TOEIC(Test of English for International Communication)の入門版として設計された英語試験です。英語学習の初心者や基礎レベルの学習者向けに作られており、日常的な英語コミュニケーション能力を測定することを目的としています。
試験の特徴
- 初心者向けの試験(TOEICよりも易しい)
- ビジネスだけでなく、日常英語の基礎を測定
- 2種類の試験形式がある(Listening & Reading / Speaking & Writing)
- 世界中で実施されており、学習の進捗確認に最適
受験資格と難易度
受験資格
TOEIC Bridgeには特別な受験資格はなく、誰でも受験可能です。
- 年齢・学歴・職業の制限なし
- 英語学習の初心者から中級者向け
- TOEICの前段階として活用できる
対象者:
- 英語を学び始めたばかりの人(中学・高校生、社会人の学び直しにも適している)
- TOEICを受ける前に基礎力を確認したい人
- 企業や学校で英語の基礎力を評価したい人
難易度
TOEIC Bridgeは、通常のTOEICテスト(Listening & Reading 990点満点)と比べて難易度が低く、英語の基礎的な内容が出題される試験です。
試験 | 難易度 | 目安 |
---|---|---|
TOEIC Bridge | 易しい | 英検3級~準2級レベル(中学~高校初級レベル) |
TOEIC 500~600点 | 普通 | 英検2級レベル(高校中級~上級) |
TOEIC 700点以上 | 難しい | 英検準1級レベル(大学入試~ビジネスレベル) |
試験ごとの難易度の違い
(1) TOEIC Bridge Listening & Reading(L&R)
- 語彙・文法が基本的な内容(中学~高校初級レベル)
- 文が短く、問題の難易度が低い
- TOEICに比べて、速い英語の音声は少なく、聞き取りやすい
(2) TOEIC Bridge Speaking & Writing(S&W)
- 短い文章のスピーキングとライティングが中心
- 簡単な質問に答える形式で、難しい文法を使う必要はない
- TOEICのS&Wよりも短い文章で対応できる
TOEIC Bridgeのスコア目安:
スコア | 英語レベルの目安 |
---|---|
30~50点 | 英検3級レベル(基本的な単語・フレーズが理解できる) |
50~70点 | 英検準2級レベル(日常会話の基本ができる) |
70~90点 | 英検2級レベル(簡単なビジネス英語に対応できる) |
90~100点 | TOEIC 500点レベル(ビジネス英語の基礎がある) |
試験内容
TOEIC Bridge Listening & Reading(L&R)の試験内容
試験時間: 約1時間
問題数: 100問(リスニング50問+リーディング50問)
スコア: 30~100点(リスニング・リーディング各30~50点)
出題形式: 選択式(マークシート方式)
(1) リスニング(約25分・50問)
リスニングは、日常生活や職場で使われる基本的な英語の聞き取り能力を測る。
-
写真描写問題(15問)
- 1枚の写真を見て、それを説明する音声を聞き、適切なものを選ぶ
-
応答問題(20問)
- 会話の質問に対して、適切な応答を選ぶ
-
会話問題(10問)
- 短い会話を聞き、その内容に関する質問に答える
-
説明文問題(5問)
- 短いアナウンスや案内を聞き、内容について答える
(2) リーディング(約35分・50問)
リーディングは、基礎的な英文読解力と語彙・文法の知識を測る。
-
文法・語彙問題(15問)
- 短文の空所補充(適切な単語や文法を選ぶ)
-
短文の読解問題(15問)
- 1~2文の短い文章を読み、適切な答えを選ぶ
-
長文読解問題(20問)
- メールや掲示、広告などの文章を読んで、内容について答える
TOEIC Bridge Speaking & Writing(S&W)の試験内容
試験時間: 約70分(スピーキング約30分、ライティング約40分)
スコア: 30~100点(スピーキング・ライティング各30~50点)
出題形式: コンピューター形式(マイクとキーボードを使用)
(1) スピーキング(約30分・8問)
内容: 発音・流暢さ・文法・語彙の正確さを測る。
-
音読(2問)
- 短い文章を読む(発音・イントネーションを評価)
-
短い応答(2問)
- 簡単な質問に答える
-
絵を見て説明(1問)
- イラストを見て、状況を説明する
-
ストーリー作成(1問)
- 3つの絵を見て、それをつなげて話を作る
-
意見を述べる(1問)
- 質問に対して、自分の意見を述べる
(2) ライティング(約40分・6問)
内容: 文章の構成力・語彙・文法の正確さを測る。
-
単語を使って文を作る(2問)
- 与えられた単語を使い、正しい文を作る
-
短い文の書き換え(2問)
- 指定された条件に合わせて文を書き換える
-
メールの返信(1問)
- 短いメールに対して、適切な返信を書く
-
意見を書く(1問)
- 50~60語の短いエッセイを書く
試験対策
1. TOEIC Bridge Listening & Reading(L&R)の試験対策
リスニング対策
(1) 英語の発音やリズムに慣れる
- 簡単な英語の音声を毎日聞く(NHKラジオ英会話、YouTubeの英語学習動画など)
- TOEIC Bridgeのリスニングは、TOEICよりもゆっくりで明瞭な発音が特徴。まずは英語のリズムやイントネーションに慣れることが大切
(2) 基本的なフレーズや会話表現を覚える
- 「Excuse me. Where is the station?(すみません、駅はどこですか?)」など、日常会話でよく使われるフレーズを覚える
(3) 過去問や模擬問題を解く
- 写真描写問題の練習(写真を見て、どんな説明が適切かを考える)
- 短い会話を聞いて、質問に答える練習
- アナウンスや広告を聞き、重要な情報を素早く理解する練習
リーディング対策
(1) 文法の基礎をしっかり復習する
