Word文書処理技能認定試験

Microsoft Wordを使用した文書作成スキルを測定する資格試験です。ビジネス文書の作成・編集・装飾・データ活用の能力を評価 するもので、事務職や営業職、企画職など、パソコンを使った業務に関わる人にとって役立つ資格です。

この試験は、サーティファイ(Certify, Inc.) という団体が実施しており、実務で求められるスキルを重視した内容になっています。

主催
サーティファイ ソフトウェア活用能力検定委員会

受験資格と難易度

受験資格

Word文書処理技能認定試験は、受験資格に制限がなく、誰でも受験可能 です。

  • 年齢・学歴・職歴を問わず、初心者から上級者まで受験可能
  • どの級からでも受験できる(3級から順番に受ける必要はない)

ただし、1級は高度なWordスキルが求められるため、実務経験者向け となっています。

難易度の目安

Word文書処理技能認定試験は、3級・2級・1級 の3つのレベルがあり、級が上がるほど 操作スピード・正確性・高度な機能の活用 が求められます。

レベル・対象者 試験内容 難易度(★の数)
1級 上級(実務経験者向け) ビジネス文書の最適化、マクロ、差し込み印刷 ★★★★★(難関)
2級 中級(事務職向け) ビジネス文書作成、表・画像の活用 ★★★★☆(やや難)
3級 初級(初心者向け) 文字入力、書式設定、簡単な表の作成 ★★☆☆☆(普通)

試験内容

試験時間は60分 で、限られた時間内に正確に作業を行うスピードも重要です。

試験形式

試験内容 出題形式 試験時間
1級 業務レベルのビジネス文書作成 実技試験(課題に従って文書を作成) 60分
2級 ビジネス文書の作成・編集 実技試験(文書の編集・デザイン) 60分
3級 Wordの基本操作 実技試験(文字入力・書式設定) 60分

すべての級でWordを実際に操作する実技試験 となっており、筆記試験はありません。

各級の試験内容詳細

3級(基本レベル)

試験範囲

3級は Wordの基本操作を理解し、簡単な文書を作成できるかを問う 試験です。

カテゴリ 試験内容
文字入力・編集 文字の入力・削除、コピー&ペースト
書式設定 フォント変更(サイズ・色)、太字・斜体・下線の適用
段落設定 インデントの設定、行間の調整
表の作成 行・列の追加、セルの結合・分割
画像の挿入 画像のサイズ変更、配置調整

合格基準

  • 60%以上の正答率 で合格
  • 基本的なWordの操作を理解していれば独学でも合格可能

2級(実務レベル)

試験範囲

2級は ビジネス文書の作成・編集ができるかを問う 試験です。

カテゴリ 試験内容
スタイルの適用 見出し・本文のスタイル設定
段組み 新聞のような複数列のレイアウト作成
表の高度な操作 計算式を含む表の作成
差し込み印刷 Excelデータを利用した宛名ラベルの作成
SmartArt・ワードアート 図形を使ったレイアウト

合格基準

  • 70%以上の正答率 で合格
  • 実務経験があると有利だが、独学でも十分合格可能

1級(業務レベル)

試験範囲

1級は 業務の効率化を考慮したWordの高度な機能を使いこなせるかを問う 試験です。

カテゴリ 試験内容
ビジネス文書の最適化 文書の読みやすさ・見やすさを考慮したデザイン
マクロの活用 繰り返し作業を自動化
高度な差し込み印刷 データのフィルタリング・条件分岐
レビュー機能 コメント・変更履歴の管理
長文作成 目次・索引の作成

合格基準

  • 80%以上の正答率 で合格
  • 業務でWordを頻繁に使っている人向けの試験

試験対策

受験級別の試験対策

3級(Wordの基本レベル)

試験範囲と対策

3級は、基本的なWord操作 をスムーズにできるかを評価する試験です。

試験範囲 対策方法
文字入力・編集 タッチタイピングを練習し、素早く正確に入力できるようにする
書式設定 フォント変更、太字・斜体・下線を素早く適用できるようにする
段落設定 行間調整・インデント設定を適切に行う
表の作成・編集 セルの結合・分割・罫線設定をスムーズに行う
画像の挿入・編集 画像のサイズ変更や配置調整の操作を練習する
具体的な対策

