オープンソースのリレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)である PostgreSQLの知識と運用スキルを証明する資格 です。
データベースの設計・構築・運用・チューニング・SQLの活用など、実務で求められるスキルが問われるため、データベースエンジニアやシステム管理者にとって有益な資格 となります。
受験資格と難易度
PostgreSQLの知識とスキルを証明する公式資格 で、受験資格の制限はなく、誰でも受験可能 です。
しかし、各レベルごとに難易度が異なり、上位資格(Gold・Platinum)は実務経験や高度な知識が求められる ため、段階的な学習が推奨されます。
受験資格
資格名 | 受験資格 | 推奨スキル |
---|---|---|
PostgreSQL CE Silver | なし(誰でも受験可能) | SQLの基本操作、PostgreSQLの基礎知識 |
PostgreSQL CE Gold | なし(誰でも受験可能) | PostgreSQLの運用経験、パフォーマンスチューニングの知識 |
PostgreSQL CE Platinum | Gold取得が推奨(必須ではない) | PostgreSQLの内部構造の理解、開発経験 |
特に Gold以上の試験は高度な知識が求められるため、Silverから順に取得するのが望ましい です。
難易度と推奨学習時間
資格名 | 難易度 | 試験時間 | 推奨学習時間 |
---|---|---|---|
Silver | ★★☆☆☆(初級) | 60分 | 30~50時間 |
Gold | ★★★★☆(中級~上級) | 90分 | 80~150時間 |
Platinum | ★★★★★(最上級) | 120分 | 150時間以上 |
Silverは 初心者向けの基礎知識 が問われるため、学習時間は比較的少なく済みます。
Goldは PostgreSQLの管理・運用スキル が必要なため、実機での学習が必須です。
Platinumは PostgreSQLの内部構造や最適化に関する高度な知識が求められる ため、長時間の学習が必要になります。
試験内容
PostgreSQLの知識とスキルを証明する公式資格 で、データベースの設計・構築・運用・最適化に関する知識が問われる試験 です。
試験は Silver・Gold・Platinum の3つのレベル に分かれており、それぞれの試験範囲が異なります。
ここでは、各レベルごとの試験内容を詳しく解説 します。
PostgreSQL CE Silver(初級)
難易度:★★☆☆☆(基礎レベル)
対象者:データベース初心者、PostgreSQLの基本を学びたい人
試験範囲
1. PostgreSQLの基本
- PostgreSQLの特徴と利点
- RDBMS(リレーショナルデータベース)の基本概念
- ACID(原子性、一貫性、独立性、耐久性)の理解
2. SQLの基本
- データの取得
- データの追加・更新・削除
- WHERE 句を使った条件検索
- ORDER BYでの並び替え
- GROUP BYを使った集計
3. テーブルとデータ型
- テーブルの作成・削除
- 主要なデータ型
- デフォルト値・制約
4. インデックスの基礎
- インデックスの種類(B-tree, Hash)
- CREATE INDEX を用いたインデックス作成
5. トランザクション管理
- BEGIN, COMMIT,ROLLBACK の基本操作
- SAVEPOINT を利用した部分ロールバック
6. バックアップとリストア
- pg_dump によるバックアップ
- pg_restore を使ったリストア
試験情報
試験形式:選択式(択一・複数選択)
試験時間:60分
問題数:50問
合格基準:70%以上
PostgreSQL CE Gold(中級~上級)
難易度:★★★★☆(実務レベル)
対象者:データベース管理者、開発者、システム管理者
試験範囲
1. PostgreSQLの管理・運用
- PostgreSQLのインストールと設定
- サーバーの起動・停止
- PostgreSQLのバージョン管理とアップグレード
2. 高度なSQL
- 結合
- サブクエリと相関サブクエリ
- ウィンドウ関数
- CTE
3. インデックスとパフォーマンス最適化
- B-tree, GiST, GIN, BRINインデックスの違い
- EXPLAIN ANALYZEを使ったクエリの実行計画分析
- クエリ最適化の基本(適切なインデックスの選択、VACUUM の利用)
4. ユーザー管理とアクセス制御
- ロールと権限管理
- pg_hba.conf を用いたアクセス制御
5. トランザクションとロック管理