- 中学レベルの英文法(時制、助動詞、前置詞、接続詞など)を復習する
- TOEIC Bridgeの文法問題は、空所補充型が中心
(2) 語彙を増やす
- TOEIC Bridgeでは日常会話や簡単なビジネスシーンで使われる単語が出題される
- 頻出単語リストを作成し、毎日少しずつ覚える
(3) 短文を読む練習をする
- メール、広告、メモ、短い記事を読んで内容を理解する練習をする
(4) 模擬試験を時間内に解く
TOEIC Bridge Speaking & Writing(S&W)の試験対策
スピーキング対策
(1) 発音とイントネーションを意識する
(2) 基本的な質問にすぐ答えられるようにする
(3) 絵を見て説明する練習をする
(4) 短いストーリーを作る練習
(5) 自分の意見を述べる練習
ライティング対策
(1) 短い文章を作る練習
(2) 文章を正しく書き換える練習
(3) 短いメールや手紙を書く練習
(4) 50~60語の短いエッセイを書く練習
効果的な学習方法
(1) 毎日少しずつ英語に触れる
- リスニング: NHKラジオ英会話、BBC Learning Englishを活用
- リーディング: 簡単な英語のニュースやメールを読む
- スピーキング: 短いフレーズを声に出して練習
- ライティング: 1日1文でも英語を書いてみる
(2) 模擬試験を受ける
- 制限時間を意識して解く
- 間違えた問題の復習を徹底する
(3) 単語帳を作る
- TOEIC Bridgeでよく出る単語をまとめ、毎日覚える
取得後に出来ること
英語学習の進捗を確認できる
TOEIC Bridgeは、英語の基礎力(リスニング・リーディング・スピーキング・ライティング)を測る試験のため、現在の自分の英語力を客観的に確認することができます。
- 英語学習を始めたばかりの人が、自分のレベルを知る
- TOEICに挑戦する前に、基礎がどの程度身についているかを判断する
- スコアを元に、次の学習目標を設定する(例えば、TOEIC 500点を目指す など)
TOEICの準備として活用できる
TOEIC Bridgeのスコアは、通常のTOEIC(Listening & Reading)につながる学習の第一歩として活用できます。
試験 | 難易度 | スコアの目安 |
---|---|---|
TOEIC Bridge 30~50点 | 英検3級レベル | 英語の基礎を学び始めた段階 |
TOEIC Bridge 50~70点 | 英検準2級レベル | TOEIC 400~500点レベル |
TOEIC Bridge 70~90点 | 英検2級レベル | TOEIC 500~600点レベル |
TOEIC Bridge 90~100点 | TOEIC 500点相当 | TOEIC 600点以上に挑戦可能 |
TOEIC Bridgeで高得点を取ることで、TOEIC 500~600点レベルの英語力を目指すことができる。
進学や就職活動で活用できる
(1) 進学時の英語力証明として使える
- 一部の大学・専門学校・高校で、英語の基礎力評価に使用される
- 海外留学準備の一環として、自分の英語力を測る指標になる
- 英検やTOEICと組み合わせて、学習の成果をアピールできる
(2) 就職活動でのアピールポイントになる
TOEIC Bridgeは、基礎的な英語コミュニケーション能力を示す指標として、一部の企業で活用されています。
- 海外とのやり取りが必要な企業の新人研修の評価基準として使われることがある
- 「英語の基礎力を持っている」という証明として履歴書に記載できる
履歴書への記載例:
「TOEIC Bridge L&R 85点(2024年取得)」
※ただし、一般的な企業ではTOEIC(L&R)のスコアの方が重視されるため、TOEIC Bridgeのスコアだけでは強いアピールにはならない。TOEICの受験へと進むのが望ましい。
企業の英語研修・自己啓発に活用できる
- 企業内の英語研修で活用されることがある(特に初心者向けの英語研修)
- 社会人が自己啓発として受験し、英語力の向上を目指す
- 海外出張や海外業務の前段階として、自分の英語レベルを確認する
海外旅行や日常英会話に役立つ
TOEIC Bridgeは、ビジネス英語だけでなく、日常生活で役立つ英語表現も多く含まれているため、以下のような場面で活用できます。
- 海外旅行での英語対応(ホテル予約、レストランでの注文、道案内など)
- 簡単な英語のメールのやり取り
- 英語の案内や広告を読む力の向上
TOEIC Bridgeの学習を通じて、実際に英語を使う機会が増えることで、英語への抵抗感を減らし、スムーズにコミュニケーションを取る力を身につけることができる。
翻訳や英語指導の基礎固めとして活用
TOEIC Bridgeのスコアが高いことで、英語学習をサポートする仕事に活かせる可能性がある。
- 家庭教師や塾講師として、英語初級者向けの指導を行う際の目安にできる
- 翻訳の学習を始める際の基礎英語力として活用できる
取得後のおすすめステップ
(1) TOEIC L&R(Listening & Reading)に挑戦する
TOEIC Bridgeで高得点を取得したら、次のステップとしてTOEIC L&R(990点満点)の受験を目指すとよい。
- TOEIC Bridgeで80点以上取得した場合 → TOEIC 500~600点を目標にする
- TOEIC Bridgeで90点以上取得した場合 → TOEIC 600点以上を目指せる
(2) 英語のスピーキング力を向上させる
- TOEIC BridgeのS&W(Speaking & Writing)を受験し、スピーキング・ライティング力を強化する
- オンライン英会話や英語アプリを活用し、英語を話す機会を増やす
(3) 実際に英語を使う機会を増やす
- 海外旅行で英語を実践する
- 英語の映画やニュースを視聴し、リスニング力を向上させる
- SNSや英語学習アプリで、簡単な英語の投稿やコメントを書いてみる
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