ショートカットキーを覚える

  • Ctrl + C(コピー)、Ctrl + V(貼り付け)、Ctrl + B(太字)などを活用

タイピング練習

  • e-typingでタイピング速度を向上

過去問題を解く

  • 公式の模擬問題 をダウンロードし、時間を計って練習する
合格のポイント
  • ミスなく正確に操作することを重視
  • タイピング速度を上げることで、試験時間内に余裕を持たせる
  • 書式設定・表の作成をスムーズにできるように練習

2級(ビジネス文書作成レベル)

試験範囲と対策

2級では、実務レベルで求められるビジネス文書の作成スキル が試されます。

試験範囲 対策方法
スタイルの活用 見出し・本文の統一感を意識したデザインを練習
段組みの設定 2~3段の新聞風レイアウトを作成できるようにする
表の高度な操作 計算式(SUM関数など)を含む表の作成を練習
差し込み印刷 Excelデータを取り込んで、宛名ラベルを作成する練習
SmartArt・ワードアートの活用 図形やグラフィックを適切に配置する練習
具体的な対策

実際にビジネス文書を作成してみる

  • 報告書、企画書、請求書などのフォーマットを使って練習
  • 「見出し」「箇条書き」「表」を適切に配置できるようにする

差し込み印刷を実際に試す

  • Excelで名簿データを作成し、Wordの差し込み印刷機能で宛名ラベルを作成

模擬試験を受ける

  • 制限時間(60分)を意識しながら、複数の課題をこなす
合格のポイント
  • デザインの統一感(フォント・スタイル・余白の統一)を意識
  • Excelとの連携を活用した差し込み印刷の操作に慣れる
  • 課題の指示に正確に従うことが重要

1級(高度な業務レベル)

試験範囲と対策

1級では、業務効率化を目的とした高度なWord機能の活用 が求められます。

試験範囲 対策方法
ビジネス文書の最適化 文書の見やすさ・使いやすさを考慮したレイアウトを作成
マクロの活用 繰り返し作業を自動化するマクロを作成
高度な差し込み印刷 データのフィルタリング・条件分岐を活用
レビュー機能の活用 コメント・変更履歴の管理
目次・索引の作成 長文の文書を適切に整理
具体的な対策

マクロの作成

  • VBA(Visual Basic for Applications) を活用し、簡単なマクロを作成
  • 繰り返し作業をマクロで自動化する練習

文書の構造を考えたレイアウト作成

  • 長文文書に適した目次・見出しのスタイルを設定

業務でよく使うフォーマットの作成

  • 契約書、マニュアル、プレゼン資料など、実際の業務を想定した文書作成
合格のポイント
  • 単なる文書作成ではなく、業務効率を意識することが重要
  • マクロやVBAの基礎知識があると有利
  • 1級は独学よりも実務経験があると合格しやすい

取得後に出来ること

就職・転職で有利になる

(1)Wordのスキルを証明できる

  • 事務職・営業職・経理職・公務員 など、Wordを頻繁に使う仕事で評価される
  • 履歴書や職務経歴書に記載することで、パソコンスキルをアピールできる
職種 求められるWordスキル 推奨級
一般事務・営業事務 文書作成・表の編集 2級以上
営業・企画職 提案書・プレゼン資料の作成 2級以上
経理・総務 報告書・契約書の作成 2級以上
公務員 公文書・行政文書の作成 2級以上
秘書・アシスタント ビジネス文書・案内状の作成 2級以上

(2)未経験でもPCスキルをアピールできる

Word文書処理技能認定試験を取得していると、「Wordを業務レベルで使える」ことを証明できるため、
事務職やオフィスワーク未経験でも採用されやすくなる というメリットがあります。

