OracleApplication認定コンサルタント

Oracle社が提供するビジネスアプリケーション(ERP・CRMなど)の導入・運用に関する専門知識を証明する資格です。

特に、Oracle E-Business Suite(EBS)やOracle Cloud Applications(ERP Cloud・HCM Cloud・SCM Cloud)の導入・カスタマイズ・運用を行うコンサルタント向けの資格です。

Oracle Application 認定資格の種類

Oracleの認定資格は、「Oracle Certification Program」の一部として提供されており、大きく分けて以下の種類があります。

認定資格 対象分野 主な受験対象者
Oracle Certified Expert(OCE) Oracleアプリケーションの特定領域の専門知識 ERP導入担当者、業務コンサルタント
Oracle Certified Professional(OCP) 実務経験を伴う専門スキルを持つプロフェッショナル向け ERP・CRMの導入エンジニア、コンサルタント
Oracle Certified Specialist(OCS) 特定の製品・モジュールに関するスキルを証明 特定のOracle Cloud Application(ERP・SCM・HCM)の担当者

代表的なOracle Application関連資格

① Oracle Cloud Application認定資格

Oracle Cloud Application(ERP、HCM、SCM など)に関するスキルを証明する資格。

  • Oracle Financials Cloud: General Ledger 2023 Certified Implementation Professional(会計管理)
  • Oracle HCM Cloud: Human Resources 2023 Certified Implementation Professional(人事管理)
  • Oracle SCM Cloud: Inventory 2023 Certified Implementation Professional(サプライチェーン管理)

② Oracle E-Business Suite(EBS)認定資格

オンプレミス版のOracle E-Business Suiteに関する認定資格。

  • Oracle E-Business Suite R12: Financials Certified Implementation Specialist
  • Oracle E-Business Suite R12: Procurement Certified Implementation Specialist

これらの資格は、Oracle Cloud ApplicationまたはEBSの導入・運用・カスタマイズを担当するコンサルタント向けです。

主催
日本オラクル(株)

受験資格と難易度

受験資格

① 受験資格の有無

Oracle Application 認定試験には特別な受験資格はなく、誰でも受験可能です。
ただし、実務経験や事前学習がないと合格が難しい試験が多いため、以下のスキルや知識を持っていることが推奨されます。

② 受験前に持っていると有利な知識・経験

分野 推奨される知識・経験
ERP(会計・財務) 経理・財務の実務経験、Oracle Financials Cloudの知識
HCM(人事・給与) 人事管理・給与計算の経験、Oracle HCM Cloudの基本知識
SCM(サプライチェーン) 在庫管理・物流管理の経験、Oracle SCM Cloudの活用経験
Oracle E-Business Suite(EBS) Oracle EBSの導入・カスタマイズ・運用経験
IT・システム管理 SQL、データベース、クラウド基盤の基礎知識

特に、Oracle Partner Network(OPN)に加盟している企業の社員は、公式トレーニングを受講後に受験するケースが多いです。

難易度

Oracle Application 認定コンサルタントの試験は、資格の種類や分野によって難易度が異なります

資格レベル別の難易度

資格レベル 難易度(5段階) 試験の特徴・対象者
Oracle Certified Specialist(OCS) ★★★☆☆(普通) 基礎的な知識を問う試験、特定モジュールの導入担当者向け
Oracle Certified Expert(OCE) ★★★★☆(やや難しい) 実務レベルのスキルを問う試験、経験者向け
Oracle Certified Professional(OCP) ★★★★★(難しい) 高度な設計・運用スキルを問う試験、実務経験必須

最も基本的な資格は**OCS(Oracle Certified Specialist)**で、特定のモジュール(ERP、HCM、SCMなど)に関する基礎知識を問われます。
OCE(Oracle Certified Expert)やOCP(Oracle Certified Professional)になると、実務経験がないと合格が難しくなります。

主な試験の難易度

試験名 難易度 試験内容のレベル
Oracle Financials Cloud: General Ledger 2023 Certified Implementation Professional ★★★☆☆(普通) Oracle ERP Cloud(会計管理)の基礎
Oracle HCM Cloud: Human Resources 2023 Certified Implementation Professional ★★★★☆(やや難しい) 人事・給与管理の導入スキル
Oracle SCM Cloud: Inventory 2023 Certified Implementation Professional ★★★★☆(やや難しい) 在庫管理・物流管理の知識
Oracle E-Business Suite R12: Financials Certified Implementation Specialist ★★★★★(難しい) EBS(オンプレミスERP)の高度な設定・導入スキル