- マルチバージョン同時実行制御(MVCC)の仕組み
- ロックの種類(行ロック、テーブルロック、デッドロックの回避)
- pg_stat_activity を用いたトランザクション監視
6. パーティショニングとレプリケーション
- パーティショニングの種類(リストパーティショニング、ハッシュパーティショニング)
- ストリーミングレプリケーションの設定と運用
試験情報
試験形式:選択式(択一・複数選択)
試験時間:90分
問題数:50問
合格基準:70%以上
PostgreSQL CE Platinum(最上級)
難易度:★★★★★(高度な専門レベル)
対象者:PostgreSQLの開発者、データベースアーキテクト
試験範囲
1. PostgreSQLのアーキテクチャ
- WAL(Write-Ahead Logging)の仕組み
- autovacuumの詳細な設定と最適化
- CHECKPOINT の仕組みとパフォーマンスへの影響
2. 高度なパフォーマンスチューニング
- インデックスの最適な使い方とチューニング
- PostgreSQLのキャッシュ戦略(Shared Buffers, Work Memory)
- 並列クエリとスケーラビリティの最適化
3. PostgreSQLのソースコード解析
- PostgreSQLの内部処理(クエリのパース・実行の流れ)
- ストレージ管理の仕組み(TOAST, FSM, Visibility Map)
4. クラスタリングと分散データ管理
- PostgreSQLを用いた高可用性アーキテクチャの設計
- 外部データラッパー(FDW)を利用したデータ統合
5. データベース監視と障害対応
- pg_stat_statementsを用いたクエリの分析
- PostgreSQLのログ管理とエラーハンドリング
試験情報
試験形式:筆記試験(記述式)
試験時間:120分
合格基準:70%以上
PostgreSQL CEの試験内容比較表
資格レベル | 試験範囲 | 難易度 |
---|---|---|
Silver | 基本的なSQL、インデックス、トランザクションの基礎 | ★★☆☆☆(初級) |
Gold | データベース管理、クエリ最適化、ユーザー管理、レプリケーション | ★★★★☆(中級~上級) |
Platinum | PostgreSQLの内部構造、クラスタリング、高度なパフォーマンスチューニング | ★★★★★(最上級) |
試験対策
PostgreSQL CE Silver(初級)の試験対策
試験のポイント
- SQLの基本を理解する
- PostgreSQLの基本操作を実践する
- 基本的なインデックスとトランザクション管理を習得する
対策方法
1. SQLの基本を学ぶ
- SELECT, INSERT, UPDATE, DELETE などの基本的なSQL文を習得
- WHERE 句を活用したデータ検索
- GROUP BY, ORDER BY を使ったデータの集計と並び替え
学習方法
- PostgreSQLをインストールし、psql で基本的なSQLを実行
- SELECT 文のバリエーションを試す
- WHERE での条件検索、LIKE, BETWEEN の使い方を学習
2. インデックスの基本を理解する
- B-tree, Hash インデックスの違いを理解する
- CREATE INDEX を用いたインデックス作成
学習方法
- 実際にインデックスを作成し、EXPLAIN ANALYZE で効果を確認
3. トランザクション管理を学ぶ
- BEGIN, COMMIT, ROLLBACK の基本操作を試す
- SAVEPOINT を使った部分ロールバックの練習
学習方法
- トランザクションを実際に実行し、ロールバックの挙動を確認
4. バックアップとリストアを試す
- pg_dump を使ったバックアップの取得
- pg_restore を使ったデータのリストア
学習方法
- pg_dump -U postgres -F c -f backup_file.dump my_database を実行し、リストアできるか試す
PostgreSQL CE Gold(中級~上級)の試験対策
試験のポイント
- データベース設計とクエリチューニングを学ぶ
- PostgreSQLの管理・運用スキルを身につける
- インデックス・トランザクション・レプリケーションの理解を深める
対策方法
1. 高度なSQLを習得する
- JOIN の種類と最適な使い方(INNER JOIN, LEFT JOIN, FULL JOIN)
- サブクエリと相関サブクエリの違いを理解する
- ウィンドウ関数を使ったデータ分析(RANK(), ROW_NUMBER())
学習方法
