍の例題を解きながら、実際のコマンド操作も試す
実機環境を構築し、コマンド操作を練習
試験では、Linux環境の設定や管理に関する問題が多く出題される。
そのため、実機環境を構築して、実際にコマンドを入力しながら学習することが重要。
推奨する学習環境の構築
仮想マシンを使う
- VirtualBox + Ubuntu / CentOS / Rocky Linux
- VMware Workstation + Red Hat Enterprise Linux(RHEL)
クラウド環境を利用する(無料で利用可能)
- AWS(Amazon EC2)
- Google Cloud(Compute Engine)
- Microsoft Azure(無料アカウント)
ポイント
- 実際にLinuxの環境を構築し、コマンドを試しながら学ぶ
- システム管理、ネットワーク設定、ストレージ管理などを実践的に練習する
模擬試験を活用する
本番の試験形式に慣れるために、模擬試験を活用することが重要。
無料の模擬試験サイト
- Ping-t(LinuC / LPICの模擬試験)
- ExamTopics(LPIC / RHCSAの模擬試験)
有料の模擬試験サイト
- UdemyのLPIC対策コース(解説付きの模擬試験あり)
- Red Hat公式のRHCSA / RHCE模擬試験
模擬試験の活用方法
- 試験時間内に解く練習をする(時間配分を意識)
- 間違えた問題を重点的に復習する(解説を読んで理解を深める)
- スコアが安定して80%以上になったら本番を受験
動画学習を活用する
動画を活用すると、視覚的に学習できるため、理解しやすくなる。
- 実際の画面を見ながら学習できるため、初心者にもわかりやすい
- ハンズオン形式の動画を見ながら、自分の環境で実践すると効果的
取得後に出来ること
キャリアアップや転職に有利
Linux技術者認定資格は、サーバーやクラウド環境での運用・管理スキルを証明できるため、IT業界での転職や昇進に役立つ。
特に、クラウドエンジニア、システム管理者、セキュリティエンジニアなどの職種で高く評価される。
資格 | 活かせる職種 | 期待できる年収アップ |
---|---|---|
LinuC レベル1 / LPIC-1 | ITサポート / 初級エンジニア | +30~50万円 |
LinuC レベル2 / LPIC-2 | システム管理者 / ネットワークエンジニア | +50~100万円 |
RHCE | クラウドエンジニア / DevOpsエンジニア | +100万円以上 |
ポイント
- Linuxの知識を証明できるため、未経験者でもインフラエンジニアを目指しやすい
- クラウド環境(AWS, Azure, Google Cloud)との組み合わせで、より高収入の職種を狙える
フリーランスや副業として活躍
Linux技術者認定資格を取得すると、フリーランスや副業でLinuxサーバー構築や運用管理の案件を受けやすくなる。
特に、リモートワークが可能な案件も多いため、自由な働き方を選びやすい。
資格 | 可能な仕事 | 案件単価(目安) |
---|---|---|
LinuC レベル1 / LPIC-1 | Linuxサーバーの初期設定 | 5,000~30,000円/件 |
LinuC レベル2 / LPIC-2 | サーバー構築・管理 | 100,000~300,000円/件 |
RHCE | クラウド環境の構築(AWS, Azure) | 500,000円以上/件 |
ポイント
- フリーランスのインフラエンジニアとして独立しやすい
- AWSやAzureと組み合わせることで、クラウド関連の高単価案件を獲得しやすくなる
- Linuxの技術を活かしたコンサルティング業務も可能
クラウドエンジニアやDevOpsエンジニアとして活躍
近年、企業のITインフラがオンプレミスからクラウド環境(AWS, Azure, Google Cloud)へ移行しているため、
Linuxのスキルを持ったクラウドエンジニアやDevOpsエンジニアの需要が増加している。
資格 | 活かせるクラウドサービス | 期待できる職種 |
---|---|---|
LinuC レベル2 / LPIC-2 | AWS EC2, Azure VM, Google Compute Engine | クラウドエンジニア |
LinuC レベル3 / LPIC-3 | Kubernetes, Docker, Terraform | DevOpsエンジニア |
RHCE | Red Hat OpenShift, Ansible | クラウドアーキテクト |
ポイント
- Linuxとクラウドの組み合わせで、年収1,000万円以上のポジションを狙える
- DevOpsエンジニアとしてのキャリアパスが広がる
- コンテナ技術(Docker, Kubernetes)を学ぶことで、さらに市場価値が上がる
IT教育や講師としての活動
Linux技術者認定資格を取得すると、ITスクールや企業研修の講師として活躍する道もある。
特に、LinuCやLPICは、日本国内でのIT教育市場において需要が高い。
活動内容 | 具体的な仕事 |
---|---|
企業向けLinux研修 | IT企業の新入社員向けLinux講座の講師 |
ITスクール講師 | LinuC / LPIC試験対策の講師 |
UdemyやYouTubeでのオンライン講座作成 | 動画講座を販売し、副収入を得る |
ポイント
- 企業研修の講師として活動すると、高単価の案件を獲得できる
- UdemyやYouTubeでLinux講座を作成し、オンラインで収益を得ることも可能
取得後に活用できるリソース
資格取得後は、以下のリソースを活用すると、さらなるスキルアップやキャリアアップにつながる。
公式コミュニティ
- LPI-Japan コミュニティ(LinuC / LPIC取得者向けの情報交換)
- Red Hat Learning Community(RHCE取得者向けのフォーラム)
資格の活用方法
- LinkedInに資格を登録し、転職市場でのアピール
- 社内のIT管理者としてスキルを活かし、昇進のチャンスを増やす
コンピューター系資格一覧
応用情報技術者試験
基本情報技術者
エンベデッドシステムスペシャリスト試験
ITストラテジスト試験
システムアーキテクト試験
システム監査技術者
ITサービスマネージャ試験
ITパスポート試験
ネットワークスペシャリスト試験
プロジェクトマネージャ
情報処理安全確保支援士試験(RISS)
データベーススペシャリスト試験
Accessビジネスデータベース技能認定試験
Excel表計算処理技能認定試験
Word文書処理技能認定試験
PowerPointプレゼンテーション技能認定試験
Javaプログラミング能力認定試験
COBOLプログラミング能力認定試験
パソコン検定(P検)
C言語プログラミング能力認定試験
情報処理技術者能力認定試験
VisualBasicプログラミング能力認定試験
マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
VBAエキスパート
IC3
ワードプロセッサ技能認定試験
パソコン技能検定Ⅱ種試験
EC(電子商取引)実践能力検定
OracleApplication認定コンサルタント
CAD利用技術者試験
ORACLE MASTER(オラクルマスター)
会計ソフト実務能力試験
Server+
A+
コンピュータサービス技能評価試験
J検(情報検定)
Linux+
Network+
UBA能力検定
マイクロソフト認定トレーナー(MCT)
マイクロソフト認定資格プログラム
Linux技術者認定試験
情報セキュリティ検定試験
UMLモデリング技能認定試験
Oracle Certified Java Programmer(OCJP)
CGエンジニア検定
画像処理エンジニア検定
シスコ技術者認定
インターネット検定 .com Master
Cisco技術者認定資格(CCIE)
Turbo-CE/Pro/CI
CIW
RHCE(Red Hat認定エンジニア)
Oracle Solaris 11 System Administrator
PostgreSQL CE
情報ネットワーク施工プロフェッショナル(INIP)
Zend PHP 5 Certification
商PC検定試験