一般的に、Oracle Cloud系の試験(ERP Cloud、HCM Cloudなど)はOCSレベルで、比較的取り組みやすいですが、
オンプレミスのOracle E-Business Suite(EBS)の試験は、設定やカスタマイズ知識が求められるため、難易度が高い傾向があります。

合格率

Oracleは公式に合格率を公表していませんが、一般的な目安として以下のような傾向があります。

資格レベル 推定合格率 合格の難しさ
OCS(Oracle Certified Specialist) 約70% 基礎知識があれば比較的合格しやすい
OCE(Oracle Certified Expert) 約50% 実務経験がないと合格が難しい
OCP(Oracle Certified Professional) 約30% 高度な設定・カスタマイズスキルが必要

試験の形式と合格基準

Oracle Application 認定試験は、基本的に**選択式(Multiple Choice)**で実施されます。

試験形式 詳細
問題数 約60~70問(試験による)
試験時間 90~120分
出題形式 選択問題(Multiple Choice)
合格基準 約60~70%
試験方式 オンライン受験または試験会場受験(Pearson VUE)

試験時間は90~120分で、選択式の問題が60~70問程度出題されます。
試験ごとに合格基準は異なりますが、一般的に60~70%以上の正答率が必要とされています。

試験内容

試験の種類と対象領域

Oracle Application 認定資格は、特定の業務領域(会計・人事・サプライチェーンなど)ごとに試験が設定されています。

試験名 対象領域(業務分野) 主な試験対象者
Oracle Financials Cloud: General Ledger 2023 Certified Implementation Professional 会計・財務管理(仕訳、決算、財務レポート) 会計コンサルタント、ERP導入担当者
Oracle HCM Cloud: Human Resources 2023 Certified Implementation Professional 人事管理(採用、労務管理、給与計算) 人事担当者、HCM導入コンサルタント
Oracle SCM Cloud: Inventory 2023 Certified Implementation Professional サプライチェーン管理(在庫・物流・発注管理) SCMコンサルタント、在庫管理担当者
Oracle EBS R12: Financials Certified Implementation Specialist オンプレミスERP(財務・会計) EBS導入コンサルタント、ERP担当者

各試験は、特定のOracleアプリケーションの導入・設定・運用に関する知識を問う内容となっています。

試験内容(分野ごとの詳細)

(1)会計管理:Oracle Financials Cloud 試験

対象者:ERP導入コンサルタント、経理担当者

主な出題範囲

  • 総勘定元帳(General Ledger)の設定・管理
  • 仕訳の自動処理(Journal Processing)
  • 財務レポートの作成(Financial Reporting)
  • 銀行口座管理・支払い処理(Cash Management)
  • 固定資産管理(Fixed Assets)
  • 売掛・買掛管理(Accounts Receivable / Payable)

(2)人事管理:Oracle HCM Cloud 試験

対象者:HCM導入コンサルタント、人事担当者

主な出題範囲

  • 人材管理(Core HR)(従業員データの管理、組織構造の設定)
  • 給与計算(Payroll)(給与の計算プロセス、税金・控除の設定)
  • 福利厚生管理(Benefits Management)
  • 人事ワークフローの設定(Approval Process)
  • 採用・評価(Recruiting & Performance Management)

(3)サプライチェーン管理:Oracle SCM Cloud 試験

対象者:SCM導入コンサルタント、物流・在庫管理担当者

主な出題範囲

  • 在庫管理(Inventory Management)(倉庫の管理、在庫移動、発注処理)
  • 購買管理(Procurement)(サプライヤー契約、発注ワークフロー)
  • 製造管理(Manufacturing)(生産計画、工程管理)
  • 物流管理(Logistics)(輸送の最適化、配送追跡)

(4)オンプレミスERP:Oracle E-Business Suite R12 試験

対象者:EBS導入コンサルタント、ERP担当者

主な出題範囲

  • EBSの基本構造(Architecture & Components)
  • 財務管理(General Ledger, Accounts Payable, Accounts Receivable)
  • 発注管理(Procurement, Purchasing)
  • データ移行(Data Conversion, Interfaces)
  • カスタマイズ・拡張(Personalization, Workflow Customization)

試験の形式

Oracle Application 認定試験は、CBT(コンピュータ試験)方式で実施されます。
問題は選択式(Multiple Choice)で、試験によってはドラッグ&ドロップ形式の問題も含まれます。

試験内容 詳細
問題数 60~70問
試験時間 90~120分
出題形式 選択問題(Multiple Choice)
合格基準 60~70%
試験方式 オンライン受験または試験会場受験(Pearson VUE)