- サンプルデータを作成し、複雑なJOINを試す
- EXPLAIN ANALYZE を使ってクエリの実行計画を確認
2. インデックスとパフォーマンスチューニングを学ぶ
- インデックスの種類と用途を理解する(B-tree, GiST, GIN, BRIN)
- EXPLAIN ANALYZE を使ってクエリの最適化を行う
学習方法
- 100万件以上のデータを作成し、インデックスの影響を比較
- VACUUM, ANALYZE, REINDEX の活用方法を学ぶ
3. ユーザー管理とアクセス制御を理解する
- ロールと権限管理(GRANT, REVOKE)
- pg_hba.conf を使ったアクセス制御の設定
学習方法
- 実際に複数のユーザーを作成し、アクセス権限を設定
4. レプリケーションとバックアップ戦略を学ぶ
- ストリーミングレプリケーションの設定
- pg_basebackup を使ったフルバックアップの実施
学習方法
- 仮想環境を構築し、マスター/スレーブ構成を実際に試す
PostgreSQL CE Platinum(最上級)の試験対策
試験のポイント
- PostgreSQLの内部構造を深く理解する
- 高度なパフォーマンスチューニングを実践する
- 大規模システムの設計・最適化を学ぶ
対策方法
1. PostgreSQLのアーキテクチャを理解する
- WAL(Write-Ahead Logging)の仕組み
- VACUUM, autovacuumの最適な設定
学習方法
- 実際にpg_stat_activity でPostgreSQLのプロセスを監視
2. 並列クエリとスケーラビリティの最適化
- PostgreSQLの並列処理を活用(パーティショニング、FDWの設定)
学習方法
- 実際にパーティションテーブルを作成し、クエリの性能を比較
3. クラスタリングと分散データ管理を学ぶ
- 外部データラッパー(FDW)を用いたデータ連携
- PostgreSQLを活用した高可用性設計
学習方法
- 3台以上のサーバーを使い、負荷分散とクラスタリングを実験
取得後に出来ること
PostgreSQL CE Silver(初級)取得後にできること
基本的なデータベース操作ができる
- PostgreSQLのインストールと基本設定ができる
- データの追加・更新・削除ができる(INSERT, UPDATE, DELETE)
- 基本的なデータ検索ができる(SELECT, WHERE, ORDER BY, GROUP BY)
簡単なテーブル設計ができる
- テーブルの作成と管理ができる(CREATE TABLE, ALTER TABLE, DROP TABLE)
- データ型の選択と制約の設定ができる(NOT NULL, UNIQUE, CHECK)
トランザクション管理ができる
- トランザクションを利用したデータの一貫性保持ができる(BEGIN, COMMIT, ROLLBACK)
- トランザクションの途中でSAVEPOINTを活用できる
インデックスの活用ができる
- B-treeやHashインデックスの作成と適用ができる
- 適切なインデックスを設定して検索速度を向上できる
基本的なバックアップとリストアができる
- pg_dumpを使ったデータのバックアップができる
- pg_restoreを利用してデータの復元ができる
活かせる職種
- ITサポート、ヘルプデスク
- データ入力・データ管理担当者
- 初級データベースエンジニア
キャリアアップの道
- PostgreSQL CE Gold を目指す
- 実務経験を積み、データベース管理者(DBA)へのステップアップ
PostgreSQL CE Gold(中級~上級)取得後にできること
データベースの運用・管理ができる
- PostgreSQLのサーバー設定を最適化できる(postgresql.confの調整)
- ログ管理とパフォーマンス監視ができる(pg_stat_activity, pg_stat_statements)
- データベースのユーザー管理とアクセス制御を適切に設定できる(GRANT, REVOKE, pg_hba.conf)
SQLの最適化とパフォーマンスチューニングができる
- EXPLAIN ANALYZE を使ったクエリの実行計画分析ができる
- 適切なインデックスを活用し、データ検索の速度を向上できる
- VACUUM, ANALYZE, REINDEXを活用し、データベースの最適化ができる
レプリケーションと高可用性の設定ができる
- ストリーミングレプリケーションの設定と管理ができる
- マスター/スレーブ構成を導入し、障害時のリカバリ対応ができる
バックアップとデータ復旧ができる
- pg_basebackup を使ったフルバックアップができる