仕事の業務効率が向上する

(1)文書作成のスピードが上がる

試験勉強を通じて、ショートカットキーや効率的な操作方法 を習得できるため、
報告書・会議資料・プレゼン資料などを短時間で作成できるようになる

スキル 業務での活用例
スタイル・テーマの活用 見出し・本文を統一し、プロフェッショナルな文書を作成
差し込み印刷 宛名ラベル・DM・請求書を効率的に作成
SmartArt・ワードアート わかりやすい企画書・プレゼン資料を作成
表の活用 集計データや計算結果を視覚的に整理
マクロの活用(1級) 反復作業を自動化し、業務効率を向上

(2)社内の文書フォーマットを統一できる

2級以上を取得すると、企業の文書フォーマットを統一し、読みやすく・整理された書類を作成できるようになる

  • 報告書・議事録のテンプレート作成
  • 営業資料・社内通知の標準化

見やすく整理された書類を作成できる人材は、社内でも重宝される ため、評価が上がりやすくなります。

仕事の幅が広がる

(1)社内での評価が上がる

  • 「PCに詳しい人」として、文書作成のサポートを任される
  • 「効率的な文書作成方法」を社内で教えることで、評価が上がる
  • 業務効率化のアイデアを提案できるようになる(1級取得者)

(2)スキルを活かした副業・在宅ワークが可能

Wordのスキルがあると、クラウドソーシングサイトで副業ができる

仕事の種類 仕事内容 推奨級
データ入力 企業のデータ整理、簡単な文書作成 3級以上
ライティング(記事作成) ブログ記事・レポート作成 2級以上
プレゼン資料作成 企業向けの提案資料作成 2級以上
ビジネス文書の作成代行 議事録・契約書・マニュアル作成 2級以上

特に、1級を取得すると、Wordを使った業務のコンサルティングや業務効率化のアドバイスができるため、より高度な仕事を受注できる

他の資格取得に役立つ

Word文書処理技能認定試験で学んだスキルは、他のPC関連資格にも活かせる

資格名 内容 関連スキル
MOS(Microsoft Office Specialist) Microsoft公式のWord資格 Wordの応用スキルが問われる
日商PC検定(文書作成) ビジネス向けの文書作成スキル ビジネス文書の書き方が学べる
P検(ICTプロフィシエンシー検定試験) IT全般のスキルを測定 Officeソフトのスキルが活かせる

特に、MOS(Microsoft Office Specialist)と組み合わせると、PCスキルに強いことをアピールできる ため、事務職・営業職・IT職種の就職に役立ちます。

おすすめの講習、教材

教材

 講座

コンピューター系資格一覧

応用情報技術者試験
基本情報技術者
エンベデッドシステムスペシャリスト試験
ITストラテジスト試験
システムアーキテクト試験
システム監査技術者
ITサービスマネージャ試験
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プロジェクトマネージャ
情報処理安全確保支援士試験(RISS)
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Accessビジネスデータベース技能認定試験
Excel表計算処理技能認定試験
Word文書処理技能認定試験
PowerPointプレゼンテーション技能認定試験
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パソコン検定(P検)
C言語プログラミング能力認定試験
情報処理技術者能力認定試験
VisualBasicプログラミング能力認定試験
マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
VBAエキスパート
IC3
ワードプロセッサ技能認定試験
パソコン技能検定Ⅱ種試験
EC(電子商取引)実践能力検定
OracleApplication認定コンサルタント
CAD利用技術者試験
ORACLE MASTER(オラクルマスター)
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コンピュータサービス技能評価試験
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UBA能力検定
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マイクロソフト認定資格プログラム
Linux技術者認定試験
情報セキュリティ検定試験
UMLモデリング技能認定試験
Oracle Certified Java Programmer(OCJP)
CGエンジニア検定
画像処理エンジニア検定
シスコ技術者認定
インターネット検定 .com Master
Cisco技術者認定資格(CCIE)
Turbo-CE/Pro/CI
CIW
RHCE(Red Hat認定エンジニア)
Oracle Solaris 11 System Administrator
PostgreSQL CE
情報ネットワーク施工プロフェッショナル(INIP)
Zend PHP 5 Certification
商PC検定試験

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