試験の合格基準は、60~70%以上の正答率とされており、実務経験があると合格しやすいです。

試験対策

試験対策の基本戦略

(1) 出題範囲を理解する

Oracleの各試験には出題範囲(Exam Topics)が公式サイトに記載されているため、事前に確認し、試験の全体像を把握することが重要です。
公式サイトで、各試験の出題範囲を確認しましょう。

(2) 公式トレーニングを受講する

Oracleが提供する公式トレーニング(Oracle University)は、試験の出題範囲を網羅しており、特に実務未経験者にはおすすめです。

(3) 実際のOracle Cloud環境で操作を試す

Oracle Cloudの無料トライアル(Free Tier)を活用し、ERP・HCM・SCMの各機能を実際に操作しながら学習すると、理解が深まります。

(4) 模擬試験を活用する

本番形式の模擬試験を受けることで、試験の出題傾向や時間配分に慣れることができます。

科目別の試験対策

(1)Oracle Financials Cloud(ERP 会計管理)

対象試験

  • Oracle Financials Cloud: General Ledger 2023 Certified Implementation Professional

試験対策ポイント

  • 総勘定元帳(GL)の構造と設定を理解する(仕訳の処理フロー、会計期間の管理)
  • 財務レポートの作成と活用を学ぶ(FRC・OTBI・BI Publisher などのレポートツール)
  • 仕訳の自動化・承認ワークフローの設定(Approval Management の理解)

推奨学習方法

  • Oracle公式ドキュメント(Oracle Help Center)で GL の機能を確認
  • Oracle Cloud Free Tier を活用し、仕訳の入力・財務レポートの作成を実践
  • 模擬試験を解き、頻出問題を把握

(2)Oracle HCM Cloud(人事管理)

対象試験

  • Oracle HCM Cloud: Human Resources 2023 Certified Implementation Professional

試験対策ポイント

  • 従業員データの管理と組織構造の設定を理解する
  • 給与計算(Payroll)の処理フローを学ぶ
  • 人事ワークフロー(Approvals)やセキュリティ設定の仕組みを把握する

推奨学習方法

  • 公式トレーニング「HCM Cloud Implementation Training」を受講
  • 実際に HCM Cloud のデモ環境を操作し、従業員の登録・評価を試す
  • 模擬試験を受け、誤答を復習する

(3)Oracle SCM Cloud(サプライチェーン管理)

対象試験

  • Oracle SCM Cloud: Inventory 2023 Certified Implementation Professional

試験対策ポイント

  • 在庫管理の基本概念を理解する(倉庫・ロケーション・発注フロー)
  • 購買管理(Procurement)と発注プロセスを学ぶ
  • Oracle Inventory の設定・トランザクション処理の実践

推奨学習方法

  • Oracle University の SCM Cloud Training を受講
  • Oracle Help Center の SCM Cloud ドキュメントを参照
  • 無料トライアルで、実際に在庫の移動・発注処理を行う

(4)Oracle E-Business Suite(EBS)

対象試験

  • Oracle EBS R12: Financials Certified Implementation Specialist

試験対策ポイント

  • EBS の基本構造(モジュール構成・アーキテクチャ)を理解する
  • EBS の財務モジュール(GL、AP、AR)の設定を学ぶ
  • EBS のカスタマイズ・拡張手法を把握する(Oracle Reports、BI Publisher)

推奨学習方法

  • Oracle EBS の公式マニュアルを読み、各モジュールの機能を確認
  • 実際に EBS 環境を操作し、基本設定を試す
  • 過去問や模擬試験を活用し、出題傾向を分析

取得後に出来ること

就職・転職での活用

Oracle Application 認定資格は、Oracle ERPやHCM、SCMなどの業務システムを導入・運用する企業や、ITコンサルティング会社での採用時に評価される資格です。

取得後に活かせる職種

職種 活かせるスキル 主な業務内容
ERP導入コンサルタント Oracle ERP Cloud の導入支援 会計・財務・購買・販売プロセスの最適化
HCM導入コンサルタント Oracle HCM Cloud の導入・設定 人事管理、給与計算、勤怠管理のシステム構築
SCMコンサルタント Oracle SCM Cloud の活用 在庫管理・物流管理・サプライチェーン最適化
Oracle EBS(オンプレミス)管理者 E-Business Suite(EBS)の運用 Oracle EBSの設定・カスタマイズ・データ移行
ITプロジェクトマネージャー ERP導入プロジェクトの管理 業務システムの要件定義・スケジュール管理

転職市場でのメリット

  • ITコンサルティング企業、SIer(システムインテグレーター)での採用が有利
  • 企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進部門で評価される
  • ERPを扱う企業(製造業・流通業・小売業など)での社内システム担当者として活躍できる