- PITR(ポイントインタイムリカバリ)を利用した障害復旧ができる
大規模データベースの設計・管理ができる
- パーティショニングを活用し、大量データの処理速度を向上できる
- マルチテナント環境(複数のデータベースを管理)を適切に設計できる
活かせる職種
- データベース管理者(DBA)
- システムエンジニア(SE)
- Webエンジニア(バックエンド開発者)
キャリアアップの道
- PostgreSQL CE Platinum を目指す
- クラウド環境(AWS RDS, Google Cloud SQL, Azure Database)での運用スキルを習得する
- ITアーキテクトやシステムコンサルタントを目指す
PostgreSQL CE Platinum(最上級)取得後にできること
PostgreSQLの内部構造を理解し、最適化できる
- WAL(Write-Ahead Logging)の詳細を理解し、パフォーマンス最適化ができる
- PostgreSQLのストレージ管理を最適化し、ディスクI/Oの負荷を軽減できる
- CHECKPOINT, autovacuum の設定を最適化できる
大規模データベースの最適化ができる
- シャーディングや分散データベースの設計ができる
- 並列クエリを活用し、パフォーマンスを向上できる
- カスタムインデックスを作成し、特殊なクエリを最適化できる
クラウド・コンテナ環境でのPostgreSQL運用ができる
- Kubernetes上でPostgreSQLを運用し、スケーラブルなシステムを構築できる
- Amazon RDS, Google Cloud SQL, Azure Database for PostgreSQL の最適な設定ができる
高可用性システムの設計ができる
- フェイルオーバー構成を設計し、システムの耐障害性を向上できる
- マルチリージョンレプリケーションを設定し、データの冗長化を実現できる
PostgreSQLの開発・カスタマイズができる
- PostgreSQLのソースコードを解析し、拡張機能を開発できる
- カスタムデータ型や関数を作成し、特定の業務要件に対応できる
活かせる職種
- データベースアーキテクト
- システムコンサルタント
- クラウドエンジニア
キャリアアップの道
- PostgreSQLを活用したビッグデータ解析の分野へ進出
- ITストラテジストやプロジェクトマネージャーとしてキャリアアップ
- クラウドネイティブ環境でのデータベース設計・運用を専門にする
コンピューター系資格一覧
応用情報技術者試験
基本情報技術者
エンベデッドシステムスペシャリスト試験
ITストラテジスト試験
システムアーキテクト試験
システム監査技術者
ITサービスマネージャ試験
ITパスポート試験
ネットワークスペシャリスト試験
プロジェクトマネージャ
情報処理安全確保支援士試験(RISS)
データベーススペシャリスト試験
Accessビジネスデータベース技能認定試験
Excel表計算処理技能認定試験
Word文書処理技能認定試験
PowerPointプレゼンテーション技能認定試験
Javaプログラミング能力認定試験
COBOLプログラミング能力認定試験
パソコン検定(P検)
C言語プログラミング能力認定試験
情報処理技術者能力認定試験
VisualBasicプログラミング能力認定試験
マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
VBAエキスパート
IC3
ワードプロセッサ技能認定試験
パソコン技能検定Ⅱ種試験
EC(電子商取引)実践能力検定
OracleApplication認定コンサルタント
CAD利用技術者試験
ORACLE MASTER(オラクルマスター)
会計ソフト実務能力試験
Server+
A+
コンピュータサービス技能評価試験
J検(情報検定)
Linux+
Network+
UBA能力検定
マイクロソフト認定トレーナー(MCT)
マイクロソフト認定資格プログラム
Linux技術者認定試験
情報セキュリティ検定試験
UMLモデリング技能認定試験
Oracle Certified Java Programmer(OCJP)
CGエンジニア検定
画像処理エンジニア検定
シスコ技術者認定
インターネット検定 .com Master
Cisco技術者認定資格(CCIE)
Turbo-CE/Pro/CI
CIW
RHCE(Red Hat認定エンジニア)
Oracle Solaris 11 System Administrator
PostgreSQL CE
情報ネットワーク施工プロフェッショナル(INIP)
Zend PHP 5 Certification
商PC検定試験