仕事の効率化・業務改善に活かせる

Oracle Application 認定資格を取得すると、企業の業務システムの効率化やプロセス改善を実現できるスキルが身につくため、以下のような業務で活用できます。

スキル 活用できる業務
Oracle ERP Cloud の活用 財務管理・購買管理・在庫管理の自動化
HCM Cloud の活用 人材管理・給与計算の最適化
SCM Cloud の活用 サプライチェーンの可視化・効率化
BIツール(OTBI、BI Publisher) データ分析・レポート作成の効率化
ワークフローの最適化 承認フローの自動化・業務プロセスの標準化

ERPやHCM、SCMなどのシステムを適切に設定・運用することで、企業の業務効率化に貢献できるため、社内での評価向上にもつながります。

フリーランス・独立の可能性が広がる

Oracle ERPやHCM、SCMの導入コンサルタントとしてのスキルを持っていると、フリーランスや独立コンサルタントとしての活動も可能です。

フリーランスの活用例

  • ERP導入支援(要件定義・設計・設定作業)
  • HCM(人事システム)のカスタマイズ・運用サポート
  • SCM(サプライチェーン)の改善提案・システム構築支援
  • Oracle EBSからOracle Cloudへの移行プロジェクト支援

ERP導入コンサルタントは需要が高く、フリーランスとして高単価の案件を獲得できる可能性があるため、スキルを活かして独立する道も考えられます。

キャリアアップ・昇進のチャンス

Oracle認定資格を取得することで、社内での評価向上や昇進のチャンスが増える可能性があります。

キャリアアップの具体例

現在の職種 資格取得後のキャリアアップ
ITサポート・システム管理者 ERP導入プロジェクトリーダー
事務職・経理担当 財務システム導入コンサルタント
人事担当者 HCMシステム導入コンサルタント
製造業・物流業の担当者 SCMコンサルタント・システム管理者

また、Oracle Partner Network(OPN)に加盟している企業では、Oracle認定資格を持つ社員の評価が高まるため、昇進や給与アップのチャンスが増えます。

他の資格へのステップアップ

Oracle Application 認定資格を取得すると、さらに上位のIT資格や関連資格を目指しやすくなるため、スキルの幅を広げることができます。

関連資格とキャリアパス

資格名 Oracle資格との関連性
Oracle Database 認定資格 ERPのデータ管理・SQLスキルを強化
PMP(プロジェクトマネジメント資格) ERP導入プロジェクトの管理スキルを向上
SAP認定コンサルタント 他のERPシステムの導入スキルを取得
ITIL(ITサービス管理資格) ITシステム運用の最適化に活用

特に、PMP(プロジェクトマネジメント)やITIL資格を取得すると、ERP導入プロジェクトのリーダーやマネージャーとしてのキャリアアップが可能です。

コンピューター系資格一覧

応用情報技術者試験
基本情報技術者
エンベデッドシステムスペシャリスト試験
ITストラテジスト試験
システムアーキテクト試験
システム監査技術者
ITサービスマネージャ試験
ITパスポート試験
ネットワークスペシャリスト試験
プロジェクトマネージャ
情報処理安全確保支援士試験(RISS)
データベーススペシャリスト試験
Accessビジネスデータベース技能認定試験
Excel表計算処理技能認定試験
Word文書処理技能認定試験
PowerPointプレゼンテーション技能認定試験
Javaプログラミング能力認定試験
COBOLプログラミング能力認定試験
パソコン検定(P検)
C言語プログラミング能力認定試験
情報処理技術者能力認定試験
VisualBasicプログラミング能力認定試験
マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
VBAエキスパート
IC3
ワードプロセッサ技能認定試験
パソコン技能検定Ⅱ種試験
EC(電子商取引)実践能力検定
OracleApplication認定コンサルタント
CAD利用技術者試験
ORACLE MASTER(オラクルマスター)
会計ソフト実務能力試験
Server+
A+
コンピュータサービス技能評価試験
J検(情報検定)
Linux+
Network+
UBA能力検定
マイクロソフト認定トレーナー(MCT)
マイクロソフト認定資格プログラム
Linux技術者認定試験
情報セキュリティ検定試験
UMLモデリング技能認定試験
Oracle Certified Java Programmer(OCJP)
CGエンジニア検定
画像処理エンジニア検定
シスコ技術者認定
インターネット検定 .com Master
Cisco技術者認定資格(CCIE)
Turbo-CE/Pro/CI
CIW
RHCE(Red Hat認定エンジニア)
Oracle Solaris 11 System Administrator
PostgreSQL CE
情報ネットワーク施工プロフェッショナル(INIP)
Zend PHP 5 Certification
商PC検定試験

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)